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将棋の上達に必須!「手が見える」ようになる方法3つ

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将棋で「手が見える」ようになる方法3つ

将棋を上達するためには「手が見える」ようになることが重要です。

将棋では「読む」ことが大切なことは知られていますが、「見えた」手しか「読む」ことはできないからです。

では「手が見える」ようになるためにはどうすればいいのでしょうか。実は、初心者でも取り組める効果的な方法があるのです。

「手が見える」ようになる方法を3つ紹介します。

目次

そもそも「手が見える」とは

まず前提として「手が見える」について、以下の3つの視点から解説します。

  1. 「手が見える」とはどういうことか
  2. 手が見えないとどうなるか
  3. 手が見えなくても指すのが大事

1. 「手が見える」とはどういうことか

将棋で勝つためには手を「読む」ことが大切。「読む」というのは自分がこう指したら相手がこう指して、そうしたら自分はこう指して……というのを考えていくことです。

でも、きちんと「読む」ためには、その前提として忘れてはいけないことがあります。

それが、「手が見える」ということ。「見える」というのは、「ある手が有力な選択肢であることが直感的にわかる」といった意味です。

将棋では見えた手」をもとに、読みを進めていきます。だから、手を読むと言っても、それはあくまでも自分が「見えた」範囲の手を読んでいくだけ。見えていない手を読むことはできないのです。

将棋では、ひとつの局面でルール上可能な手が100通り以上も存在したりします。そのすべてについて「読む」ことをしているとキリがないので、直感で候補を数個に絞り込んでからその手の先を読み進めます。

この候補を絞り込むときに有力な手を残すことができることを「手が見える」というのです。

ちなみにテレビやネット番組を見ていると、棋士の紹介などで「〇〇さんは早見え早指しで…」などと言われることがありますが、この「早見え」というのは、早く「手が見える」ということです。

2. 手が見えないとどうなるか

「手が見えない」とどうなるかを考えてみましょう。

手が見えないのには、大きく分けて「相手の手が見えない」のと「自分の手が見えない」の2つのパターンがあります。

まず、相手の手が見えない場合。

相手には良い手があるのにそれに気付かずに読みを進めると、読みの中でどんどん自分の都合のいいように局面が進んでいきます。こういう読みを「勝手(かって)読み」と言います。

勝手読みをしてから自信満々で指してみたら、相手に予想していなかった手を指されてびっくりする。そして、そのせいで形勢が一気に悪くなる。こういうことはよく起こります。

相手の手は見えていても、自分の手が見えない場合もあります。

このときには、自分の側に本当はもっと良い手があるのに、それに気付かないため、指せないことになります。

相手の手が見えない場合と違って相手が指した手によってびっくりすることはないので、そもそも手が見えていなかったことに気付くことすらないことが多いのがこの場合の特徴です。

ただ、自分の手が見えていなかったことで不利になってしまうことはよくあります。そういうときには、知らない間に形勢が悪くなっていたと感じることになるでしょう。

「手が見えない」とすぐに形勢が悪くなってしまいます。それでは将棋に勝つことはできず、弱いままです。

3. 手が見えなくても指すのが大事

「手が見える」ようになるために、前提として大事なことがあります。

それは「手が見えなくてもとにかく何か指す」ということです。

正直なところ、将棋が指す人なら程度の違いこそあれ「手が見えない」ことに悩んでいます。いつでもきちんと手が見えれば誰も苦労しません。

トップクラスのプロ棋士でさえも、手が見えないことはあるのです。

だから、アマチュアの私たちがなかなか手が見えないのはある意味当然のこと

手が見えないなら見えないなりに、とにかく一局を指すのが大事なのです。

「手が見える」ようになるための3つの方法

「手が見える」ようになるためにやるべきことは、以下の3つです。これらについて、順に解説します。

  1. 対局の振り返り
  2. 感想戦
  3. 棋譜並べ

1. 自分の対局を「振り返る」

「自分の対局を振り返る」ことは大切です。

一局が終わったらすぐにもう一局指したくなるのをちょっとだけガマンして、いま指した将棋を振り返ってみましょう。

将棋アプリやネットでの対局であれば、自分の指した将棋の棋譜が残っているはずなので、手軽に対局を振り返えれるはずです。

相手の手が見えなかった場合には、自分の気付かない手を指されてマズイことになっているもの。自分が気付かなかった手に注目して、「こういう手があるんだな」と覚えておきましょう。

