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「りゅうおうのおしごと!」12巻感想1~プロ棋士になれたのは誰?~

 
「りゅうおうのおしごと!」12巻感想、雛鶴あい
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梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「100万円払ってネットビジネスを教わってわかったこと」を無料で配布中。スキルを身につける仲間が集まるコミュニティを運営しています。お気軽にご参加ください。

「りゅうおうのおしごと!」12巻感想、雛鶴あい

こんにちは、梅澤です。

「りゅうおうのおしごと!」
の12巻が発売になりましたね。

私は楽しみにしていたので、
さっそく買って読みました。

本巻では長くづづいた
奨励会の戦いがついに決着。

まさかあんな結末になるとは!
ということで、
感想を書いていきます。

ネタバレがあるので
注意してください。

 

冒頭のイラストは自分で描きました。

銀子ちゃんは11巻のときに描いたので、
今回はあいちゃんです。

 

12巻の恋愛の話についてはこちら↓

 

11巻の感想記事も
合わせてどうぞ↓

「りゅうおうのおしごと!」の12巻

「りゅうおうのおしごと!」の
12巻はこちらです↓

 

表紙の銀子ちゃんがかわいいですね!

11巻に引きつづき、
12巻も八一と銀子を中心に
ストーリーが展開しました。

12巻のいちばんの見どころは、
なんといっても
銀子の奨励会の戦いが決着したこと。

最後にある著者の白鳥士郎さんのコメントには
「6巻から続いてきた奨励会編」
という言葉がありました。

そんなに前から白鳥さんは
「奨励会編」として物語を書いてきたんだ、
と私は驚いたのですが、
たしかに6巻からというのは納得。

 

というのも、
「りゅうおうのおしごと!」は、
5巻まではっきりとした区切りがあるから。

5巻というのは八一と名人が
竜王戦を戦った巻で、
そこで第1巻からの伏線をきれいに回収して
ひとつの終わりを迎えます。

すべての始まりのあの日と同じように
八一があいちゃんから水を飲ませてもらうシーンは
感動的でしたね。

アニメも5巻の内容までで完結でした。

 

その後の6巻の内容はどんなものだったか
うろ覚えだったので
改めて見直してみると、
そのとき銀子はまだ奨励会二段。

銀子は辛子将司の奨励会編入試験の
試験官を務めていたり、
椚創多と三段昇段をかけて
対局したりしていました。

このころから
12巻の三段リーグで戦う面々が
描かれていたわけです。

6巻から12巻までの7冊が
「奨励会編」だったと考えると、
改めて奨励会の戦いが
いかに長くて辛いものだったか
というのが思い出されます。

そして、
そうして積み上げてきたものを集めて
クライマックスを迎えたのが
この12巻なのです。

プロ棋士になれたのは・・・

奨励会のストーリーでの
最大のポイントは、

誰がプロになれるのか?

ということ。

 

奨励会の三段リーグは
上位2人が昇段して
プロ棋士になれるというルールです。

さらに、
3位になる(次点をとる)のを2回でも
昇段できるという決まりもあります。

このことをふまえて、
私も誰がプロになりそうかを
予想しながら読んでいました。

・史上初の女性プロの空銀子
・史上初の小学生プロの椚創多
・そして次点2回で鏡洲飛馬

 

物語の盛り上がりを考えれば、
この3人の同時昇段かなと。

なかでも鏡洲さんは年齢制限があるので、
今回の三段リーグで昇段できないと
奨励会を辞めることになります。

これまで鏡洲さんは
数多くのエピソードとともに
魅力的に書かれてきたので、
プロになれないのはありえない

そう私は思っていました。

 

この3人の中で
予想が外れてプロになれないとすれば、
椚創多くんかなという思いもありました。

彼は今期の三段リーグで上がれなかったとしても
どうせすぐにプロになれるので、
昇段できなくても特に問題はないかなと。

「次の三段リーグでダントツトップでプロになった」
などと書くだけで、
カンタンにプロ棋士にできるキャラクターですからね。

 

逆に銀子ちゃんの場合は
命を削りながら三段リーグを戦っていて
読んでいるだけで苦しくなる描写ばかりだったので、
また三段リーグを戦わせるのは厳しそう。

だから、
プロになれるとすれば
今期の三段リーグしかないだろう

と私は思っていました。

 

ところが。

こんな私の予想と違って、
実際に昇段したのは
以下の3人でした。

・空銀子
・椚創多
・坂梨澄人

 

これは大どんでん返し!

