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メルマガとLINEの違い7選!売上に直結する選択を徹底解説

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メルマガとLINEの違い7選

メルマガとLINEのどちらを使うべきなのか判断できるようにすることが、この記事の目的です。私も以前はメルマガとLINEのどちらを使えばいいのか、迷いまくっていました。でも、いまではメルマガ歴は7年以上になり、2年ほど前からはLINEも活用して、自分で作った数十万円の商品を販売しています。

講座に入ったり教材を買ったりして情報を集め、さらに自分で使ってみてわかった、メルマガとLINEの7つの違いは以下の通りです。

  • 資産性
  • やり取りの手軽さ
  • 費用
  • 到達率と開封率
  • 登録の手間
  • 長文の読まれやすさ
  • 読者との関係

これらは私が思う「重要な順番」に並べてあります。7つすべてについて、具体例や私の実体験を交えながら、順番に詳しく解説していきます。

メルマガとLINEのどちらを使うかの選択を間違えると、売上を大幅に取り逃してしまうかもしれません。そうならないようにするために、ぜひ最後までお読みください。

ボリュームたっぷりなので、あとで読み返せるように、このページをブックマークしておくのもおすすめです。動画で視聴したい場合は以下をどうぞ!

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目次

前提: メルマガとLINEの位置づけ

本題に入る前になぜ、メルマガとLINEが重要なのか、その位置づけを紹介します。この記事全体の前提知識を確認しておきましょう。お伝えしたいことは、こちらの4つです。

  1. 用語説明
  2. 集客・教育・販売の「教育」
  3. 直接連絡できる
  4. 集客は別に必要

前提1. 用語説明

まずはこちらの4つの用語について解説していきます。

  1. メルマガ
  2. LINE
  3. リスト
  4. ステップ配信

1-1. メルマガ

メルマガとは「メールマガジン」の略です。大勢の人にメールを送るというと「メルマガの送り方はわかりますよ。メールの宛先のところに、たくさんメールアドレスを貼り付ければいいんですよね」という人がいますが、違います。それはただのメールであって、メルマガとは呼びません。

メルマガを送るときには「メール配信スタンド」という専用のサービスと契約する必要があります。そのうえで、メルマガを送ることに同意してもらったうえで、メールアドレスを集めないといけません。

相手の同意のうえで連絡先を取得することを「オプトイン」あるいは「オプト」と呼びます。つまり、メルマガとは「オプトインした人にメール配信スタンドを使って送るメール」です。これを押さえておいてください。

1-2. LINE

この記事で言うLINEとは、「LINE公式アカウント」のことを指します。LINEというと、「LINEならすでに使っていて、家族や友達とやり取りしていますよ。このLINEでお客さんにもメッセージを送ればいいんですよね」という人がいますが、違います。企業や店舗など事業を行っている人向けに「LINE公式アカウント」というサービスがあるんです。

事業としてLINEを使うときには「LINE公式アカウント」で新しくアカウントを作ります。そうすることで、次に紹介する「ステップ配信」など、さまざまな機能を使えるようになります。

1-3. リスト

メルマガやLINEに登録してくれた人のことを「リスト」と呼びます。ちなみに、リストというのはBtoCの分野でよく使われる用語で、BtoBの分野では「リード」と呼ばれることが多いです。

リストもリードも、メルマガやLINEに登録した人のことを指すので、意味は同じです。この記事では「リスト」で呼び方を統一するので、覚えておいてください。

1-4. ステップ配信

ステップ配信は売上を伸ばすための核となる機能で、これが使えることがメルマガやLINEの最大の強みです。ステップ配信を使うと、あらかじめ用意したメールやメッセージを、登録された日時を起点として、順番に送れます

たとえば、登録直後には「登録ありがとうございます」と伝えつつ自己紹介を送る。次の日の10時に「商品が買いたたくなる文章」を送る。さらに次の日の10時に「商品の購入ページのリンク」を送る、といった感じです。

ステップ配信の仕組み

こうすることで、お客さんが登録したタイミングに関わらず、最初から順番に情報を伝えられます。

前提2. 集客・教育・販売の「教育」

「集客・教育・販売」というのはマーケティングの用語で、どんな商品・サービスを売る場合でも共通する流れのことです。このうち集客とは、商品を買ってくれそうな人である「見込み客」を集めること、販売とは商品を売ることで、わかりやすいと思います。

では、教育とは何かというと、一言でいえば「商品を買いたくなる価値観を持ってもらうこと」です。そして、メルマガとLINEが担当するのが「教育」の部分で、さきほど紹介したステップ配信と、とくに相性がいいです。

例として、エクササイズのオンラインレッスンを販売する場合を考えてみましょう。たとえば広告で集客して、いきなり「私のレッスンを購入してください!」とアピールしても、なかなか買ってくれません。「べつに必要じゃないし」「そもそもあんた誰?」と思われてしまいます。

そこで広告では「エクササイズの動画をプレゼントするから登録してね」とメルマガやLINEに誘導します。そして登録してくれた人に、ステップ配信で教育を行うのです。教育ではどんなことをするのか、代表的な例を4つ紹介します。

  1. 信頼してもらう
  2. 商品が必要だと感じてもらう
  3. 他の手段を否定する
  4. 投資の重要性を伝える

2-1. 信頼してもらう

大切なお金を払ってもらうからには、商品や自分のことを信用してもらわないといけません。そのためには「自分のレッスンを受けた人はこれだけ痩せましたよ」といった実績を見せるのが有効です。

信頼してもらう

あとは、自分のことを信用してもらうために「私も昔は太っていたんです」と、共感してもらえるような自分の過去の話をするのもいいですね。

2-2. 商品が必要だと感じてもらう

たとえば、見込み客は「ダイエットするには食事をガマンすればいいんでしょ」と思っているかもしれません。その価値観のままではエクササイズのオンラインレッスンは買ってもらえないでしょう。

そこで「痩せたかったら食事制限をいくらしてもダメ!その理由は◯◯です。運動をしないといけなくて、しかも運動の中でも私が教えるエクササイズが最高なんです。その理由は、◯◯です。」といったことを教えます。そうやって「私にはエクササイズが必要なんだ」という価値観を持ってもらいます。

2-3. 他の手段を否定する

さきほどの例なら、エクササイズの必要性がかわっても「じゃあYouTube動画を見ながら自分でやるからいいです」とか「近所のジムに通います」となったら、商品は買ってもらえません。

そこで他の手段を否定します。たとえば「YouTube動画でやろうと思ってもどうせサボるし続きませんよね」とか「ジムに行こうと思っても、行くのが面倒になりますよね」と伝えます。これによって「オンラインレッスンを受けるのが最高だな」と思ってもらいます。

2-4. 投資の重要性を伝える

商品を買ってもらうには、お金を払ってもらわないといけません。だから「痩せたらモテるし、健康になれます。これはお金を払う価値があるんですよ。むしろ、お金を払わないと痩せられませんよ」と伝えます。これによって「お金を払うべきだ」という価値観になってもらうわけです。