そうすると、次からはその手が見えるようになってきます。

ただ、一度反省しただけではすぐに忘れてしまい、またその手が見えなくて負けてしまう、ということはよくあります。

そんなときはまた反省して覚えるのです。これを繰り返すことで「見える手」のパターンが自分の中に増えていきます。

そうすれば自分の読みが「勝手読み」ではない正確なものになっていき、将棋が上達していくでしょう。

2. 最高の方法は「感想戦」

「感想戦」もおすすめです。

この方法の良いところは、相手の手だけでなく自分の手が見えない場合にも有効なところです。

自分の手が見えていなかったことに自分で気がつくのは大変なもの。でも、相手に指摘してもらうことで、それが可能になるのです。

とくに感想戦が有効になるのが、自分より強い人を相手にするとき。強い人は手もよく見えているので、自分の指した手に対しても「この局面ではこう指した方がよかったんじゃないの」などと教えてくれます。

その手が自分の見えていなかった手だった場合には、「そういう手があるのか」と気付くことによって、次からはその手と同じような手が見えるようになってくるのです。

実は「見えない手」のパターンには人によって傾向があるもの。言い換えれば、自分がなかなか指せない種類の手があるです。例をあげると以下の通りです。

  • 駒を捨てて攻める手
  • 攻めずにじっと受ける手
  • 働きの悪い駒を活用する手
  • 持ち駒を打つ手

自分より強い人に感想戦で教わる経験を積んでいくと、自分が見えない手の傾向がわかってきます。それを意識することで、見えなかった手が見えてきやすくなります

たとえば、「じっと受ける手」が見えにくい傾向のある人なら、攻めの手を指す前に「相手の攻めを受けた方がいいかもしれない」と意識することで、受けの好手が見えたりするのです。

感想戦が難しい場合は、将棋ソフトを活用することでも自分の見えなかった手を探すことができます。将棋ソフトの「評価値」が悪くなった局面の「候補手」を見るというやり方です。

ただ、このやり方が効果的なのはある程度の棋力がすでにあって、将棋ソフトを扱える人に限られます。初心者の場合は、まずは自分の頭で考えて対局を振り返ることと、感想戦を大事にしましょう。

3. 「棋譜並べ」で感覚を身につける

「棋譜並べ」も良い方法です。

ここまでの2つの方法は自分の指した将棋をもとに「手が見える」ようにするためのやり方でした。「棋譜並べ」は自分の将棋ではなく、プロ棋士が指した将棋を将棋盤の上で再現する方法です。

プロ棋士が指す手は、そのほとんどが「良い手」です。たくさん棋譜並べをしているうちに「こういう手があるのか」
という気付きをたくさん得られるので、「良い手」の感覚が身についてきます。

すると、いざ自分が対局するときにも「手が見える」ようになってくるのです。

ただ、棋譜並べは上級者向けの勉強法です。初心者のうちは、自分の対局の「振り返り」と「感想戦」を中心に行うのがいいでしょう。

棋譜並べについては、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はあわせてお読みください。

まとめ

「手が見える」ことではじめて正確な読みが可能となるため、それは将棋の強さに直結します。

「手が見える」ようになるには、以下の3つの方法があります。

  1. 対局の振り返り
  2. 感想戦
  3. 棋譜並べ

中でも最高の方法は、自分より強い人と指して感想戦をすること。

できるだけ感想戦を行う機会を増やして、将棋を上達していきましょう。

将棋で「手が見える」ようになる方法3つ

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