梅澤浩太郎のブログ。目標・理念は「スキルを進化させつづける人になる」。

「ファクトフルネス」の書評・感想~ドラマチックな世界の見方~

 
「ファクトフルネス」の書評・感想
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「失敗しない思考法」を今だけ無料でプレゼント中。「将棋マッチ」にて、将棋を教える仕事もしています。

「ファクトフルネス」の書評・感想

こんにちは、梅澤です。

最近、「ファクトフルネス」
という本を読んでみたら
思いがけず
とてもおもしろかったです。

「事実やデータをもとに世界を正しくみる方法」
を学べて、とても役立つ本。

これを読めば世の中の見方が変わる!
というぐらい
すごいインパクトがありました。

 

いま世の中では
新型コロナウイルスが猛威をふるっていて、
コロナに関する情報も
あふれかえっています。

そんな状況で
正しく情報をとらえて
適切な行動につなげていくために、
「ファクトフルネス」は役立ちます。

まさにいま読むべき、
すばらしい本です。

「ファクトフルネス」の紹介

「ファクトフルネス」はこちらの本です↓

 

2019年のベストセラーとなった本で、
多くの著名人が絶賛しています。

わたしもそれを知ったうえで読んだので
事前の期待も高かったのですが、
それを裏切らない納得の内容でした。

 

本書は3人の共著で、
中心人物はハンス・ロスリングという
スウェーデンの医師。

私は知らなかったのですが、
TEDトークが大人気で
世界的な有名人のようです。

本書の執筆の途中(2017年)に
ガンで亡くなり

共著者の息子とその妻が
本書を完成させました。

 

 

本書の中では
医師であるハンス・ロスリングさんが経験した
具体的なエピソードが
ユーモアをまじえてたくさん紹介されていて、
そのおかげで楽しく読み進められます。

勉強になる本というのは
読んでいて退屈なものが多いのですが、
この本はハンスさんの人柄が感じられるのが
とてもいいです。

ただ、そのハンスさんが
本書の執筆中に亡くなったと考えると
感慨深いものがあります。

冒頭のクイズの信じられない結果

本書の冒頭では、
読者に向けてクイズが出題されます。

そこでいきなり私は大きなショックを受けました。

あまりにも間違いが多かったからです。

 

クイズは13問あって、
それぞれがA、B、Cの3択です。

世界がどんな状況にあるかを問うもので、
例えばこんな問題がありました。

 

質問5
15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。
国連の予測によると、
2100年に子供の数は約何人になるでしょう?
A 40億人
B 30億人
C 20億人

 

世界の人口が爆発的に増えていることは
もちろん知っています。

人口が増えているのは
子供の数が増えているからであり、
その増えた子供また子供を作るのだから、
2100年の子供の数は
とうぜん今よりずっと多いはず。

私は自信まんまんで
「A 40億人」を選びました。

 

しかし、正解は「C 20億人」。

すでに現在の世界では
子供の数の増加はほぼ止まっており、
2100年になっても
あまり変わらない
のだそう。

これは私の中の「常識」とは
かけ離れている事実で、
とても驚きました。

 

 

他のクイズにも
こんな調子で間違えまくり、
私は13問中でたったの2問しか
正解できませんでした。

たったの2問!

 

私は自分が人より知識が多い方だと思っており、
テレビでのクイズ番組でも
よく正解するほうです。

そんな私が3択の問題で
正答率15%とは、
信じられないほどでした。

まったくのランダムで答えても
33%は当たるわけですから、
本書の中でも筆者が言っていますが
チンパンジー以下です。

 

ただ救いだったのは、
これほど間違えるのは
私だけではないということ。

たくさんの人に同じクイズに
答えてもらったところ、
全世界の平均でも、
正解数は2問か3問程度。

つまり、ほとんどの人は
チンパンジー以下なのだそう。

しかも、
高学歴のエリートや
ノーベル賞受賞者など
超優秀な人たちでさえ、
同じくらい間違えた
のだそうです。

 

