梅澤浩太郎のブログ。目標・理念は「スキルを進化させつづける人になる」。

「りゅうおうのおしごと!」12巻感想2~夜叉神天衣の恋の逆襲~

 
「りゅうおうのおしごと!」12巻感想、夜叉神天衣
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「私の人生を変えた論理的思考」を今だけ無料でプレゼント中。「将棋マッチ」にて、将棋を教える仕事もしています。

「りゅうおうのおしごと!」12巻感想、夜叉神天衣

こんにちは、梅澤です。

「りゅうおうのおしごと!」は
最新12巻もすごくおもしろかったです。

今回注目するのは、
八一をめぐる恋のゆくえ。

11巻でほぼ決着がついたかに思えましたが、
この12巻では
意外な人物が強烈な逆襲をしました。

・・・それは夜叉神天衣(やしゃじんあい)。

 

ということで、
ネタバレありの感想を書いていきます。

冒頭のイラストは
自分で描いた天ちゃんです。

 

奨励会の戦いについての感想は
こちらの記事に書きました↓

「りゅうおうのおしごと!」の恋愛

「りゅうおうのおしごと!」12巻はこちら↓

 

これまで主人公の八一は、
たくさんの女の子に囲まれながらも、
特定の誰かを選ぶことはありませんでした。

それは八一が「にぶい」ために
女の子から好意に気づかないから、
というのが大きな理由。

しかし、11巻では
銀子からの好意に八一ははっきり気づき、
ふたりは星空の下でキスをして結ばれたのです。

 

と、これが前巻までの恋愛の話。

「りゅうおうのおしごと!」において
八一をめぐる恋愛の話は
ストーリーの大きな柱でしたが。

それはもう、
銀子の勝利によって決着がついたかに
思えたのです。

 

11巻については
こちらの記事に詳しく書いています↓

夜叉神天衣の奇襲

ところが。

そこに天ちゃんが無理やり入ってきたのです。

私は天ちゃんが
いちばん好きなキャラクターなので、
この展開はうれしかったですね。

 

完璧な計画をもとに
ネクタイをプレゼントして、
八一とデートをしたうえ、
ふいうちでキスをして(しかも2回)、
「好きよ。八一」
と思いを伝えると。

まさかここまで大胆なことをするとは…。

八一への好意を自覚したのも
つい最近のこと
だというのに、
天ちゃんは行動に移すのが早いです。

 

キスの前後の描写もよかったですね。

お嬢様である天ちゃんが
八一を手玉に取るテクニックが
ぞんぶんに発揮されていました。

食事中の会話で
八一から望む言葉を引き出すところは
特におみごと。

引用します。

「遠慮なんかいらないさ。
勝負の世界に遠慮なんて言葉はむしろ不純だ。
ひたすら勝利だけを追い求めればいい」

「不意打ちや奇襲を使ってでも?」

「それが天衣の持ち味だろ?
俺は好きだけどね。
そういう勝負師的なところは」

「ふっ……」

黒髪のシンデレラは吹っ切れたように微笑むと、
デザートのスプーンを俺の唇に当てた。

「その言葉、後悔するんじゃないわよ?」

 

そして、
カッコよくキメて車に乗り込んだあとのかわいさが
ギャップがあってたまらないです。

「バックシートに寝転がって両手で唇をおさえて
足をバタバタさせる姿」。

12巻のお話はあいかわらず銀子がメインですが、
天ちゃんにもこんなにすばらしい一連のシーンを
用意してもらえて、
天ちゃんファンとしては大満足です。

雛鶴あいは行動できず

積極的な天ちゃんとは対象的に、
12巻でもイマイチ元気がなかったのが
あいちゃんです。

 

八一をとりまく女の子の中でも、
銀子と並んで特別な存在だった雛鶴あい。

あいちゃんは1巻から
「りゅうおうのおしごと!」の
メインヒロインとして、
八一をめぐって
銀子と激しいバトルを繰り広げてきました。

銀子とあんなことがあり、
八一が銀子と特別な仲になったことを
あいちゃんに伝える場面は、
12巻の大きな見どころになるはずでした。

そのときあいちゃんは、
いったいどんな反応をするのかと。

 

しかし、
八一があいちゃんに
そのことを伝えることは
ありませんでした。

八一がそのことを話そうとすると、
あいちゃんがそれをたくみに避けたのです。

あいちゃんの八一のあしらい方は
うまかったのですが、
話を聞かないだけでは
状況はひっくり返りません。

 