どうでしょうか、こうやって整理すると4つの教育は「たしかにどれも必要だな」と思うのではないでしょうか。売上を伸ばしている事業者は、ステップ配信を利用して何通にも分けてこうした教育を行い、その後で販売を行っています。だからこそ商品が売れるんです。メルマガとLINEによる「教育」の重要性を押さえておいてください。

ここまで聞いて「でも、教育して相手の価値観を変えるなんて、なんだか悪いことをしている気がします」こんな人がいるかもしれません。でも、それは勘違いです。お客さんが現状を変えてすばらしい未来を手に入れるには、価値観を変えることが必要なんです。

考えてみてほしいのですが、いままでの価値観で生きてきた結果が、お客さんの現状です。価値観が変わらなかったら、普段の行動も変わらず、現状の延長線上にある未来にしかたどり着けません。価値観を変えて、いままでとは違う選択や行動をするからこそ、お客さんはこれまでの延長線上ではない新しい未来に行けるようになります。だから教育というのはいいことをしているんだというマインドを持っておきましょう。

前提3. 直接連絡できる

メルマガやLINEには、SNSにはない独自の強みがあります。それが「直接連絡できる」ことです。これが重要である理由を3つお伝えします。

  1. すぐ見てもらえる
  2. 何度でも接触できる
  3. 深い関係が築ける

3-1. すぐ見てもらえる

SNSで投稿しても、すぐに見てもらえるとは限りません。X、Instagram、YouTube、TikTok、どれでも同じです。自分が投稿しても、受け取る側がそのアプリを開かない限り、見てもらえないわけです。

でも、メルマガやLINEなら、相手のスマホやパソコンの通知を鳴らせるので、SNSよりもすぐに見てもらえる確率が高いです。すぐ見てもらえるからこそ、ステップ配信で順番に情報を届けられます。

3-2. 何度でも接触できる

SNSでバズって多くの人に投稿に見てもらえたとしても、フォローしてもらえない限り、相手との接触は1回で終わってしまいがちです。1回しか見てもらえないなら、さきほど説明した「教育」が十分にできません。

この問題は「広告」での集客ではより深刻です。Google検索などの広告では「フォローする」こともできないので、その場で買ってもらえるか、一発勝負をするしかありません。ところが、メルマガやLINEであれば、登録してもらえさえすれば、何度でもメールやメッセージを送れます。

メルマガやLINEなら何度でも接触できる

何度も接触できるからこそ、いろいろな教育を行えて、商品を買ってもらえます。

3-3. 深い関係が築ける

メルマガやLINEは、相手のメールボックスやトーク画面という個人的な場所に届きます。そのため、たとえ大勢に向けて発信されたものだとしても、受け取った人は「自分のためだけに送られてきた」と感じる傾向があります。

だからこそ、一対一で向き合ってもらえていると感じてもらえて、深い関係を築きやすいです。そして、深い関係になればなるほど、より効果的な教育ができて、結果として商品を買ってもらいやすくなります。

前提4. 集客は別に必要

私は多くの人と話す中で、メルマガやLINEでやることが「集客」だと勘違いしている人がいることに気づきました。たぶん、メルマガやLINEで店舗に来ることを呼びかけたり、セミナーの参加者を募集したりすることもあるので、集客に見えるのかなと思います。

ただ強調したいのは、それは「集客・教育・販売」の流れの中の集客ではない、ということです。流れの中の集客というのは、「自分や自社に興味がなかった人に興味を持ってもらう」という意味です。メルマガやLINEに登録している人は、すでに自分や自社に興味がある人なわけですから、その人たちを「集客」するというのは、おかしな話です。

メルマガやLINEで行うことは、教育して販売につなげることです。メルマガやLINE自体には、集客する力はありません。だからこそ、集客は別の手段で行う必要があります。代表的な手段が、さきほどから例に挙げているSNSや広告です。あとは、Googleで検索した際に上位に表示される記事でも集客ができます。そうした媒体で「メルマガやLINEに登録してね」と呼びかけます。

ただ「登録してね」だけだとなかなか行動してもらえないので「プレゼントをあげるから登録してね」とアピールすることが多いです。こうしてSNSや広告、記事などで人を集めることが、集客・教育・販売の流れにおける「集客」です。これは勘違いしやすいポイントなので、ここで押さえておいてください。プレゼントについては、以下の動画で徹底解説しました。

なお普段記事を書いているWebライターは、自分で商品を作って売る経験をするのがおすすめです。集客・教育・販売の流れを体験することで貴重な人材になり、高単価案件を受注して稼げるようになるからです。詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

メルマガとLINEの違い1. 資産性

いよいよ本題に入っていきます。メルマガとLINEの違いの1つ目の違いは「資産性」です。結論から言うと、資産性の面ではメルマガのほうがLINEよりも優れています。お伝えしたい内容はこちらの3つです。

  1. メールアドレスは資産になる
  2. LINEにはBANのリスクがある
  3. LINEは未来で使われないかも

1-1. メールアドレスは資産になる

資産になることがメルマガの最大の強みだと私は思っています。メルマガに登録してもらうことで、その人のメールアドレスを取得できます。特別な理由がない限り、メールアドレスはずっと使い続けるものですから、登録してくれた人に何年にもわたってメールを送り続けられます。

すでに登録してくれた人にメールを送りつつ、新しい登録者を集めていけば、メルマガの読者はどんどん増えていきます。実際、数万人のリストを持っている人はけっこういます。大人数のリストというのは事業を長期間にわたって行っていくうえで、ものすごい資産です。

長くメルマガを読んでくれている人は、しっかり教育が行われていて、しかも自分のファンになってくれています。そういう人に商品をオファーすれば、メルマガ読者ではない人に比べて、買ってくれる確率は10倍とかになります。しかも中には、何度も何度も商品を買ってくれる人もいるでしょう。

見込み客のメールアドレスというのは、例えるならば「りんごがなる木」です。りんごは収穫しても、また次の年になれば新しい実がなりますよね。一度だけではなく、ずっと売上や利益を生んでくれるのですから、まさに資産です。もちろん、りんごがなる木のようなメルマガを作るのは簡単ではありません。長期間にわたって、読者にとって有益な情報を送るのは大変なことです。でも実際にそれをやって、稼いでいる人はたくさんいるんです。

しかもメルマガのいいところは、特定のメール配信スタンドに依存しないことです。なぜ依存しないで済むかというと、集めたメールアドレスはいつでも好きなときにダウンロードできるからです。配信スタンドが何らかの理由で使えなくなったときは、いったんパソコンにダウンロードしたメールアドレスを、別の配信スタンドにアップロードします。すると、新しい配信スタンドですぐにメルマガを再開できるのです。

メルマガは乗り換えが可能

いざとなればいつでも他社のサービスに乗り換えられるというのは、LINEにはないメルマガならではの強みで、安心感があります。

1-2. LINEにはBANのリスクがある

LINEのリストも資産には違いありませんが、メルマガと比べると資産性が弱いです。その最大の理由が、LINEにはBANのリスクがあるからです。BANというのは、アカウント削除のことを意味します。LINEではいとも簡単にBANが起こります。これによってリストを失う人を、私はたくさん見てきました。

