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未来より今が大事、幸せになるには今の自分が納得することをしよう

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未来より今が大事なので、今の自分が納得することをしましょう。

未来の自分のために今の自分が何かを我慢することはやめよう、というのが私の方針です。
この方針の根底には、

  • 未来のことなんてわからない
  • 幸せを感じられるのは今だけ

という2つの考え方があります。

目次

今やりたいことをやればいい

自分は今、3年ほど勤めた会社を辞めるところです。

すると周囲には、以下のような忠告をする人が出てきます。

  • この先ことを考えれば、辞めない方がいい
  • 辞めたら後悔するかもしれないぞ
  • 将来のためには我慢も必要

でも、私はこういう考えに賛成できません。

今、会社を辞めたいのであれば、それは辞めていいんです。

なぜ、自分はそう感じるたのでしょうか。もっと深く自分で自分の心を分析してみたところ、その根底にあったのが以下の考えだったのです。

  • 未来のことなんてわからない
  • 幸せを感じられるのは今だけ

もっと深く掘り下げてみます。

未来のことなんてわからない

未来のためと思って今を我慢しても、将来の自分がどうなっているかはわかりません。

たとえば、将来のために我慢してお金を貯めているとしましょう。未来の自分は、お金がたくさんあった方が幸せを感じると信じています。

でも実際のところ、未来の自分はお金にはそれほど価値を感じないかもしれません。それどころか、自分が我慢を続けて貯めてきたお金がなくなることに不安を感じて、心配ばかりでむしろ不幸かも。

「若いときに、もっとやりたいことを色々やっておけばよかった」と後悔することも考えられます。

未来のことなんて、誰にもわからないのです。

大事なのは納得感

大事なのは納得感

私の会社の同期である友人に、お金に関してケチな人がいました。

その友人は、お金がかかる飲み会には行きません。誰もが電車を使う距離を、電車代がもったいないからと自転車で行ったりしていました。

不思議に思ったので、どうしてそんなにお金をケチるのか聞いたことがあります。

するとその人は「将来、家を買いたいんだ」と言っていました。たしかに、それを実現するためには、今はお金を節約する我慢が必要でしょうね。

私は、この我慢はいいと思います。「自分が欲しい家を買うために今はがんばっているんだ」という納得感があるからです。

「未来のことなんてわからない」というのは、もちろんあります。この友人の場合も、10年後には家なんて欲しくなくなっている可能性はあるんです。

ただ、もしそうなったとしてもその友人は「あのときの自分は家が欲しかったんだから、自分は間違っていない」と思えることでしょう。

今の自分の気持ちを大切に

大事なのは、今の自分の気持ちです。

家を買いたい友人の話でも、その考えは矛盾していません。「今」の自分が欲しいものを手に入れるために「今」の自分が我慢しているからです。

私がやめるべきだと思うのは、「未来」の自分が欲しくなるかもしれないから、「今」の自分が我慢することです。

その場合、今の自分には納得感がありません。納得感がなくて、今やっていることをやめたいと思うのに、そのまま続けてしまうのは不幸なことです。

我慢を続けたところで、将来の自分が幸せを感じられるかは全然わかりません。

そして、今の自分が我慢をしたうえに未来の自分が不幸になったとしても、責任を取ってくれる人は誰もいないのです。

幸せを感じられるのは今だけ

「未来」の自分のために「今」の自分の我慢をする人の場合、未来の自分はさらなる未来の自分のためにまた我慢をすることになるでしょう。

そして、我慢を続けた末に最後にあるのは「死」です。人生の時間には限りがあるのですから。

幸せという感情を感じることができるのは、つねに「今」だけです。

幸せになるためには今の自分が幸せを感じることに集中するしかありません。今の自分を大事にしない考えでいると、いつまでも幸せになれないと思います。

未来の自分が欲しがるものは、未来の自分に手に入れてもらいましょう。それは、今の自分が考えることではありません。

自分を「正当化」しないために

自分を「正当化」しないために

今は欲しくないもののために我慢をすると、他にも悪いことがあります。

それは、自分を正当化してしまうことです。自分はそれが「欲しいはずだ」と思い込もうとするのです。

「あのときの自分は間違っていなかった」と言うために、その方向にしか進むしかなくなります。

さきほどのお金を貯める例で言えば、そうする理由が以下だったとします。

  • 将来結婚して、子どもが欲しくなるかもしれない
  • だから、今からそのときに備えておこう

すると、それが正しい行動だったということにするためには、結婚をして子どもを作るしかなくなるのです。

たとえ「そうしたい」という気持ちが強くなくても、過去の自分との一貫性を持たせるために、今の自分のすることが自動的に決まってしまう

そいういう状況になると、「今」の自分の気持ちとは違う方向にどんどん人生が転がっていきます。

「なんだかマズイことになってるな」と思っても、もはや修正はききません。過去の自分を正当化するために、「これでいいはずだ」と不都合な部分からは目をそらし続けます。

そして、いつか見て見ぬふりをすることにも限界がきて、自分の周りを見回してこう気付くことになります。

  • 自分は本当にこれがほしかったんだっけ?
  • やりたかったことって、これだっけ?

自分を正当化し始めてしまうと、もう戻れません。

それを避けるためには、つねに「今」の自分の気持ちに正直になることです。

「今の自分がやりたいから、今これをやっている」

それだけのシンプルな状態になれます。そうすれば、正当化の必要はありません。

後悔しない人生にしよう

私が一番恐れていることは、自分が死ぬ時に後悔しながら死ぬことです。

  • 自分の人生、こんなはずじゃなかった
  • 良いことも色々あったけれど、本当にやりたいことはできなかったな……

そんなふうには、絶対になりたくありません。

だから、会社を辞めることに関して、誰に何を言われても自分の気持ちが変わることはないのです。

人生は一度きりです。未来のことをあれこれ心配して我慢をするよりも、今の自分がやりたいことに集中しましょう。

後悔のない人生にするには、それしかないと思います。

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