「LPtoolsのテンプレートってどんな機能?」
「自分はどのテンプレートを使えばいい?」
「LPを作るのは初めてだけど、本当に簡単に使えるの?」
こうした疑問をお持ちではないでしょうか?ランディングページ(LP)を手軽に作るために、テンプレートは頼りになる機能です。LPtoolsの購入を迷っている方であれば、どれだけ使いやすそうかが判断基準のひとつになるでしょう。
しかし実は、インターネット上にあるLPtoolsのテンプレートに関する情報は、その多くが誤っています。2022年9月に機能が大幅にアップデートされたのに、情報が古いままになっているからです。
そこで本記事では、2021年から現在にいたるまでLPtoolsを使い倒している私が、LP制作に慣れていない方向けに最新情報をお伝えします。主な内容は以下の通りです。
- LPtoolsのテンプレートを活用する3ステップ
- テンプレートの3つの種類とは
- 初心者におすすめのテンプレート3選
LPtoolsのテンプレート機能を理解して、自分が作りたいLPに役立てられそうかを判断できるようになるでしょう。さらに、テンプレートを使って手軽に効果的なLPを作る方法もわかります。
LPtoolsのテンプレートは、集客と販売を成功させ、ビジネスの売上と利益を伸ばすための大きな力になるはずです。ぜひ最後までお読みください。
LPtoolsのテンプレートとは?アップデートで何が変わったか
まずはLPtoolsのテンプレートがどんな機能なのか、概要を解説します。ポイントは以下の3つです。
- LPに慣れていない人でも効果的なLPが作れる
- 2022年9月のアップデートで総入れ替えされた
- 「スクロールアニメーション設定」追加の影響が大きい
なお「そもそもLPtoolsがどんなツールなのかよく知らない」という方は、以下の記事をぜひあわせてお読みください。LPtoolsについてさまざまな視点から、詳しく解説しています。
1. LPに慣れていない人でも効果的なLPが作れる
初心者がまっさらな状態からいきなりLPを作ろう意気込んでも「で、何をすればいいの?」となってしまいます。そこで活躍するのがテンプレートです。
LPtoolsにおいては、LPは「ブロック」の組み合わせによって作られています。訪れた人に期待する行動をしてもらうLPを作るためには、以下の要素が重要です。
- どのブロックを使うか
- どの順番で配置するか
- 見た目をどう整えるか
テンプレートにはたくさんのブロックがセットになり、見た目も整えられているので、自分でブロックの組み合わせをイチから考える必要はありません。自分の目的に合ったテンプレートを選び、文章や画像を差し替えるだけで、LPが完成するのです。ブロックを付け足したり削除したりして、カスタマイズも自由もできます。
2. 2022年9月のアップデートで総入れ替えされた
テンプレートの機能自体は、LPtoolsが発売された2021年から存在しました。ところが、2022年9月に「1.6.0アップデート」が行われ、使い方が大きく変わったのです。
アップデート時に新たなテンプレートが用意されたうえで、その後も追加が行われ、2022年12月には10パターンにまで増えています。以前は3パターンのテンプレートが用意されていましたが、現在ではそれらが使用されることは想定されていません。
インターネット上にある多くのページは、アップデート前の古い情報のままになっています。そちらを信じてしまうと、いざテンプレートを使おうとしたときに「思っていたのと違う!」「使い方がわからない!」となってしまうでしょう。このページはこまめに更新しつつ、最新情報をしっかりお伝えします。
3. 「スクロールアニメーション設定」追加の影響が大きい
アップデート以前からある3パターンのテンプレートは、現在もいちおう使用可能ですが、使い勝手が悪くなっているため、おすすめできません。なぜ使いにくくなったかというと、2022年9月のアップデートで「スクロールアニメーション設定」が追加されたからです。
「スクロールアニメーション設定」により、LP上でブロックが表示されるときの視覚効果を使えるようになりました。その一方、アップデート以前に保存されたブロックは設定に対応していないせいで、エラーが表示されるようになってしまったのです。下図の「このブロックには、想定されていないか無効なコンテンツが含まれています。」が、そのエラーです。
「ブロックのリカバリーを試行」というボタンを一つひとつ押していけば、以前のテンプレートも問題なく使用はできるのですが、余計な手間がかかります。
そのためテンプレートを使うのであれば、アップデート後に新たに追加されたほうを利用しましょう。新たなテンプレートであれば、エラーを起こさずにスムーズに使えます。具体的な手順を次章で解説しましょう。
LPtoolsでテンプレートを活用する3ステップの手順
LPtoolsでテンプレートを活用する手順を、3ステップで解説します。この通りに進めれば、初心者でも驚くほど簡単にLPを作れますよ。
- テンプレートを選ぶ