せっかく何千人、何万人とリストを集めたのに、ある日突然、メッセージが送れなくなるのです。これは事業を行ううえで、ものすごく大きなリスクだといえます。

ちなみになぜBANされるかというと、LINEの利用規約に違反していると判断されたからです。こう言うと「だったら違反した人が悪いんじゃないですか。私は気をつけるから大丈夫です」と思うかもしれません。

でも、規約に違反したかどうかの決定権は、100%LINEの運営者側が持っていて、BANされてもどこが違反だったかすら教えてもらえません。違反しないように気をつけていた人がBANされた例もたくさんあります。利用規約に違反しないように気をつけるのはもちろん大事ですが、BANを完全に防ぐことは難しいことも覚えておきましょう。

対策としては、LINEに登録してもらったら、すぐに別のLINEアカウントにも登録してもらうという方法があります。オプトインをダブルでしてもらうことから「ダブルオプト」とよばれる手法です。ダブルオプトをしておくと、片方のLINEがBANされたとしても、もう片方で見込み客とのつながりが保てます。必要であればダブルオプトを取り入れてみてください。

1-3. LINEは未来で使われないかも

これはBANの話とは別に、LINEの資産性を弱める話です。現在、LINEは多くの日本人に日常的に使われています。しかし、この状況がいつまで続くかはわかりません。アプリの流行の移り変わりは本当に早いので、LINEがいつ別のアプリにとって代わられてもおかしくありません。

実際、LINEのような無料チャットアプリは他にもたくさんあります。LINEが主に使われているのは、日本以外だとタイと台湾、あとはインドネシアくらいのものです。他の国々では、LINE以外のアプリが主に使われていて、代表格の「WhatsApp」はユーザー数が15億人とか言われています。そうした他の国で流行しているアプリが、何かのきっかけで日本で広がるかもしれませんし、まったく新しいアプリが誕生してはやるかもしれません。

そもそも、チャットがメインのアプリが時代遅れになる可能性もあります。すでに中学生や高校生はLINEはそれほど使っていなくて、InstagramのDM機能でやり取りするのがメインだとも聞いたことがあります。こんなふうに、いろいろな要因でLINEを使う人は減るかもしれません。するとLINEでメッセージを送っても読まれなくなり、リストは価値を失っていきます。これは別にとんでもない予想をしているわけではなくて、普通にありえる話です。

一方、メールというのは特定の企業が提供しているサービスではないですし、ずっと使われると考えられます。アプリの流行が移り変わっても、メールアドレスのリストに影響はありません。だからこそ、メルマガのほうがLINEよりも資産性が高いのです。

メルマガとLINEの違い2. やり取りの手軽さ

2つ目の違いは「やり取りの手軽さ」です。お伝えしたいのはこちらの2つです。

  1. LINEはやり取りしやすい
  2. メルマガは一方的になりがち

2-1. LINEはやり取りしやすい

LINEを使う最大のメリットは気軽にやり取りできることだと、私は考えています。なぜなら、信頼関係を構築するうえで、見込み客とやり取りすることはとても効果があるからです。

想像してみてほしいのですが、読者の立場からすれば、何かメッセージを送ってそれに対して個別に返事をもらえるというのは、とてもうれしいことです。一斉送信でメッセージが送られてくるのとは、わけが違います。

「自分のためだけに時間を使ってメッセージを書いてくれた」と思えば、発信者への信頼感は一気に増して、商品を買ってもらいやすくなります。また、やり取りすることで見込み客のニーズがわかって、発信や商品開発に生かせるというのも重要なことです。

LINEは一言でもメッセージを送りやすいのが特徴です。「ありがとうございます」とか「了解です」とか、一言でのメッセージも普通という感覚があります。なんなら、文字を入力しなくても、スタンプを送り合うだけでも楽しくコミュニケーションがとれます。だからこそ、読者も気軽にメッセージを送ってくれるわけです。

実際、私もLINE公式アカウントを使ってみて、メルマガよりもメッセージへの返事がもらいやすいと感じています。この手軽さは、メルマガには太刀打ちできない、LINEならではの強みです。

2-2. メルマガは一方的になりがち

メルマガで読者とのやり取りを生み出すのは、けっこう大変です。というのも、LINEと比べるとメールは送るのに手間がかかるんですね。マナーを守ったメールを送ろうとすれば、本題以外にも以下の要素を書かないといけません。

  • メールアドレス
  • 件名
  • 宛名
  • 始めのあいさつ
  • 名乗り
  • 結びのあいさつ
  • 署名

こうしたことに気を遣ってまで、メールを送ってくれる人は多くありません。私もメルマガを運営していて「感想を返信で教えてください!」とか呼びかけることがあるのですが、なかなか返信はもらえません

「返信がもらえないのはあなたのメルマガがイマイチだからでしょ!」と言われたら、まあたしかにその通りです。とはいえ、メルマガのほうがLINEよりも返事をもらいにくいというのは、私の経験としても、他の人から聞いた話としても、間違いないでしょう。

メルマガとLINEの違い3. 費用

どれだけ費用がかかるのか、気になっている人は多いかと思います。ここでは具体的なサービスや金額を挙げながら紹介していきます。金額やサービス内容は変更されることがあるので、導入を検討する際には、公式サイトで最新情報を必ずチェックするようにしてください。お伝えしたいのはこちらの3つです。

  1. メルマガは安い
  2. LINEの費用は2階建て
  3. LINEの2つの選択肢

3-1. メルマガは安い

メルマガを送るには、メール配信スタンドの利用料金がかかります。配信スタンドはたくさんあって、料金も多種多様です。メール配信スタンドの比較をしだすとキリがないので、ここでは代表的な配信スタンドをひとつだけお伝えします。それが「マイスピー」です。

メルマガで稼いでいる人をチェックすると、たいていマイスピーを使っています。詳細は省きますが、他の配信スタンドを使いたい強い理由がない限り、マイスピーを使っておけば間違いありません。マイスピーの中にもいくつか料金プランがある中で、これからメルマガを始める人は、もっとも安い「ビギナープラン」を使えば十分です。私自身もこれを使っていました。ビギナープランの料金は、税込みで月々3300円です。

マイスピーのビギナープラン

この後LINEの話もしますが、3300円というのはものすごく安いです。たったこれだけの料金で、配信数の制限なくステップ配信を送りまくれるのが、メルマガのすごいところです。登録した全員にメールを送る「一斉配信」はもちろん、特定の条件を満たした人にタグを付けておいて、タグを付けた人たちだけにメールを送るといったことも、簡単にできます。

3-2. LINEの費用は2階建て

LINEはメルマガよりも費用が複雑で、1階部分と2階部分があると思ってください。1階と2階の合計で、費用が決まります。まず1階部分が「LINE公式アカウント」の料金です。LINE公式アカウントには、3つの料金プランがあります。無料のコミュニケーションプラン、月々5500円のライトプラン、月々16,500円のスタンダードプランです。

