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「3月のライオン」18巻の感想~今後の展開予想~

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「3月のライオン」18巻の感想

楽しみにしていた「3月のライオン」18巻が2025年9月29日に発売されました!今回もすばらしかったです。この記事はネタバレがあるので注意してください。

私は「3月のライオン」が大好きで、マンガは各巻を何度も何度も読んでいますし、アニメも実写映画も2回以上ずつ観ています。将棋を指すのも好きでアマ四段の実力です。

18巻のあとがきに書いてあったことが衝撃的すぎました。そちらの話題に関連して、今後の展開予想を中心に書いていきます。

サムネ画像は、昔に物語の舞台を聖地巡礼したときに撮った写真です。

目次

一局の深堀りに驚いた

「3月のライオン」18巻はこちら。

18巻は主人公の零くんと島田さんの対局の巻でした。一局をここまで丁寧に描写してくれるのに驚きました。17巻での二階堂との対局に匹敵するくらい、一手一手の指し手が紹介されていたので。

二階堂の場合は、零くんと小学生のころからの付き合いということもあり、過去の回想も交えながらの深掘りでした。でも島田さんの場合は、過去の回想というよりは、ひたすら島田さんの内面の核心をえぐっていました

あまり一局を長く描写すると、いつまでたっても物語が終わりません。だから、今回はもっとさらっと済ませるのかと思ったら、とんでもなかったです。

二階堂と島田さんはこの物語の中で、特別な存在であることのあらわれだと思います。

なんと!あと一冊

読み終えた充実感を感じながら、あとがきを読んでいったわけですが、そこで衝撃を受けました。

私が元気なうちに濃い気持ちを詰め込んだまま、ラストまで運ぶには……と

あと一冊でライオンの物語を描ききろうと思いました

物語がクライマックスに向かっていることは感じていましたが、あと一冊とは!

羽海野チカさんが体調を崩して「3月のライオン」がよく休載になっているのも知っていました。元気なうちに完結させるという羽海野チカさんの思いはすごく理解できますし、すばらしい決断だと思います。

では、あと1巻の中で何をどう書いてくれるのかが、ファンとしては気になるところです。そこで私の展開予想を書いてみます。

欠かせない宗谷名人との対局

3月のライオンの中で、これだけは回収しなければいけないという最大の伏線が1つだけあります。それが「零くんと宗谷名人との対局」です。

3月のライオンは、ラスボスを倒すといった特定の目標を目指すストーリーではありません。そのため、わりといつ終わっても問題ないのですが、この対局だけは外せません。零くんと宗谷名人がふさわしい舞台で再び対局する場面に向かって、この作品は描かれてきたと思っています。

ただ、あと1巻しかないとなると、宗谷名人と零くんの対局を丁寧に描写する余裕がありません。とはいえ、この物語でもっとも重要な対局を、あっさりと終わらせてしまうのもバランスが悪いです。描くのであれば、17巻での二階堂や18巻での島田さんくらい濃くする必要があります。

そこで予想されるのは、宗谷名人との対局が始まるところで物語を終えることです。どのような将棋の内容だったのか、どのような結果だったのかは、読者の想像に任せます。

実は「3月のライオン」の実写映画のラストシーンがまさにこれでした。宗谷との獅子王戦、その対局がまさに始まる!というところで物語が終わると。実写を見た時はうまい終わり方だと思ったものですが、もしかしたらそれを原作マンガでも踏襲するかもしれません。羽海野チカさんは実写映画を気に入っているようなので、ありえます。

というか、あと1巻で宗谷名人のとの対局を実現させようと思ったら、これしかない気がします。これ以上にいい収め方があったら、教えてほしいくらいです。

獅子王戦トーナメントの残された対局

零くんが獅子王戦で宗谷と対戦するのは、実はものすごく大変です。零くんはまだ1組5位の島田八段に勝ったところ。

獅子王戦は、現実の将棋界の「竜王戦」をモデルにしています。それと同じだとすると、挑戦権を獲得するには、まだまだステップがあります

今期の獅子王戦での零くんの勝ち上がりは、15巻から丁寧に描かれていました。この流れが宗谷名人との対局につながっているのだろうなと、予感がありました。

「竜王戦」と同じだとして、桐山零六段(4組優勝)のタイトル挑戦までの対戦相手を整理すると、以下の通りとなります。

  • 4組準決勝:野火止あづさ六段
  • 4組決勝:田中太一郎七段
  • 決勝トーメント:二階堂晴信五段(5組優勝)
  • 決勝トーメント:島田開八段(1組5位)
  • 決勝トーメント:???(1組3位
  • 決勝トーメント:???(1組優勝)
  • 挑戦者決定三番勝負:???(候補は1組2位や2組優勝など)
  • タイトル戦:宗谷冬司獅子王

