「LPtoolsは値段に見合う価値がある?」
「カラフルの方が安くていいのでは?」
「機能やデザインはどれだけ違うの?」
こうした疑問をお持ちではないでしょうか。
LPtoolsとカラフルは、どちらもランディングページ(LP)をWordPressで作るためのツールです。違いがよくわからないと、どちらを選ぶべきなのか、迷ってしまいますよね。
私自身は、カラフルを2020年3月から、LPtoolsを2021年12月から愛用して、これまでにたくさんのLPを作ってきました。LPの制作依頼を受注して、クライアントに納品する仕事もしています。
結論から言うと、お金に余裕があればLPtools、なければカラフルの通常版を選ぶべきです。この記事では、どちらを購入すべきか迷っている方に向けて、以下の内容を解説します。
- ひと目で違いがわかる比較表
- リニューアルしたカラフルの特徴
- LPtoolsとカラフルを11のポイントで比較
読み進めれば、LPtoolsとカラフルをじっくり比較したうえで「自分はLPtoolsのカラフルのどちらを購入すべきか?」を判断できるようになるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
LPtoolsとカラフルの比較表
LPtoolsとカラフルの違いがひと目でわかる比較表を作成したので、チェックしてみてください。それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
LPtools | カラフル(上位版) | カラフル(通常版) | |
テンプレート | 利用できる | 利用できる | 利用できない |
扱いやすさ | プラグインなので 扱いやすい | テーマなので 扱いにくい | テーマなので 扱いにくい |
表示速度 | 高速化設定あり | 特別な設定なし | 特別な設定なし |
余白の微調整 | 簡単にできる | できない | できない |
デザイン | スタイリッシュ | レトロな感じ | レトロな感じ |
特別ライセンス | あり | なし | なし |
マニュアル | 充実 | 大充実 | 大充実 |
ヘッド画像 テンプレート | なし | あり | あり |
価格 | 32,780円 | 12,800円 | 9,800円 |
詳細ページ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
なお「LPtoolsってそもそもどういうツール?」という方向けに、以下の記事で詳細に解説しています。ぜひあわせてお読みください。
LPtoolsとカラフルの3つの共通点
まずはLPtoolsとカラフルの共通点から紹介する必要があるでしょう。
というのも、カラフルは2022年5月に大幅にリニューアルしたからです。リニューアルによりカラフルは大幅に進化して、LPtoolsに似たツールになりました。
ネット上のカラフルに関する情報のほとんどは、リニューアル前についてのものです。誤った古い情報を信じないように注意してください。それでは以下の3つの共通点について解説していきます。
- ブロックエディタで編集する
- テンプレートを利用できる
- 手軽にキレイなランディングページを作れる
1. ブロックエディタで編集する
LPtoolsとカラフルは、どちらもWordPressのブロックエディタで編集します。
以前のカラフルはクラシックエディタを使っていたのですが、リニューアルしたことで操作方法がガラッと変わりました。
そもそも「ブロックエディタとかクラシックエディタとかよくわからない!」という人もいるでしょう。その場合は、この点は気にしなくても大丈夫です。
2. テンプレートを利用できる
LPtoolsとカラフルは、どちらもテンプレートを利用して、とても簡単にLPを作れます。
テンプレートを利用した場合のLP作成手順は、以下の通りです。
- テンプレートを選ぶ
- 不要なブロックを消去し、足りないブロックを追加する
- 文章や画像を編集する
たったこれだけの手順なので、最短でたったの5分ほどでLPが完成します。なおカラフルでは、リニューアルによってテンプレートの機能が追加されましたが、利用できるのは上位版のみです。
LPtoolsのテンプレートについては、以下の記事で詳しく解説しました。あわせてお読みください。
3. 手軽にキレイなLPを作れる
LPtoolsもカラフルも、手軽にキレイなLPが作れるのは同じです。