びっくりしました。

銀子と創多は予想通りでしたが、
まさか鏡洲さんが昇段できないとは。

そして代わりに、
坂梨さんが上がるとは。

坂梨さんはこれまで
それほど描写が多いわけではなかったので、
鏡洲さんを押しのけて昇段するとは
かなり意外でした。

4連敗からの14連勝なんて、
さすがに予想できません。

これは作者の白鳥さんが狙っていた
ドッキリだったと思うので、
私はそれにまんまと引っかかりましたね。

魅力的な鏡洲飛馬

どうして鏡洲さんが
昇段できなかったのかというと、
作者の白鳥さんとしては
これによって奨励会の厳しさ
表現したかったのかなと思いました。

これまでさんざん
「奨励会は地獄だ」書いてきておいて、
それでもけっきょく最後は
読者がプロになってほしい人がプロになる。

それではあまりにご都合主義で甘すぎる、
と言えますからね。

私は将棋ファンとして
現実の将棋界を長年見てきていますが、
本当に奨励会は残酷なんです。

「あとがきに代えて」では
白鳥さんはこう書いています。

夢を叶えた先にも苦難はありますし、
夢を叶えられなくても幸せはあります。

銀子や鏡洲がどうなっていくのか、
もうしばらく見守っていただければ幸いです。

 

わざわざ名前を出すあたり、
白鳥さんも鏡洲さんが
昇級できなかったことには、
思うところがあるよう。

今後、鏡洲さんがどうストーリーに
関わってくるのか注目です。

 

ちなみに将棋好きの人には
言わずもがなだと思いますが、
鏡洲飛馬のモデルは
都成竜馬六段ですね。

名前からして似ています。

イケメンで、
宮崎県出身で、
なかなかプロになれずに苦労して、
人に優しい鏡洲さん。

12巻を読んでいて、
私はその姿が都成六段と重なって
感情移入してしまいました。

 

色々あった12巻でしたが、
本編のラストシーンは
鏡洲さんが創多の肩に
ネクタイを掛ける場面

創多くんは初登場のころは
冷たいコンピュータのようだったのが、
どんどん人間臭くなってきて
好感度が上がりまくり。

こんなシーンで
奨励会編が終わるとは
まったく予想していませんでしたが、
いい締めだったと思います。

ギャップとオールスター

三段リーグが最終盤ということで、
本巻ではふだん以上に
ぶっそうな言葉が飛び交いました。

「死ぬ」とか「殺す」とか。

そんな壮絶な奨励会の描写が
あるかと思いきや、
急に小学生女子のほんわかした話や
ギャグに切り替わって、
読んでいてギャップがすごかったです。

奨励会の話だけだと
どうしても話が暗くなってしまうので、
シャルちゃんをはじめとする
「JS研」の出番があって
いいバランスになっていました。

 

11巻では八一と銀子に
話が集中していましたが、
12巻ではオールスターという感じで
多くのキャラクターが登場したのは
よかったですね。

特に天ちゃん推しの私はニッコリでしたが、
これについて書くと長くなるので
別記事にします。

あとオールスターの中で
月夜見坂さんがなかなか出てこなくて
気になっていたところ、
とっておきの出番が用意されていて
うれしかったです。

八一を銀子に届ける役目とは、
最後においしいところを
持っていきました。

「感想戦」での不穏な予告

月夜見坂さんといえば「感想戦」。

八一と月夜見坂さん、
それに供御飯(くぐい)さんの3人で
クスッと笑える寸劇が行われるのが
毎巻の末尾の恒例です。

この「感想戦」のコーナーを
楽しみにしている人は、
私も含めて多いのではないでしょうか。

シリアスな話がつづく
この12巻のようなときこそ、
最後に「感想戦」で息抜きをして
本を読み終えたいところです。

 

ところが。

笑うつもりで気楽に読み始めたら
とんでもなかったです。

この12巻に限っては、
「感想戦」も不穏な空気でした。

次巻以降の展開の
予告のような内容。

最後に「西の魔王」という
恐ろしげな呼び名まで登場して、
八一の「圧倒的な才能(ちから)」が
いったいどんな事件を
引き起こすというのでしょうか。

長かった奨励会編が終わって、
13巻からはどんなストーリーが
展開されるのか、
注目です。

まとめ

「りゅうおうのおしごと!」12巻は
奨励会編のクライマックス。

銀子と創多がプロになるという
予想どおりの結果があった一方、
鏡洲さんは奨励会を退会になるという
まさかの展開もありました。

これまでのキャラクターが総出演して、
オールスターで楽しかったです。

「感想戦」での話が
どう次巻につながっていくのか、
つづきが気になります。

 

 

12巻の感想について、
天ちゃんの活躍など恋愛の話は
こちらに書きました↓

 

11巻の感想記事は
予想以上にアクセスがあって好評なので、
ぜひ合わせてどうぞ↓

 

 

 

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