LINEの料金は2階建て

それぞれ1ヶ月間に送れるメッセージの上限が決まっていて、コミュニケーションプランは200通、ライトプランは5000通、スタンダードプランは30,000通です。無料のコミュニケーションプランは、1ヶ月にわずか200通しか送れません。ステップ配信をする場合、無料の200通では正直使い物にならないため、月々5500円あるいは16,500円はかかると思っておきましょう。これが1階部分の話です。

次に2階部分は「拡張ツール」の料金です。LINE公式アカウントだけでも、ステップ配信はいちおうできるのですが、制限が多いうえに機能がもの足りません。そのため、機能を補うために拡張ツールをあわせて使うことが多いです。

さまざまなツールがある中で、もっとも有名なのが「Lステップ」です。ガンガン広告を出しているので、聞いたことがある人も多いでしょう。また、私自身は「UTGAE」というツールを使っていて、これについては後ほど紹介します。肝心なのは、拡張ツールを使うのにも料金がかかるということです。機能や料金はツールによって違いますし、プランによっても変わってきます。

ここではLステップのスタンダードプランを紹介します。このプランでは、メッセージを月に30,000通まで送れて、料金は月々21,780円です。では、Lステップのこのプランを使って、LINE配信をする場合の費用を計算します。

まず1階部分として、LINE公式アカウントのスタンダードプラン、月々16,500円を契約します。さらに2階部分として、Lステップのスタンダードプラン月々21,780円を契約します。するとかかる費用は16,500 + 21,780で、月々38,280円となります。

LINEにかかる費用の例

毎月4万円近くということで、けっこう負担が大きいですよね。こんな感じで、LINEの場合は1階と2階の両方の金額が合計されるので、費用が大きくなりやすいです。マイスピーのメルマガの月々3300円が安いと言っていた意味が、わかってもらえたかなと思います。

3-3. LINEの2つの選択肢

この2つの選択肢を最初に言うと、「ほったて小屋」と「豪華な2階建て」です。これだけだと何のことかわからないと思うので、解説していきますね。

さっきまでのLINEの費用の話を聞いて「わかりました。つまりLINEよりメルマガのほうが費用がかからないってことですね。じゃあ私はお金がないので、メルマガを使います!」こう思った人もいるかと思います。でも、ちょっと待ってください。実はLINEのほうが安く済む場合があるのです。というか、LINEはタダでも使えます

LINEの2階建ての費用のうち、1階部分「LINE公式アカウント」にはコミュニケーションプランという、無料プランがありました。これを使えばいいのです。しかも、このプランを使う場合は、送れる通数が200通と少なすぎるため、ステップ配信が使い物になりません。そしてステップ配信をしないとなると、2階建ての2階部分である拡張ツールは、そもそも必要性をあまり感じません。つまり、使うのは1階部分の無料プランのみでよくなります。

LINE公式アカウントを無料で使う

LINEを無料で使うのは、たとえるなら、ただ柱と壁と屋根があるだけの、ほったて小屋みたいなものです。このほったて小屋が、実は使い勝手がいいのです。

というのも、さきほどLINEには送れる通数に制限があるといいましたが、実は登録直後に自動で送られる「あいさつメッセージ」と「チャットのやり取り」は、通数にカウントされません。つまり、無料でいくらでもやり取りできます。「コミュニケーションプラン」の名の通り、コミュニケーションするぶんには無料なのです。

ただし注意点として、最初に相手から何かメッセージを送ってもらわないと、相手とチャットする画面が表示されず、やり取りができません。だから、あいさつメッセージで、何かメッセージを送るように相手に呼びかけるのがおすすめです。最初のメッセージさえもらえれば無料でチャットができるので「お金はないけど、一人ひとりとやり取りする時間はある」という人にはぴったりの使い方です。

もう1つのLINEを活用する選択肢が「豪華な2階建て」です。これはさきほど紹介した例のように、毎月4万円とかあるいはもっと費用をかけて、ステップ配信や一斉配信を使いこなしていきましょうということです。費用がかかったとしても、それ以上に売上を作れるなら良い投資だといえますから、これも立派な戦略だといえます。

LINEを使うなら、無料の「ほったて小屋」か費用をしっかりかけた「豪華な2階建て」この2つの選択肢のどちらかがおすすめです。あなたの状況にあわせて、どちらにするのか、それともLINEはやめてメルマガにするのか、選んでください。

避けてほしいのが「豪華な平屋」を作ろうとすることです。つまり、1階部分のLINE公式アカウントで有料プランを選ぶのに、2階部分の拡張ツールを使わないということですね。なぜこれをおすすめしないかというと、拡張ツールはお金をかける価値があるからです。ここはお金をケチるところではありません。

べつに使うツールはLステップでもUTAGEでも何でもいいのですが、お金をかけて導入して、ステップ配信を作り込んでいきましょう。そのほうが、あなたのビジネスにとってプラスになるはずです。

メルマガとLINEの違い4. 到達率と開封率

4つ目の違いは「到達率と開封率」です。お伝えしたい内容はこちらの4つです。

  1. 行動までの流れの基本
  2. LINEの到達率は高い
  3. メルマガは開封率が重要
  4. LINEはクリック率を見るべき

4-1. 行動までの流れの基本

読者の行動までの流れを押さえておかないと、違いが理解できないだけでなく、メルマガやLINEをうまく運用できません。すると、事業で大きな売上を逃してしてしまうかもしれません。必ず理解しておいてください。では、メールを送ってから読者が購入などの行動を起こすまでの流れを、4つのステップで紹介します。

  1. 到達
  2. 開封
  3. リンクのクリック
  4. 行動

1. 到達

到達とは、送ったメールが相手のメールボックスに届くというステップです。「相手のメールボックスに届かないことなんてあるの?」と思うかもしれませんが、実はあります。代表的なのが迷惑メールと見なされて、迷惑メールフォルダに入ってしまうケースです。あるいは、相手側のシステムに弾かれて、迷惑メールフォルダすら入らないこともあります。

相手のメールボックスまで到達する確率を「到達率」と呼びます。到達率を高めるための工夫はいろいろあるものの、メルマガでは「到達率100%」の実現は難しいのが実情です。

2. 開封

開封とは、メールボックスに届いたメールを読者がクリックして、中身をちらっとでも見ることです。送信したメールが開封される確率を「開封率」と呼びます。開封率がどの程度が一般的かは、いろいろな調査結果がありますが、20%前後とよく言われます。

3. リンクのクリック

これはメールに記載されたリンクを読者がクリックするというステップです。送ったメールがリンクのクリックまで至る確率を「クリック率」と呼びます。

メルマガを送る目的は、読者に何らかの行動をしてもらうことである場合が多いです。行動とは、たとえば商品の購入やイベントの申し込み、動画の視聴などです。これらの行動の前段階として、メール内のリンクをクリックしてもらう必要がありますから、クリック率は重要です。

4. 行動

リンクをクリックした人のうち、一部の人だけが商品の購入などの行動をしてくれます。ここまできて、ようやくメールを送った目的が達成されます。

なお補足しておくと、開封率とクリック率のデータは、たいていのメール配信スタンドで確認できますし、LINEでもチェックできます。メールを送りっぱなしで終わらせず、配信内容を改善していくために、データを活用することが大切です。