- LPを作るのは初めて
- プログラミングができない
- デザインのセンスがない
こういった方でも、パソコンの基本的な操作さえできれば、きちんとしたLPを作れます。
LPtoolsもカラフルもあまりに手軽かつ簡単にLPが作れるので、この点でほとんど差はありません。
カラフルは通常版が上位版よりおすすめ
カラフルには「通常版」と「上位版」の2種類があります。「どちらを選んだらいいの?」と疑問に思う方が多いと思うので、LPtoolsとの比較をする前に解説しておきましょう。
通常版と上位版の違いは、以下の2点のみです。
- 価格(通常版:9,800円、上位版:12,800円)
- 上位版のみ「カラフルテンプレーツ」が使える
「カラフルテンプレーツ」は、前述したテンプレートのことであり、1クリックでLP全体のブロックすべてが配置される機能です。
私の結論をお伝えすると、カラフルは通常版の方がおすすめです。「カラフルテンプレーツ」には、3,000円分の価値はありません。カラフルテンプレーツが不要である理由は以下の3つです。
- 1つのテンプレートに含まれるブロックが多すぎて扱いにくい
- 複数のブロックを一括で追加できるので、テンプレートの必要性を感じない
- LP制作初心者にはテンプレートの選び方がわかりにくい
「LPtoolsより価格が安い」というカラフルの最大の利点を生かすためにも、カラフルを購入するのであれば、通常版を選びましょう。なお後から4,500円を払うことで、通常版を上位版にアップグレードすることも可能です。
LPtoolsの方がカラフルより優れている5つのポイント
LPtoolsの方がカラフルよりも優れている点を5つ紹介します。
- プラグインなので扱いやすい
- 表示高速化の機能が充実している
- 余白の微調整ができる
- デザインが洗練されている
- 特別ライセンスを使える
1. プラグインなので扱いやすい
LPtoolsはWordPressの「プラグイン」なので、「テーマ」であるカラフルよりも扱いやすい点が優れています。
テーマではなくプラグインであることで、LPtoolsには以下のメリットがあります。
- ドメインを別に用意する必要がない
- 管理するログインIDとパスワードが増えない
- Googleアナリティクスなどでアクセス管理をしやすい
- テーマの機能とLPtoolsの機能を併用できる
私はカラフルの後にLPtoolsを使ってみて、その導入の簡単さに感動しました。すでにWordPressでサイトを運営してる人であれば、プラグインとしてツールをメリットは大きいと感じられるでしょう。
2. 表示高速化の機能が充実している
LPtoolsには表示高速化の機能があり、カラフルにはありません。具体的には、LPtoolsでは以下の項目を各ページごとに設定できます。
- 画像やiframeの遅延読み込みを利用するかどうか
- テーマやプラグインの機能を利用するかどうか
ユーザーがアクセスしたとき素早く表示されて、スムーズにスクロールできることは、LPではとても重要です。表示が遅かったり、動作が重かったりすれば、すぐにLPを離脱される危険性が高まるからです。
LPtoolsの表示高速化の機能はすばらしくて、画像や動画をたくさん盛り込んだLPでもサクサク動作します。
一方でカラフルのLPは、画像や動画を使って作り込むほど、ページが重くなってしまいます。実際にカラフルのLPを見てみると、表示の遅さや動作の重さを感じる人は多いでしょう。
3. 余白の微調整ができる
LPtoolsは余白の微調整ができる点が、私はとても気に入っています。
LPtoolsでは、ほぼすべてのブロックで、下図のように細かく余白の大きさを指定できるのです。
LPを制作していると「画像と説明文、申し込みボタンを1画面に収めたい」などと思うよくあります。そんなときは、デザインを損なわず余白をなくすことが大切なのです。
しかし、カラフルでLPを作っていると「このムダなこの余白が消せない!」とイライラすることが少なくありません。LPtoolsなら自由自在に余白をコントロールできるので、本当に心地よいです。
4. デザインが洗練されている
LPtoolsの方が、カラフルよりもデザインが洗練されていると感じます。これは好みによるとは思うので、ぜひ見比べてみてほしいです。
LPtoolsとカラフルのLPは、それぞれのツールで作られています。LPtoolsは「スタイリッシュ」、カラフルは「レトロ」というイメージを感じないでしょうか。