これはいったい、どういうことなのか。

私は本書でこれから語られることに
一気に興味が引きつけられました。

ドラマチックすぎる世界の見方

このクイズで多くの人が
チンパンジー以下の正解率に
なってしまう理由。

それは人々が
「ドラマチックすぎる世界の見方」
をしているから。

そして、そんな見方をしてしまうのは、
狩猟時代からの長い歴史の中で
人間に備わった本能

に原因があるのだそう。

そんな本能を筆者は10個あげ、
それぞれについて
具体的に話を深めてくれます。

 

さきほど例に出した
将来の子供の数の問題でいえば、
多くの人がこれに間違えてしまう原因は、
「直線本能」にあります。

これまでの50年ほどの間に
子供の数が増えつづけてきたので、
これからも子どもの数のグラフは
「直線的に」増えつづけると
かんちがいをしてしまっているのです。

子供の数がふえすぎて
地球が人であふれかえり、
人類は滅亡する!
という未来はドラマチックです。

私もそんなイメージを持っていました。

 

人は単純でドラマチックな見方を
しがちなので注意しましょう!

というのが本書のいちばんのメッセージです。

新型コロナウイルスの情報への対応

いまの世の中は
新型コロナウイルスの話題ばかりです。

私もコロナのことを考えながら
この本を読んでいたところ、
「ドラマチックな世界の見方」というのは、
まさにコロナにも
あてはまると思えました。

 

コロナのことを極端に恐れてしまうのは
「恐怖本能」のせいですし、

買い占めなどパニックになってしまうのは
「焦り本能」のせいであり、

中国が悪い、政府が悪いなどと責めたくなるのは
「犯人探し本能」のせいです。

 

 

そして、
そうした人々の本能を
テレビ、新聞、ネットニュースなどの
マスメディアがあおっている

というのも、
本書が指摘している通り。

しかも、ほとんどの人は
こうした「人間の本能」のせいで
自分が反応しているとは気づかないまま、
ニュースの情報に踊らされてしまっています。

本書をすべての人が読んでいれば、
コロナに対する世の中の反応は
大きく違っていただろうなと思います。

 

 

一言でいえば、わたしたちは
「コロナをドラマチックに見過ぎ」
です。

もちろん、コロナが拡大しないように
適切な対策はするべきですが、
コロナのことしか考えないのではいけません。

 

むやみな都市封鎖などによって
経済が大打撃を受ければ、
それによって生活が苦しくなる人が増えます。

そして、経済がおかしくなると
日本では自殺者が増える
ことが過去の統計でわかっています。

コロナを抑え込むことばかりに
注意が向いていると、
かえって死者を増やすことにも
なりかねないのです。

マスメディアに操られないために

ニュースを流すマスメディアは、
人々の恐怖をあおるほどトクをします

もっと自分たちが発信する情報に興味をもって、
見てもらえるようになるからです。

そして、マスメディアは
人がもつ「ドラマチックに世界を見る本能」を
うまく利用しています。

マスメディアはそのやり方を
長年にわたって研究してきているので、
注意していないと
人々は簡単に操られてしまうのです。

 

 

マスメディアに対抗するためには、
まずは人間に備わっている本能の存在を
わたしたち一人ひとりが
知らないといけません。

そのうえで、
「ドラマチックな世界の見方」をしないように
本能を抑え込む必要があります。

人間は本能だけで生きているわけではありません。

理性や知性があります。

冷静に自分のアタマで論理的思考をすれば、
本能による間違った思考を
上書きすることができる

のです。

 

 

いまは情報がいくらでも手に入る時代だからこそ、
私たちはその情報を
きちんと扱えるようにならないといけない。

「事実やデータをもとに世界を正しくみる」
ということが、
私たちには求められている。

「ファクトフルネス」を読んで、
私はそのことを改めて感じました。

まとめ

・「ファクトフルネス」はすばらしい本
・人は「ドラマチックすぎる世界の見方」をしがち
・人には10個の本能がある
・本能の存在を知って、対処することが大事
・「事実やデータをもとに世界を正しくみる」ようにしよう

 

「ファクトフルネス」は
すべての人にオススメしたい、
すばらしい本です。

2000円弱という値段ですが
それ以上の価値は間違いなくあるので、
ぜひ読んでみてください↓

 

 

 

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