4-2. LINEの到達率は高い

ここまで聞いて勉強している人だと「私は知ってますよ。LINEはメルマガより到達率も開封率も高いからいいんですよね」こんなふうに言いたくなる人もいるかと思います。実際、それは正しいのですが、LINEの開封率の高さには、あまり注目しなくていいのではと思います。

いろいろなサイトで「LINEは開封率が高い!だからメルマガより優れているんだ」と主張されているのを見かけます。とはいえ、開封されたとしても、内容が相手に伝わっていなければ意味がありません。LINEは開封だけされて、中身が読まれていないことが多いのではと、私は予想しています。私自身もLINEを開封だけして読まない、ということが多いからです。

なぜ開封するかといえば、メッセージが届いたという通知を消すため、ただそれだけです。だから、LINEの開封率が高いのはそれほど気にしなくてよくて、それよりLINEの強みは到達率が高いことにあると考えています。

LINEの到達率は、なんと100%です。相手がLINEの機能で「ブロック」していない限り、確実に相手のトーク画面にメッセージが届きます。これはメルマガにはない、LINEの大きな強みだといえます。「LINEの開封率はどうでもいいけれど、到達率100%なのはすごい!」というのが、私の意見です。

4-3. メルマガは開封率が重要

ついさきほどLINEの開封率はどうでもいいと言いましたが、メルマガでは開封率を重視します。というのも、メルマガはLINEよりも通知が邪魔にならない場合が多いため、「とりあえず開封だけする」人の割合が、LINEよりも少ない傾向があるからです。つまり「開封してもらえたなら中身も読んでもらえただろう」と、LINEよりも推測しやすいのです。

だからこそ、メルマガを運用する際には開封率のデータをチェックして、開封率を高めることに力を注ぎましょう。開封率を左右するのは、メールを開封する前に見える、「件名」と「冒頭の2〜3行」です。ここを工夫して読者に興味を持ってもらうことで、開封率を高めることができます。結果が開封率というデータで表れるので、数字を見ながら工夫を重ねることで、興味をひくライティング力が磨かれます。

私自身、メルマガを運用してきて、件名と冒頭しだいで開封率が20%ほど変動することを体験してきました。一方、LINEでは開封率にそこまで大きな差は生まれませんでした。このことからも、メルマガでは開封率にこだわるべきだし、それが貴重なトレーニングの場になると考えています。

4-4. LINEはクリック率を見るべき

お伝えしている通り、LINEでは開封率があてになりません。そのぶん、クリック率が重要になります。LINEではクリック率を見て、良い文章を書けたかどうかをチェックしましょう。読者にしてもらいたい行動の直前にある「リンクのクリック」のステップを越えてもらえるかは、とても重要です。

なおクリック率が重要なのは、メルマガも同様です。メルマガでは開封率とクリック率の両方をチェックしましょう。クリック率を高めるには、メッセージの冒頭からスラスラと読み進められて、リンクをクリックしたい気持ちにさせる文章を書く必要があります。これにチャレンジすることで、ライティング力が高まっていきます。

また、LINEでは画像や動画、音声をうまく活用することも大切です。いい文章を書くことだけにこだわる必要はありません。あらゆる手を使って、読者にリンクをクリックしてもらい、さらに行動してもらうことを意識しましょう。

メルマガとLINEの違い5. 登録の手間

5つ目の違いは「登録の手間」です。これについては、みなさんもLINEやメルマガに登録した経験から、なんとなくわかるかと思います。とはいえ大事なところですので、あらためて理解しておきましょう。お伝えしたいのはこちらの3つです。

  1. LINEはタップするだけ
  2. メルマガはアドレスの入力が必要
  3. 両方に登録してもらう方法

5-1. LINEはタップするだけ

結論からいうと、LINEのほうがメルマガよりも登録の手間は少なくて優れています。見込み客がスマホからLINE登録のリンクをタップした場合、そのまま画面の指示に従って2回ほどタップするだけで登録が完了します。

タップだけでLINE登録が完了

パソコンからアクセスした場合は、画面にQRコードが表示されて、それをスマホのカメラで撮影します。その後は何回かスマホでタップすれば、登録完了です。登録の手間が少ないことは、とても重要です。なぜなら、登録前の段階では、あなたと見込み客の間にはまだ信頼関係がほとんどないからです。

見込み客が何かのきっかけでメルマガやLINEに登録しようと思っても、少しでも面倒だと感じたら「やっぱりいいや」とすぐに離脱してしまいます。事業者側としては「いやいや、豪華な無料プレゼントもあげるんだから、そんなすぐにあきらめないでよ。ほんのちょっとの手間じゃないか」と思うところです。でも、そういう理屈はお客さん側には通用しませんから、登録するまでの壁を超えるために、私たちの側でいろいろ工夫しないといけません。

工夫として1つおすすめなのが、登録を促すLP、ライティングページを用意することです。LPの中で「登録するとこんな動画や電子書籍が受け取れるよ」とか「このLINEを運営している私はこんな実績がありますよ」といった情報を伝えます。すると「だったら登録してみようかな」と思って、行動してくれるわけです。LPについては「LP制作案件で初心者がハマる7つの落とし穴」こちらの動画で詳しく説明しているので、ぜひあわせてご覧ください。

5-2. メルマガはアドレスの入力が必要

ここでお伝えしたいことは以下の4つですので、順番に解説します。

  1. 入力項目を厳選する
  2. フォームをLPに埋め込む
  3. 手間がかかる良い面
  4. サンクスページは便利

1. 入力項目を厳選する

メールアドレスの入力が必要になるぶん、メルマガのほうがLINEよりも登録に手間がかかってしまいます。それは仕方がないとして、注意点としては登録時に他の入力項目は増やさないようにしましょう。名前くらいは入力してもらってもいいのですが、以下の項目は不要です。

  • ふりがな
  • 年齢
  • 住所
  • 電話番号

項目を増やすと相手は面倒に感じて、そもそも登録をしてくれません。私のおすすめは「メールアドレスの入力のみ」で登録できるようにすることです。他の情報は、商品の購入時とかに集めれば十分であって、メルマガ登録時に集める必要はないことを理解しておきましょう。

2. フォームをLPに埋め込む

さきほど登録を促すLPを用意するとお伝えしましたが、LPでは「フォームを埋め込む」ことにこだわってほしいです。どういうことかわかりにくいと思うのでお見せすると、こんな感じです。

LPに埋め込むメルマガ登録フォーム
Screenshot

LPの中にメールアドレスを入力する欄があって、その下のボタンを押して登録できるようにしています。これをやらずに、ボタンをクリックすると入力用フォームに遷移するようにするのは、おすすめしません。

なぜかというと、登録する側からすると「ボタンを押したら登録完了かと思ったら、なんか画面が切り替わって入力欄が現れた!面倒だからもういいや」と思われてしまうからです。そのせいで、余計な離脱が発生してしまいます

