こんにちは、梅澤です。
今日は私の人生に大きな影響を与えた人
について書いてみます。
それは「ちきりん」さんです。
ちきりんさんはすごい人なのですが、
どいういう人なのかを
一言で説明するのは難しい、
ちょっと変わった活動をしている人です。
なので、まずはちきりんさんが
どんな人なのかを紹介。
そして、私がちきりんさんのことをどう知って
どんなふうに影響を受けたのかを書いていきます。
最初に結論を言うと、
私がちきりんさんから受けた最大の影響は
「大企業からの転職」をしたことです。
私は「お茶会」で
ちきりんさんに直接お会いしたことがあり、
その件についてはこちらの記事をどうぞ。
ちきりんさんはどんな人物か
まず、ちきりんさんが
どんな人なのかについて。
私がいちばんしっくりくる肩書きは
「社会派ブロガー」。
ちきりんさんは
本名や詳しい経歴などは
いっさい公開しないまま
ブログを中心に活動しています。
こちらがちきりんさんのブログです。
名前はあくまでも「ちきりん」であり、
冒頭の写真の名刺にあるイラストを顔写真として
使用しています。
(ちなみに私は「お茶会」のときに
名刺をもらいました。)
ちきりんさんがブログをはじめたのは
2005年3月。
ブログでは社会の問題を取り上げるなど、
真面目な話題が多いです。
とてもユニークな視点とおもしろい語り口で、
ものすごい人気ブログになりました。
ちきりんさんはいままでに
本を10冊ほども出版しており、
各界の著名人との対談も多数あります。
ちきりんさんのすごいところは、
自身の正体を明らかにしないまま、
「書く文章のおもしろさ」だけで
多くのファンを生み出した
という点です。
地位や肩書きなんてなくても
本当に価値のある文章が書ければ
世間から評価されるんだなと、
私は勇気をもらいました。
また、読者の傾向も独特です。
ちきりんさんは読者向けに
ときどきアンケートを取っていて
その結果から明らかなのですが、
「Chikirinの日記」の読者は
20代〜30代の若者(特に男性)の読者が
圧倒的に多いです。
ブログの内容から
ちきりんさんは中年の女性だとわかるのですが、
若い男性から支持されているというところが
おもしろいなと思います。
ちきりんさんの活動はすごく幅広くて、
とても一言では言えません。
去年には
自宅のリノベーションに関する本を出版して、
今までとはまったく違う領域での活動が
多くなってきました。
最近では新型コロナウイルスについて
ご自身の意見をほぼ毎日発信しています。
ちきりんさんのブログとの出会い
私がちきりんさんのブログと出会ったのは、
約10年前のこと。
当時、私は大学院生で、
もうすぐ就職をする
という時期でした。
私は将棋が趣味で、
将棋棋士が書いているブログを
日々チェックしていました。
その日も私はいつものように、
大学の研究室にて
貸与されたMacBookProを使って
棋士のブログを順番にチェック。
そんなときにある棋士が
「ちきりんさんが良いことを言っているなー」
というコメントとともに、
ちきりんさんのブログ記事の
リンクを貼っていたのです。
「ちきりん」って何だ?
ペンネームかな?
