「がんばってはいるけれど、なんだか心の底から燃えられない…」
これが私の長年の課題でした。
10年以上もがいて、人生をかけて本気で燃えられる理念を、私はようやく見つけました。
それが「仕組み2.0」です。
「仕組み2.0」という理念を共有する仲間を集めるために、この文章を書いています。
組織の歯車だと感じた会社員時代
こんにちは。
セールスライターの梅澤浩太郎と申します。

私はもともと、理系出身の技術者でした。
東北大学大学院を修了し、2012年に大手メーカーに就職。
給料もいいですし、口には出しませんが「これで一生安泰」という気分でいる同僚も多かったです。
しかし、安定した環境の中でふと、ある違和感が芽生えたのです。
「自分は組織の中のただの歯車なのでは?」と。
私が当時取り組んでいたのは、開発中の製品の性能評価試験でした。
社内の他部署の人から依頼された試験を行い、その結果を報告する仕事です。
当時の私は、ビジネス全体のごく一部しか見られないのが不満でした。
メーカーのビジネスは「研究→開発→生産→販売→サポート」という流れで行われます。
その中で私が見ているのは、開発の中のさらに一部分だけ。
そもそも開発の目的や背景すら知らず、購入したお客さんの顔を見ることもありません。
ただ、社内の人から頼まれた試験を毎日こなしていたら、毎月給料が振り込まれていきます。
試験を依頼した人がお金を払ってくれているわけではなく、お客様が別にいるはずなのに、接点はまったくありません。
さらに言えば、私がいなくなっても他の人が試験を代わりにやるだけで、誰も困らないでしょう。
仕事にやりがいを感じられず、手応えがない毎日を過ごしていました。
まるで、つねに薄暗いモヤがかかっていて、 体にまとわりついているような重苦しい感覚でした。
リフレッシュしようと休日に遊んでも、海外旅行に行ってみても、気分が晴れるのは一瞬だけ。
また仕事に戻れば、すぐに暗くて苦しい状態に戻ってしまっていたのです。
「この会社が悪いのでは」と思い、転職もしました。
でも、同じようなモヤモヤは晴れないままでした。

「このままでは、半分死んでいるような状態のまま人生が終わってしまう…」
そう思い、転職先の会社も辞め、2018年に個人事業主の道へ進みました。
自分ひとりでやれば、ビジネスの全体像が見えるし、お客さん一人ひとりと深く関われます。
会社の中で技術者として働いていたときの違和感は、解消されると思ったのです。
自分でビジネスをしてみたが…
インターネットでできるビジネスを探す中で出会ったのが「コンテンツ販売」です。
コンテンツ販売は「不労所得」が作れるというのが魅力的でした。
自動で商品が売れる仕組みさえ作れば、自分が寝ている間も遊んでいる間も、勝手に商品が売れて儲かるというのです。
具体的には、ブログを使って集客し、メールマガジンで信頼を育て、セールスレターで商品を売る。
そんな仕組みを必死に作っていました。
しかし、当時は実力不足で商品はまったく売れず、私は挫折しました。
そこで、それまでブログをせっせと書いていた経験を生かし、Webライターとして仕事を始めました。
すると今度は順調に軌道に乗り、収入はアップしていったのです。