離脱を防ぐためには、画面の遷移回数をできるだけ減らすというのは、メルマガに限らずどんな場面でも鉄則です。なお私がおすすめしている「LPtools」というツールを使えば、誰でも手軽にLPが作れて、登録フォームの埋め込みも簡単にできます。値段も買い切りで32,780円とお手頃です。月額料金ではなくて、1回払えばLPがずっと作り放題なので、コストパフォーマンスに優れています。以下の記事で詳しく解説したので、チェックしてみてください。

3. 深い関係が築ける

ここまで聞いて「いろいろ言ってますけど、手間が少ないLINEのほうがメルマガよりいいんですよね」と思う人がいるかもしれません。しかし、そうとも言い切れません。なぜかというと、まず「メールアドレスの入力すら面倒だと感じる人はそもそも登録してくれなくていい」という考えがあります。あまりいい加減な人には登録してほしくないわけですね。

他にはメールアドレスを入力するという手間をかけたからこそ、「せっかくかけた手間をムダにしたくない」と読者がメルマガを読む動機が強まると考えられます。LINEは手軽に登録できるぶん、送ったメッセージも軽くみられて無視されやすいです。手間がかかることには、実は良い面もあるわけです。

4. サンクスページは便利

サンクスページとは、メルマガに登録した後に遷移するページのことで「登録ありがとうございます」といった内容が表示されることが多いです。このサンクスページは、広告を使うときに威力を発揮します。サンクスページには、メルマガ登録を完了した人しかアクセスできません。だから、サンクスページにアクセスされたかを検知することで、登録完了したかを正確に計測できるのです。

LINEの場合はサンクスページがないため、登録完了したかの確認ができません。登録に向かうLPのボタンをタップしたかは検知できても、その後本当に登録したかはわからないわけです。ネット広告には、成果が得られたかを自動で分析して、AIが広告を調整する機能が備わっています。このAIの機能を最大限に活用するには、サンクスページがあるメルマガのほうが有利です。なおサンクスページには他の使い道もあるので、それはこの次に解説します。

5-3. 両方に登録してもらう方法

ここまでの話を聞いて「いやー、メルマガとLINEはそれぞれいいところがあるみたいで、どっちを選べばいいのかわからなくなってきました」こんな人もいるかと思います。ですが安心してください。その悩みを解決する方法があります。

それは何かというと、メルマガとLINEの両方に登録してもらうということです。さきほどはLINEのBAN対策として、LINEアカウント2つのダブルオプトを紹介しました。そうではなくて、メルマガとLINEでダブルオプトをしてもらおうということです。

登録者側の手間を減らして、スムーズにダブルオプトをしてもらうには、サンクスページを利用するのがおすすめです。具体的には、こういう流れになります。まず見込み客にメルマガに登録してもらいます。するとサンクスページが表示されますが、そのページに「LINEにも登録してね」とボタンを置いておくのです。するとそのボタンをタップすればLINEへの登録もできて、ダブルオプトが完了します。

ダブルオプトの流れ

ちなみにサンクスページでは、「登録時のプレゼントはLINEで渡します」とか「メールは届かないこともあるからLINEにも登録してね」とか伝えると、相手に行動してもらいやすいです。

メルマガとLINEの違い6. 長文の読まれやすさ

違いの6つ目は「長文の読まれやすさ」です。以下の3つの点についてお伝えしていきます。

  1. メルマガは長文が読まれやすい
  2. LINEで長文は読まれにくい
  3. LINEではトーク画面をデザインする

6-1. メルマガは長文が読まれやすい

長文を送っても読んでもらいやすいのが、メルマガの強みです。長文を読んでもらえれば、それだけしっかり教育を行えるので、商品を買ってもらいやすくなります。メルマガで長文が読まれやすい理由はこちらの2つです。

  1. 画面上で文章を読みやすい
  2. 読もうとする心構えがある

1. 画面上で文章を読みやすい

スマホのアプリでメールを開くと、画面いっぱいに文章が表示されて、すっきり読みやすいです。だからこそ、読者は長文でもそれほど苦労せずに読み進められます。

一方LINEだと、画面の中に吹き出しが表示されて、その中に文字が配置されます。これだと長文は読みにくくて、途中で読むのをやめられてしまうわけです。

2. 読もうとする心構えがある

メールというのは、どこから送られてきたものであれ、ある程度の文字量がある場合が多いです。そのため、メールボックスを開く人は無意識に「文章を読もう」という心構えができています。

しかも、たとえば自分が毎回3000文字くらいの文章を送っているなら、読者は送信者を確認してメールを開く時点で「また3000文字くらいあるだろうな」と心の準備をしてくれます。だからこそ、表示されたメールが長文でも読んでくれやすいのです。

なお勉強している人だと「でも、最近はメルマガの長文は読まれにくくなっていると聞きました。」という人がいるかもしれません。たしかに、長文を読みたくない人が増えているのは事実だと思います。ただそういう世の中の流れよりもよっぽど大事なのは、メルマガの質です。メルマガの内容がおもしろくて、自分にとって必要であれば、長文であっても読みます。時代のせいにする前に、メルマガの質を徹底的に高めていきましょう。

6-2. LINEで長文は読まれにくい

LINEはメールとは違って、短い文章でのやり取りが根付いている媒体です。ですから、長文を読んでもらうのはメルマガよりも大変だといえます。とはいえ短い文章だけでは、教育を行うには力不足です。

だからこそ、LINEで教育を行うには、動画を活用しましょう。動画であればLINEでも見てもらいやすいですし、なんなら教育の効果は長文よりも高いです。LINEでは動画を軸にして教育を行うと考えると、運営がうまくいきやすいでしょう。

こう言うと「でも、動画を用意するなんてやったことないし、大変そうですよ。できればやりたくありません」こんな人もいるでしょう。私もそう思っていたので、気持ちはすごくわかります。でも、LINEで売上を作りたかったら、動画は絶対用意したほうがいいです。それも編集してカットやテロップ入れを行った、質の高い動画です。自分で動画編集ができないなら、外注しましょう。

動画を用意するのは大変ですが、労力とお金をかける価値があります。ここが勝負どころですので、手を抜かずにがんばりましょう。なお動画が有効なのはメルマガでも変わりませんから、積極的に取り入れるのがおすすめです。

6-3. LINEではトーク画面をデザインする

LINEでは、過去に送ったメッセージがひとつづきの画面内ですべて表示されます。これは1つ1つが独立しているメールと、大きく違う点です。そのためLINEでは、過去のメッセージを振り返ったときにどう見えるかを意識しておきましょう。LINEでは文章以外にも、以下のようにいろいろなものが送れます。

  • 画像
  • 動画
  • スタンプ
  • ボタン
  • カルーセル

ちなみにLINEでは、1つのメッセージで最大3つの要素が送れます。たとえば文章、画像、動画の3つを送っても、メッセージ数のカウントは「1」なのです。

LINEの通数のカウント

送れるメッセージ数には料金プランによって上限が決まっているという話をしましたが、このルールを知っておけば、気軽に画像や動画も送れるかと思います。文章だけでなくさまざまな要素を散りばめておくことで、相手に興味をもってもらいやすくなります。すると送ったタイミングはもちろん、あとで振り返ったときに、見てもらえる確率が上がります。