残りの対局はすべて、島田八段クラスのものすごい強者との対局になります。決勝トーナメントに他に誰がいるのかは、まだ明らかになっていません。

これまでに物語に登場した強者が出てくると予想すると、対局者の候補は以下の通りです。

  • 後藤九段
  • 藤本九段
  • 隈倉九段
  • 辻井九段
  • 土橋棋竜(藤本から棋竜を奪取)
  • 柳原棋匠

このクラスの人達を相手に、零くんがあっさり勝てるわけがありません。だから、一局一局を零くんが苦しみながらも、何とか勝っていくような展開になるはず。その過程を羽海野チカさんとしても描きたかったはずです。でも、あと1巻で物語終わらせるためには、この部分をものすごく圧縮しないといけません。

ちなみに竜王戦の仕組みはわかりにくいので、こちらの記事で解説しました。

獅子王戦トーナメントの描き方3パターン

あと1巻という制約がある中で、獅子王戦トーナメントの対局の描き方は3パターンあると思います。それぞれ場合、18巻の内容がどうなりそうか予想しました。

  1. それぞれに軽く触れる
  2. 1局だけにフォーカスする
  3. まったく触れない

1. それぞれに軽く触れる

まずは残り3人との対局に、それぞれ軽く触れるというパターンです。どんな想いで対局に臨んで、どんな展開の将棋になり、対局前後にどんな言葉を交わすのか。それぞれ1話くらいで描いていきます。これがもっとも平凡なやり方です。

ただし、このパターンだと大きな盛り上がりができず、淡々と物語が進んでしまいます。二階堂と島田さんとの対局をがっつり描いた後の最終巻では、これはやりにくそうです。

2. 1局だけにフォーカスする

一局だけにフォーカスするというパターンもあります。他の対局は簡単に「こういう結果でした」で済ませて、一局だけは詳しく描くのです。この場合、19巻の最大の見せ場がその対局となります。「勝ったほうが宗谷とタイトル戦!」という挑戦者決定戦第3局なら、かなり盛り上がりそうです。

ただこのパターンの場合、零くんの対局者は誰なのかという問題があります。関わりの深さでいえば、後藤九段が最有力でしょうか。ただ、今さら後藤九段とのイザコザを蒸し返すようなことをるのは、ちょっと違う気もします。

土橋棋竜や隈倉九段との真剣勝負はぜひ観たいですが、最終巻でガッツリやるべきことなのか?というと、微妙です。これをやるくらいなら、宗谷との対局をしっかり描写したほうがいいですね。

3. まったく触れない

最後のパターンとして、いっそのこと残りの獅子王決勝トーナメントの対局には、まったく触れない手もあります。

零くんが誰と戦って勝っていったかを結果だけ書くか。あるいは対局者の名前すら出さず、トーナメントを勝ち上がった事実だけを書くか。あとは読者の想像に任せるということですね。

このパターンであれば紙面に余裕ができるので、かなり自由度があります。宗谷とのタイトル戦を盛り上げてもいいですし、将棋以外のことを深掘りする余裕ができますね。

  • 三日月堂はどうなるのか?
  • あかりさんのお相手は?
  • 幸田家との和解は?
  • 零くんの高校の卒業式は?
  • ひなちゃんとの結婚式で全員集合写真とか?

私としては、このパターンがいちばん可能性が高いかなと思います。なぜなら、獅子王戦の今後の対局の伏線が、18巻まででまったくないからです。

ここから挑戦者決定トーナメントの対局を盛り上げるのは大変です。だからもう思い切ってバッサリ捨てて、他の話題に振り切ったほうが、自然な気がします。

「3月のライオン」最終巻も楽しみ

3月のライオンが終わってしまうのは寂しいです。とはいえ、きちっと完結するところを見届けられるのは、うれしいことです。最終巻を心して待ちたいと思います。

14巻と15巻の感想も書いているので、よかったらお読みください。

「3月のライオン」18巻の感想

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