私は以前にデザイナーの方に、カラフルで作ったLPの添削をしてもらった経験があります。そのときに「昔はこういう色使いが流行していた」と言われたのです。
私はそれを聞いて、私がカラフルのLPに感じていた「レトロな雰囲気」は、色にも表れているんだなと納得しました。
LPtoolsの洗練されたデザインの方が、LPを訪れた人に好印象を与えやすいだろうと、私は思っています。
5. 特別ライセンスを使える
LPtoolsには「特別ライセンス」が用意されています。そして、特別ライセンスを保有していると、LP制作を受注して、LPtoolsで作って納品することが認められるのです。
LP制作の報酬は、1件あたり10万円を超えることも珍しくありません。月に数件を受注すれば、それだけで生活費を稼げます。LPtoolsのLP内でも紹介されている「LPtools起業法」というビジネスです。
特別ライセンスには年間43,780円が必要なのですが、LP制作を受注できることで、稼ぐチャンスが広がるでしょう。私自身も特別ライセンスの保有者であり、実際にLP制作の受注に成功しています。
一方、カラフルには「特別ライセンス」のような仕組みは用意されていません。LP制作の仕事を受注したいのであれば、LPtoolsを購入しましょう。
カラフルがLPtoolsより優れている3つのポイント
カラフルの方がLPtoolsよりも優れている点を3つ紹介します。
- 価格が安い
- マニュアルが充実している
- ヘッド画像テンプレートを利用できる
1. 価格が安い
カラフルを選ぶ 最大の利点は、価格が安いことです。
LPtoolsが32,780円なのに対して、カラフルは上位版でも12,800円、通常版なら9,800円で済みます。
特にビジネスを 始めたばかりの段階だと、何かと出費が多いので、LP制作にあまりお金をかけられない方も多いでしょう。
少しでも費用を抑えたい方には、低価格でしっかりしたLPが作れるカラフルがおすすめです。
2. マニュアルが充実している
マニュアルに関しては、LPtoolsよりもカラフルが優れています。カラフルを購入すると、以下のものが受け取れます。
- 約100分の動画マニュアル
- およそ2ヶ月間におよぶメルマガ通信
これらでマスターできるのは、カラフルの操作だけではありません。LPの各パーツの意味やビジネスで大切なマインドなど、LPに関わる大切なことをたくさん学べるのです。
率直に言って、動画マニュアルとメルマガ通信だけでも、カラフルの価格以上の価値があると私は思います。気になる方は、ぜひ購入して確かめてみてください。
なお、LPtoolsにも動画マニュアルは用意されており、質と量に問題はありません。ただ、カラフルのマニュアルがあまりにも充実しているため、比較すると負けてしまうだけです。
3. ヘッド画像テンプレートを利用できる
カラフルを購入すると「ヘッド画像テンプレート」を利用できます。
ヘッド画像テンプレートは、無料で利用可能なデザインツール「Canva」で編集できる形で受け取れます。テンプレートをCanvaで自由自在に編集することで、思い通りのヘッドを作れるのです。これはLPtoolsにはない、カラフルならではのメリットです。
カラフルでもLPtoolsでも、他のツールを使わず簡単にヘッド(ファーストビュー)を作ることは可能です。しかし、LPの中級者以上になると、手軽に作ったヘッドでは物足りなくなる方が多いでしょう。私もそうです。
ヘッド画像テンプレートは、カラフルのリニューアルで追加された機能です。「もっとヘッドを作り込みたい!」というユーザーのニーズに対応した、すばらしい試みだと思います。
まとめ:LPtoolsとカラフル、それぞれがおすすめな人
LPtoolsとカラフルを11のポイントで比較した結果をまとめると、以下の通りです。
【共通点】
- ブロックエディタで編集する
- テンプレートを利用できる
- 手軽にキレイなランディングページを作れる
【LPtoolsの方が優れている点】
- プラグインなので扱いやすい
- 表示高速化の機能が充実している
- 余白の微調整ができる
- デザインが洗練されている
- 特別ライセンスを使える
【カラフルの方が優れている点】
- 価格が安い
- マニュアルが充実している
- ヘッド画像テンプレートを利用できる
結論としては、優れている点がカラフルより多いLPtoolsの購入をおすすめします。
ただし、できるだけ費用を抑えたい方は、カラフルの通常版を購入するのがよいでしょう。