なお、この視点から考えても、LINEでは長文が適さないのがわかるかと思います。長文を送ると、スクロールしてもひたすら文字が続いていくので、見た目が悪くなってしまうのです。トーク画面の見た目を、ぜひ意識してみてください。

メルマガとLINEの違い7. 読者との関係

違いの7つ目は「読者との関係」です。ここまでお伝えしてきたメルマガとLINEの違いがあることによって、読者と築きやすい関係にも違いが生まれます。お伝えしたいのはこちらの2つです。

  1. メルマガは「先生と生徒」
  2. LINEは「先輩と後輩」

7-1. メルマガは「先生と生徒」

メールや企業や役所など、かっちりした組織からの情報を受け取ることが多い媒体だといえます。それもあって、メルマガを運用していると「自分が長文を一方的に送って、読者がそれを読んで勉強する」という状態になりやすいです。たとえるなら、大きな部屋に講義を聞きたい人がたくさんいて、自分が壇上に立って講義をするような感じです。これが「先生と生徒」の関係です。

そして、さらに時間をかけて教育を深めていくと「教祖と信者」の関係になります。こうなると、ビジネスにおいてはものすごく強いです。自分がすすめた商品やサービスを、メルマガの読者が喜んで買ってくれます。もはや商品がどういうものかはどうでもよくなって「あの人がすすめるものなら」と信頼して行動してくれるわけです。

もちろんこの関係を利用して悪い商品を売るのはダメですが、「先生と生徒」や「教祖と信者」の関係自体が悪いわけではありません。というのも、人が自分の常識の枠を越えて成長するには、自分で良し悪しを判断していたらムリだからです。

自分が納得できることをやる、納得できたものだけ買うとやっていたら、自分の枠の外には出られません。自分より上のステージにいる人を信じて、自分の判断を入れずに、行動することも必要なんです。メルマガを運用するときには、こういうことを伝える意識を持って文章を書くと、成果につながりやすいと思います。

7-2. LINEは「先輩と後輩」

LINEは、家族や仲のいい友達と連絡を取り合うのによく使われているツールです。だからLINEだと、そうした人たちと同列に自分が並ぶ感じになります。LINEはやり取りをしやすいのが特徴なので、メルマガよりも自分と相手との距離が近くなります。そのためLINEでは「先生と生徒」というよりは、もっと身近な「先輩と後輩」のような関係を作りやすいでしょう。

この関係だと、相手からたくさん話してくれて、自分はそれを聞けるのがいいです。見込み客がどんなことで悩んでいて、どんなことを望んでいるのかが、やり取りをする中で見えてきます。それを商品作りや情報発信に生かしていくことで、ビジネスをうまく進められるでしょう。

それに身近な先輩の立場でいれば、困りごとがあったときに、気軽に相談してもらえます。相談に乗りながら相手の悩みを解決する商品を提案すれば、相手に喜んでもらいつつ、売上を伸ばせます。

以上が「メルマガとLINEの違い7選」の内容でした。

ズバリ回答!メルマガとLINEのどちらを使えばいいのか

メルマガにもLINEにも良い面と悪い面があるから、ますます迷う!という人もいるでしょう。そんな人に向けて、どちらを使えばいいのか、ズバリ回答します。伝えたい内容はこちらの3つです。

  1. 長期運用者とライターはメルマガ
  2. やり取りするつもりならLINE
  3. 両方使えるツール「UTAGE」

1. 長期運用者とライターはメルマガ

メルマガとLINEで迷っている人はに質問があります。それは「どれくらいの期間発信を続けるつもりですか?」ということです。これに対して「今回の企画を盛り上げられればそれでいい」とか「1年続けられればいいかな」という回答なのであれば、LINEがいいと思います。

一方、5年、10年、20年と長く発信を続けていこうというビジョンがあるなら、メルマガがおすすめです。実際、メルマガを10年とか20年とかやっている人は少なくありません。私が思うメルマガの最大の利点は「資産性」ですので、発信を長く続けるつもりなら、メルマガを使いましょう。

またWebライターの人には、メルマガをおすすめします。なぜWebライターの話をするかというと、ライターが商品を作ってメルマガやLINEを通して売ると、すごく収入を伸ばしやすいからです。収入の伸ばし方は、以下の記事で詳しく解説しています。

WebライターにLINEではなくメルマガを勧める理由は以下の3つです。

  1. ライティング力が鍛えられる
  2. 改善する練習ができる
  3. クライアントに提案しやすい

1. ライティング力が鍛えられる

メルマガは長文を送るのが有効な媒体です。とはいえ、ライティング力がなければいくら長文を書いても最後まで読まれません。そこで良い文章を書こうと試行錯誤することでスキルが磨かれて、クラアントワークにも生きてきます。

2. 改善する練習ができる

メルマガでは、件名と最初の数行しだいで開封率が大きく左右されます。だからこそ、メールを送る度に開封率やクリック率を確認することで、数字に向き合う姿勢が養われていきます。

数字に向き合う姿勢

そして「どうすれば数字を良くできるのか」と対策を考えて試すことは、ライターのスキルを磨くうえで、とても貴重な練習になります。

3. クライアントに提案しやすい

一方的に情報を送ることになりやすいメルマガは、メルマガやLINEを使うのが初めての企業でも取り入れやすいです。なぜなら、やり取りをするために専用の人員を配置しなくても、運用しやすいからです。LINEだとやり取りが膨大になりやすいため、社員が片手間で対応するのは大変だといえます。

また、BtoB企業であればやり取りに使うのはLINEではなくメールが主流のため、やはりメルマガのほうが相性が良いです。自分でメルマガを運用した経験があれば、自信を持ってクライアントにもメルマガの導入を提案できます。

記事執筆の依頼を受けている企業がメルマガもLINEも運用していないなら、思い切って提案してみましょう。メルマガ運用は記事執筆に比べて高単価ですので、一気に稼げるようになるかもしれません。

2. やり取りするつもりならLINE

メルマガとLINEで迷っている人に聞きたい、もう1つの質問はこれです。「相手と積極的にやり取りしたいですか?」もしやり取りすることをあまり期待しないなら、メルマガがいいと思います。一方、相手とやり取りをしたいのであれば、LINEを選ぶといいでしょう。

私が思うLINEの最大の利点は「やり取りが手軽にできる」ことです。この利点を生かすつもりがあるかどうかが、メルマガとLINEのどちらを選ぶかの大きな判断基準だといえます。もしこれからLINEを導入するなら、やり取りにはしっかり時間をかける心構えをしておきましょう。

めんどくさがって、いい加減な返信をしてしまうと、相手からの印象が悪くなってしまう恐れがあります。そんなことになるなら、LINEを使わないほうがマシです。企業であれば、しっかり対応ができるように、専任の担当者を確保しておくといいでしょう。

また、店舗で使うのであればLINEのほうがおすすめです。なぜなら、LINEならクーポンやポイントカードの発行が簡単にできるうえ、Lステップなどの拡張機能を使えば、来店予約や顧客情報の管理もできるからです。顧客の満足度を高めてリピーターになってもらうことにも直結するので、店舗を経営しているならLINEの導入によって大きな効果が期待できます。