と思いつつ、
リンク先の記事を読んでみました。
それが私がちきりんさんの文章にふれた
最初です。
改めて探してみると、
当時の記事が今もネット上に
残っていました。
こちらの記事ですので、
時間のある人は読んでみてください。
当時の私はこの記事を読んで、
衝撃を受けました。
リーダーシップの重要性がわかって
とても役立つうえに、
すごく読みやすい文章。
この記事だけが特別にすばらしいのかと思って
ブログの他の記事も読んでみたところ、
どれも同じぐらい高いクオリティ。
すごい記事ばかりなことに驚いて、
思わず研究室の仕事をそっちのけで
しばらく「Chikirinの日記」を
読みあさっていました。
その後は、
ちきりんさんのブログが更新されたら
すぐにチェックしつつ、
過去の記事もどんどん読んでいきました。
さらに、
ちょうどちきりんさんが
2冊目の本「自分のアタマで考えよう」
を出版した時期だったので、
そちらも購入。
ちきりんさんの思考に
どっぷりとハマりながら、
私は大学院を修了して
大企業のメーカーに就職しました。
大企業を辞めて転職
私は社会人になってからも
「Chikirinの日記」を
ずっと読みつづけていました。
あるときは
「Twitter上で読書会をやろう」
とちきりんさんが呼びかけたので、
私もそのときはじめて
Twitterのアカウントを作って
読書会に参加。
それ以来、
ブログだけでなくTwitterでも
ちきりんさんの発信に
触れるようになりました。
ちょうどそのころ、
私自身の生活にも変化がありました。
入社したときには
希望にあふれていた私でしたが、
だんだんと会社がイヤになっていたのです。
仕事がおもしろくないし、
いかにも「伝統的大企業」という感じの社風も
自分に合わないと感じていました。
しかもその当時、
ちきりんさんはまさに
「大企業なんか辞めた方がいい」
と若者をあおる
情報発信をしていたところでした。
関連するブログ記事をたくさん書いており、
いまざっと検索しただけでも
こんな記事がみつかりました。
こうしたちきりんさんの発信に
私は大きな影響を受けました。
私の親など周囲の人はみんな、
「大企業で働くことは良いことだ」
ということに何の疑問も持っていません。
だから自分の子どもが大企業で働いていれば
それだけで誇らしいことだし、
せっかく大企業にいるのに
それを辞めるなんて考えもしないことなのです。
そして、私自身もそうした
世の中のよくある価値観に縛られていました。
だから、
「大企業を辞めるなんてもったいないのかな」
と思って行動できなかったのです。
でも、ちきりんさんの発信する情報に
たくさん触れることで、
親や世間の価値観が絶対ではなくて
もっと他の考え方があることが
心から納得できました。
そうすることで、
周りの人とは違う行動が
できるようになったのです。
そして、
私は勤めていた大企業を3年で辞めて、
もっと小さくて新しい会社に転職をしました。
ちきりんさんの影響がなければ
もといた会社で
希望も気力もなくダラダラと
働きつづけていたかもしれません。
きっかけをくれたちきりんさんには
感謝しています。
ちきりんさんは若者をあおるのをやめた
ちなみにちきりんさんは
私が転職をしてしばらくすると、
「大企業なんて辞めた方がいい」
と若者をあおるのをやめました。
その理由もおもしろかったです。
あおるのをやめたのは、
ちきりんさんが
大企業の良さを認めたからではありません。
こういう理由です↓
私も昔は「大企業にしがみつくのではなくもっと自由に生きたほうがいいよ」みたいな話をよく書いてた。当時は、そういうメッセージに価値があると思っていたから。でももうあんまりそういう話を書かなくなった。だって2018年になってまだそんなことで迷ってる人、もはやターゲット読者じゃないので。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) January 6, 2018
ちきりんさんの
ブログ、本、Twitterの発信を読んで
人生が変わったという人は、
私だけでなくたくさんいるでしょう。
「いままでちきりんさんのことを知らなかった!」
という人は、
ブログやTwitterなら無料なので
ぜひ読んでみてください。
まとめ
- ちきりんさんは「社会派ブロガー」
- 本名や顔は非公表で、様々なジャンルで活動
- 私は大学院生のときに、ちきりんさんのブログと出会った
- ちきりんさんに影響を受けて、私は大企業を辞めて転職した
この記事を書くにあたって
ちきりんさんの昔のブログを読んだりして、
当時の気分がよみがえってきました。
もはやちきりんさんは、
私の人生の記憶と
がっつり結びついていますね。
実は私はちきりんさんに
直接お会いしたこともあります。
その「お茶会」について
こちらの記事に書いたので、
よければ読んでみてください。
2022年1月に発売された
ちきりんさんの新刊
「自分の意見で生きていこう」
についても書いたので、
あわせてどうぞ。