- 文章を書き換えデザインを整える
- ページの設定をして公開する
1. テンプレートを選ぶ
まずは作りたいLPに合ったテンプレートを選びましょう。LPtoolsの操作画面を開いて、記事内にカーソルを合わせ、画面上部にあるアイコンをクリックします(下図の赤枠内)。なおこのアイコンはLPtoolsを販売している「株式会社Catch the Web」のロゴマークです。
アイコンをクリックすると、下図のように「テンプレート一覧」の画面が開きます。この中から目的にあわせてテンプレートを選び「このテンプレートを使用」のボタンをクリックしましょう。それだけで大量のブロックが、効果的な順序で記事内に挿入されます。
各テンプレートについては次章で解説します。どれを使うか迷う場合は、記事内のおすすめのテンプレートをチェックしてみてください。
2. 文章を書き換えデザインを整える
テンプレートを選択しただけで、LPの大枠はできあがっていきます。あとは以下のような操作を行って、LPを完成させていきます。
- 文章を書き換える
- 画像を置き換える
- 色や装飾などのデザインを変更する
編集画面の例が下図です。
画面の右側に編集項目が表示され、項目を選択するとリアルタイムで左側の表示が変化していくので、見た目を確認しながら作業を進められます。WordPressのブロックエディタに慣れている人であれば、驚くほど簡単にLPを作れるでしょう。
3. ページの設定をして公開する
最後にページの設定をしましょう。WordPressの一般的な設定だけでなく、LPtoolsならではの設定もあります。具体的な項目の例は、以下の通りです。
- パーマリンク(URL)
- アイキャッチ画像
- タイマー設定(LPtoolsならでは)
これらを設定したらWordPressの「公開」ボタンを押して、LP制作は完了となります。画像や文章が用意できていれば、30分ほどでLPを公開することも可能です。
なお、テンプレートを使わずにシンプルなLPを作るのもおすすめです。以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
LPtoolsのテンプレートは3種類ある
適切なテンプレートを選べるようにするために、テンプレートの種類を理解しておきましょう。LPtoolsのテンプレートは以下の5種類に分類できます。
- 店舗・地域ビジネス向けテンプレート(2パターン)
- 女性向けテンプレート(5パターン)
- セールスファネルテンプレート(6パターン)
- ベーシックテンプレート(4パターン)
- マイテンプレート
2023年9月現在、合わせて17パターンが最初から利用可能です。各種類について順に解説していきます。
1. 店舗・地域ビジネス向けテンプレート
「店舗・地域ビジネス向けテンプレート」は、2023年になってから追加されたテンプレートです。
その特徴は「ヘッダーブロック」が使用されており、画面上部にメニューをつねに表示できること。これにより、LPというよりまるでホームページのようなページが作れます。
店舗を構える事業者向けのテンプレートが、以下の2種類用意されています。
- 士業
- 会計事務所への相談を促す
- 治療院・整骨院(女性向け)
- 登録直後に個別コンサルティングへの申込みを促す
これらのテンプレートでLPを作っておけば、多くの場合、別にホームページを作る必要はないでしょう。ホームページが不要となれば、これから事業を始める人にとって、大きなコストダウンになります。
2. 女性向けテンプレート
「女性向けテンプレート」には、女性が好みそうなデザインのLPが集められています。種類は以下の5つです。
- 【女性向け】オプトインLP
- 全3話のメール講座への登録を促す
- 【女性向け】オプトインLP(2)
- 全3話のメール講座への登録を促す
- 【女性向け】説明会LP用
- 説明会への参加を促す
- 【女性向け】セールスレター(POP)
- 安価な商品の購入を促す
- 【女性向け】セールスレター(高額)
- 高価な商品の購入を促す
女性向けである点は共通ですが、それぞれLPの目的や役割が異なるので、ビジネスの状況に応じて使い分けましょう。
これらのテンプレートも、2023年になってから追加されました。LPtoolsは全体的に男性向けのかっちりしたデザインが多いため、女性向けのビジネスを行っている方にとっては、うれしいアップデートです。
3. セールスファネルテンプレート
セールスを行う際には、見込み客にいくつかの段階を踏んでもらいつつ、最終的にオファーしたいLPへと誘導すると効果的です。そうした流れのことを「セールスファネル」と呼び、構築するためには複数のLPが使用されます。
「セールスファネルテンプレート」を利用することで、最後のオファーまでに必要なLPを、順番にスムーズに作れます。6パターンのテンプレートを簡単に解説すると、以下の通りです。
- オプトインLP
- 3日間のメール講座への登録を促す
- オプトサンキューページ(説明会LP)