なおどんな事業をしている人であれ、ステップ配信をするなら、すでにお話した通り動画を用意したほうがいいです。動画を作るにはある程度時間がかかりますから、早めに準備を進めておきましょう。

3. 両方使えるツール「UTAGE」

すでにメルマガとLINEの「両方に登録してもらう方法」をお伝えしました。いきなり両方を運営しようとすると、どちらも中途半端になってしまう可能性が高いので、まずはどちらかに集中することをおすすめします。そしてコツがつかめてきたら、メルマガとLINEの両方の長所を生かして組み合わせて運営することで、大きな成果が得られるでしょう。

ただし、メルマガとLINEをバラバラに運営すると管理が大変ですし、費用も大きくなりやすいです。UTAGEメルマガとLINEの両方をいっぺんに管理できるツールで、私自身も使っています。紹介したいUTAGEの特徴はこちらの3つです。

  1. メルマガとLINEが両方使える
  2. 機能が豊富
  3. 価格が安い

1. メルマガとLINEが両方使える

この記事では、メルマガとLINEの違いを紹介して、どちらを使うべきかを考えてきました。でも、両方使ってしまえば、どちらかを選ぶ必要はありません。UTAGEにはメール配信スタンドとしての機能が備わっていますし、LINEも連携して使えます。同じツールの中で管理すれば、連携が完璧にできます

たとえば、「ステップ配信でメルマガを送りつつ、4通目を送ると同時にLINEでこの告知をしよう」とか「普段はLINEでステップ配信をしつつ、興味があるテーマのメルマガにも登録してもらって、そちらで専門的な情報を届けよう」といったことができます。

同じツール内なので設定は簡単ですし、誰がどの情報を受け取ってどんな行動をしたのか、自動でラベルをつけて整理もできます。メルマガとLINEで別々のツールを使うに比べて、ものすごく楽です。

2. 機能が豊富

UTAGEは本当にいろいろな機能があってすべては紹介しきれないのですが、代表的なものを挙げると以下の通りです。

  • LP制作
  • 決済
  • 会員サイト
  • メディア管理
  • セミナー
  • 個別相談
  • パートナー

各機能を詳しく解説するとキリがないのでやめておきますが、講座やコンサル、情報コンテンツなどの商品を作って販売するのに必要な機能が網羅されています。自作商品で稼いでいきたい人であれば、1つのツールでほとんどのことをカバーできるので、とても便利に使えるでしょう。

3. 価格が安い

UTAGEのスタンダードプランの料金は、月々21,670円です。機能の豊富さを考えると、かなり安いといえます。しかも、UTAGEのすごいところは、LINEアカウントを複数つなげても、料金が変わらないことです。この点が、Lステップをはじめとする他のツールとは大きく違っています。

UTAGEはLINEを複数つなげても料金が変わらない

ただし、UTAGEは機能のわりには安いとはいえ、たとえばLINE公式アカウントのライトプラン5500円とあわせて使えば、月々の費用は3万円近くなります。費用に見合う成果が期待できない段階では、無理をして使う必要はありません。UTAGEについてもっと知りたい人は、以下の記事で徹底的に解説したので、チェックしてみてください。

成功するためのマインド

この長い記事を最後まで読んでくれた人だけに、私の本音をぶっちゃけてお話します。商品を売りたい人やライターはみんなメルマガかLINEを運営してみるべきだと、私は思っています。それは「お金が稼げるから」というだけでなく、もっと大事な理由があります。「反応がなくて、傷ついて、絶望する」経験ができるからです。

傷つくとか絶望するとかって、悪いことだと世間では思われていますが、人が成長するには必要なものです。現実的なことを言うと、有名人でもない人がメルマガやLINEを始めたところで、反応はほとんどありません。私も新しいメルマガを始めたとき、登録者0人ということがありました。一生懸命にプレゼントとLPを作って、ワクワクしながらブログや当時のTwitterでも告知したのに、登録者0人。本当に傷ついたし悲しかったです。

あとはメルマガ読者をなんとかコツコツ増やして、30人くらいになったときに、アンケートを取ったことがありました。メルマガに登録してくれた人に感謝を込めて、何か助けになることをしたいと思って、困っていることを聞き取るフォームを作りました。そして、熱意を込めたメールを一生懸命に書いて送ったんです。結果、回答してくれた人は、ひとりもいませんでした。このときも傷ついて、絶望しました。

当時は「なんでこんなにがんばっているのに、誰も反応してくれないんだ!自分は価値のない人間なのか…」と本気で悩みました。でも今振り返ると、当時の私のレベルでは、反応ゼロなのはいたって普通だったなと思います。当たり前のことが起こっていただけで、べつに絶望する要素とかはありません。まあそれだけ、人に行動してもらうのは難しいということです。

これは私も自分のメルマガを運営する中で、だんだんとわかってきました。そして、反応がなくて傷ついて絶望したからこそ「もうこんな思いはしたくない」と思って必死で勉強したし、メールの文章を改善しました。そうした経験があったからこそ、私はWebライターとして稼いだり、自分の商品を売ったりできるようになったと思っています。

成果が出なくて悩んでいる人は、傷つく経験が不足していることが多いと感じます。安全なところにいて、傷つきそうなことは避けているから、成長できないんです。ノウハウコレクターが成功しない理由もこれで説明できます。ノウハウを集めて勉強しているうちは、何も世の中に出していないので、反応がなくて傷つくことはないわけです。

あと最近ライターさんがやっているのをXで見かけることが多くて、危険だと思っているのが「写経」です。写経というのは、お手本になる文章を書き写すという勉強法です。集中して頭を使いながらやる写経には、やる価値があるとは思います。でも、けっきょく写経って、自分がぜったいに傷つかない行為なんですよね。だって人の文章をそのまま書き写しているだけですから。100%安全な場所にいられる写経や読書、動画視聴をしているだけでは、スキルは身につかないと思います。

自分の文章を世に出して、残酷な結果が数字で出て、自分に突きつけられる。そういう経験が、成長するためには必要です。そして、その経験をする最高の場が、メルマガやLINEだと私は思っています。

この記事を最後まで読んでくれているあなたは、勉強熱心で努力ができる人だと思います。せっかく努力をするなら「傷つく可能性があることをやっているか」と考えてみてください。もし傷つかない安全な場所にいるなら、その場所を出て厳しい世の中に飛び込みましょう。傷つくことを避けていたら、成長できなくてもったいないですよ。

まとめ:メルマガとLINEの違い7選

  • 資産性
  • やり取りの手軽さ
  • 費用
  • 到達率と開封率
  • 登録の手間
  • 長文の読まれやすさ
  • 読者との関係

メルマガを使うのか、LINEを使うのか、あるいは両方使うのか。決断するのにこの記事がお役に立てばうれしいです。

私の公式LINEでは、Webライターが収入を伸ばしていくのをサポートする豪華な特典を無料でプレゼントしています。期間限定ですので、以下のボタンから、いまのうちに必ず受け取っておいてくださいね。

メルマガとLINEの違い7選

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