あいちゃん、天ちゃん、シャルちゃんによる
「九頭竜一文会議」で
天ちゃんからはげまされても、
あいちゃんは行動を起こせないまま

「自分一人で勝手に想いを抱えていたって、
伝えなければ何の意味もないのよ?」

「最初の一歩を踏み出さなきゃ」

とその場で言っいた天ちゃんが
すぐに行動したのとは対照的です。

夜叉神天衣がすぐに動けた理由

「九頭竜一門会議」では、
天ちゃんがどうしてここまで
八一に対して行動できるのか、
その理由が語られました。

天ちゃんには
「絶望した経験」が2回もあるから、
怖がらずに進んでいけたのでした。

 

1回目は、
八一があいちゃんを弟子に取ったとき。

親から八一の一番弟子になるんだと
言い聞かされて育てられたのに、
それが裏切られたと感じて絶望しました。

2回目は、
銀子にタイトル戦で完敗したとき。

これ以上はムリというほど
努力したのに負けて、
心を折られました。

こうした経験があったからこそ、
将棋だけでなく八一をめぐっても
銀子と戦う覚悟ができたのです。

 

一方のあいちゃんには、
天ちゃんのような
「絶望した経験」がありません。

しかも、
現在でも内弟子として八一と暮らしていて
それなりに満たされているので、
そうした日々が変わってしまうのがこわい
のでしょう。

この点が、
これまで八一と親しくしてこなかった天ちゃんと、
あいちゃんの大きな違い。

あいちゃんには、
すでに持っていて
失いたくないものがあるのです。

 

でも、時間がたつにつれて、
八一に「好き」と伝えることは
どんどん難しくなってきています。

銀子が奨励会を抜けて
「封じ手」が開けられてしまった、
いまとなってはなおさらです。

どのタイミングであいちゃんがふっきれて
行動を起こすのか、
そのきっかけは何になるのか、
これからの見どころになりそうです。

空銀子と雛鶴あいの会話

雨が降りしきる小学校で
銀子とあいちゃんが会話をしたのも
いいシーンでした。

この二人は顔を合わせれば
ケンカしてばかりで、
まともな会話をしたことは
数えるほどしかないですから。

今回もあいちゃんは熱くなっていましたが、
銀子が冷静だったので
ケンカにはなりませんでした。

 

銀子は八一と特別な関係になったことで
得意になっているわけでもなく、
ただ八一のことをあいちゃんに頼みたくて、
話しかけたという様子。

あいちゃんのことを
心の底では認めていて頼りにもしている
ということが伝わってくる会話でした。

やはり銀子はあいちゃんよりオトナ
(年齢を考えれば当然ですが)
だというのが現れていて、
銀子ちゃんの好感度がアップ。

そして、
銀子の奨励会の最終局では
あいちゃんの詰将棋が力になって
勝つことができたというのも、
いいストーリーでした。

 

ここ数巻では
あいちゃんの将棋が
きちんと描写されることがなくて、
恋愛だけでなく将棋でも
あいちゃんの出番が少なくなっていました。

12巻では八一と銀子の将棋を通して、
ひさしぶりに間接的にでも
あいちゃんの見せ場があったのは
うれしかったです。

なにしろメインヒロインですからね。

 

奨励会編も終わったことですし、
次巻からは女流棋士となっている
あいちゃんや天ちゃんの将棋にも
スポットが当たるのではと思います。

将棋と恋愛、
その両面で新しい展開が楽しみです。

まとめ

「りゅうおうのおしごと!」12巻では
八一をめぐる恋のバトルにも
新しい動きがありました。

夜叉神天衣が告白をしてキスをするという
強烈な逆襲をしたのです。

その前後の描写も含めて
天ちゃんファンにはたまらない
すばらしいシーンでした。

一方で、
そんな積極的な天ちゃんとは対照的に、
あいちゃんは動けないまま。

なにかをきっかけに
あいちゃんも行動を起こせるのか、
次巻に注目です。

 

奨励会の戦いについての12巻の感想は
こちらの記事に書きました↓

 

11巻の感想記事は
予想以上にアクセスがあって好評なので、
ぜひ合わせてどうぞ↓

 

 

 

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私は大学で物理学を専攻して
大学院にも進学しつつ、
将棋部に入って
アマ四段まで将棋を鍛えました。

メーカーに就職して技術者として
3年働いたあと、
エンジニアリング会社に転職。

転職先を3年半ほどで辞めて起業し、
現在は思考法や将棋を教えています。


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最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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