- 登録直後に個別コンサルティングへの申込みを促す
- ファネルページ
- 個別コンサルティングへの申込みを促す
- セールスレター
- スクールへの申込みを促す
- オプトインLP(ショート)
- ブロック数が少なめのオプトインLP
- 説明会LP(ショート)
- ブロック数が少なめの説明会LP
上から4つのLPを順番に見るだけでも、セールスの流れの勉強になるでしょう。セールスファネルテンプレートからは、「インターネットを活用した集客・販売に慣れていない人は、この通りにやればOK!」な手段を提供しようという、LPtools開発者の心意気が感じられます。
ただし、初心者の方がいきなりセールスファネルの流れを構築しようとするのは、テンプレートを使ったとしても大変だと私は思います。最初のうちは複数のLPを組み合わせることは考えず、1枚のLPを作ることをがんばるのがおすすめです。
4. ベーシックテンプレート
「ベーシックテンプレート」には、用途に合わせて4パターンが用意されています。それぞれについて簡単に説明すると、以下の通りです。
- オプトインLP
- メールマガジンへの登録を促す
- 説明会LP
- 説明会への参加を促す
- セールス用LP
- 商品の購入を促す
- シンプルなレター
- 商品の購入を促す。ブロック数が少なめ
いずれも効果を得やすいようにブロックが組み合わされているので、初心者でも安心です。
5. マイテンプレート
「マイテンプレート」には、最初からテンプレートが用意されているわけではありません。自分でオリジナルのテンプレートを作っておき、それを呼び出して使うという機能です。
マイテンプレートは、LPtoolsを使いこなす上級者向けの機能だと私は考えています。初心者のうちは、あまり気にしなくてよいでしょう。正直、マイテンプレートの機能を使わなくても、ブロックをコピー&ペーストするだけで十分です。
マイテンプレートについて詳しく知りたい方は、こちらの公式動画をご覧ください。
初心者でも使いやすい!おすすめのテンプレート3選
ここまで読み進めて「けっきょく自分はどれを使えばいいの?」と感じている方もいるかと思います。そこで初心者の方におすすめのテンプレートを3つ厳選して紹介します。以下のいずれかを選べば失敗しにくいです。
- シンプルなレター
- オプトインLPテンプレート(ショート)
- 説明会LPテンプレート(ショート)
3つのうちどれを選ぶべきかは、LPの目的によって変わります。順に解説するので、自分の目的に合うものはどれか、考えてみてください。
1. シンプルなレター
「シンプルなレター」は、使用されているブロック数が最も少ないテンプレートです。幅広い目的に利用できるので、たいていの人はこれを使うのがよいでしょう。
LP制作に慣れていないなら、ブロック数が少ないテンプレートを選ぶことが大切です。ブロックが多いテンプレートを選ぶと、やることが多くなりすぎて、途中で挫折する危険性が高まるからです。
ブロック数が多い派手なテンプレートを使いたくなるかもしれませんが、まずは「シンプルなレター」でひとつLPを作り、実際に公開して使ってみることをおすすめします。使ってみると、いろいろな改善点が見えてくるはずです。他のテンプレートを使うのは、その後にしましょう。
2. オプトインLPテンプレート(ショート)
「オプトインLPテンプレート(ショート)」は、LPの目的が「メールマガジンへの登録を促すこと」だとはっきりしている方におすすめです。メールアドレスを入力するフォームや、登録を促す文言が用意されているので、迷うことなくLPを完成させられるでしょう。
ブロック数が少ない「ショート」を選ぶのがポイントです。このテンプレートでLPを作れたら、次はブロック数が多い「オプトインLPテンプレート」を使うことに挑戦するとよいでしょう。
3. 説明会LPテンプレート(ショート)
「説明会LPテンプレート(ショート)」は、説明会などのイベントへの参加を促したい場合におすすめです。
このテンプレートを使えば、「開催日・時間・空き状況」をまとめた表を簡単に載せられます。複数の日程が用意されているイベントに集客する際に、便利に使えるテンプレートです。
このテンプレートも比較的ブロック数が少ないので、初心者の方でもLPを完成させやすいでしょう。
まとめ:LPtoolsのテンプレートを活用しよう
LPtoolsのテンプレートを使えば、初心者でも簡単にLPを作れます。10種類のテンプレートの中でも、LP制作に慣れていない方におすすめなものを3つ紹介しました。テンプレートはとても便利な機能なので、どんどん使ってみましょう。
LPを必要とする方であれば、集客や販売を拡大したいビジネスをお持ちのはずです。LPはサクッと作って、浮いた時間を本業のビジネスのために使いましょう。LPtoolsのテンプレートを使えば、それが可能です。
LPtoolsを紹介するLPも、LPtoolsを使って制作されています。まだ購入していない方は、どんなLPが作れるのかを確認する意味でも、チェックしてみてください。