やがてランディングページやメールマガジンの仕事も請け負うようになり、セールスライターと名乗るようになりました。
自分の商品の販売も再開。
経験と実績をもとに、Webライター向けの商品を販売して、今度はありがたいことに多くの人に購入してもらえました。
「自分の商品を売って稼ぐ」ことが数年越しに実現して、本当にうれしかったです。
ただし、問題がありました。
会社員のときに感じていたモヤモヤはもうないはずなのに、あいかわらずあまり手応えがなく、情熱が湧いてこなかったのです。
ライターとしての仕事も商品販売も、不完全燃焼の感覚が残っていました。
でも、その理由が私にはわかりませんでした。
すべてはつながっていた!衝撃の気づき
そんな状態の2025年5月、私はある人の「理念セッション」を受けました。
納得感のある理念を打ち立てれば、もっと燃えて活動できるのではと思ったからです。
セッションの中で、私は本音を話しました。
替えがきく歯車のように働いていた会社員を辞めて自由になった。
フリーランスになって、自分がやりたいライターの仕事や商品販売もできている。
でも、なぜか燃えきれないし、成果も思ったほどには得られていない。
この理由が自分でもわからない、と。
そのとき言われたことが衝撃的でした。
「会社員のときのことと、いまのライターの仕事や商品販売は、根底でつながっている」と言われたのです。
でも、それだけでは私はピンときませんでした。
技術者とライターでは、やっていることはぜんぜん違うと思ったのです。
でも続けて、その人は言いました。
私がやってきたことはぜんぶ「仕組み」というキーワードでつながっているのだと。
それを聞いたとき、私は直感的に「たしかにその通りだ!」とわかりました。

つまり、こういうことです。
会社員のときは会社組織という「仕組み」の中で働かされていて、それが嫌で逃げ出しました。
その後で私が取り組んでいたコンテンツ販売は何かというと、自動で商品が売れる「仕組み」作りです。
そして、ライターという仕事は、クライアントが商品を売るための「仕組み」を作る手伝いをする仕事です。
このように、私は会社を辞めて仕組みから離れたわけではなく、「仕組みを作る側」に回っただけでした。
ライターや商品販売の仕事をしているとき、私の潜在意識の中でずっと存在していた感情が、実はあったようです。
それは「仕組みは嫌だ!」という心の叫びです。
会社員のときに自分を苦しめた「仕組み」に対する恨みや憎しみの感情が、残っていたのです。
だから、自分の意思で「仕組みを作ろう!」とアクセルを踏んでも、心の中ではブレーキも同時に踏む状態になっていました。
これこそが、私が燃えられない根本原因だったのです。
このことに気づいたとき、長年探し求めていた答えに、ようやくたどり着いた気がしました。
まるで、ずっと空を覆っていた雲が割れて、あたたかい日差しが降り注いでくるような感覚。
どうやっても消せない正体不明のモヤに立ち向かう手段が、ようやくわかった気がしたのです。

それでも仕組みが大好き!
仕組みのせいでさんざん悩まされてきた私ですが、確信していることがあります。
それは、実のところ私は「仕組みが大好き!」だということです。
自分が過去に興味を持ってやってきたことを考えれば明確なのです。
たとえば、 私は物理学が好きで、大学院に進学するほどでした。
物理学は宇宙や自然界の背後にある「仕組み」を解き明かす学問で、そこに私はワクワクするのです。
それから私のいちばんの趣味は将棋です。

将棋にのめり込むきっかけになったのが「藤井システム」という戦法でした。
この戦法では、相手がどういう作戦を使っても、すべてに対応できる「仕組み」が準備されています。
藤井システムの「仕組み」が理解したくて、自分でも使ってみたくて、私は将棋にハマったのでした。
だから、私がやるべきなのは仕組みから離れることではありません。
むしろ、仕組みが冷たくてつまらないもので終わらないように本気で向き合うことに、道があると信じています。
効率と心を統合する「仕組み2.0」の誕生
私が大切にしたいのは、人のあたたかい想いや情熱です。
いまの世の中、AIに代表される「効率」と、人の「想いや情熱」は対極にある別物のように扱われています。
でも、「効率」と「想いや情熱」は、どちらか一方ではなく同時に実現して統合できるはず。
それができたとき、効率と心を兼ね備えた新時代の仕組みが誕生します。
それが「仕組み2.0」です。
「仕組み2.0」の実現こそが、私の理念だと決めました。
ここ数年、想いや情熱のない冷たい仕組みはなくなるどころか、力を強める一方だと感じます。
AIが台頭しはじめたことで「効率」を追い求める傾向に拍車がかかったのです。
仕事はますます機械的になり、「効率化」や「自動化」ばかりが叫ばれています。
でも、会社員のときに絶望した私は知っています。
効率ばかりを追い求めた先にあるのは、冷たくて暗く、孤独な世界です。
AIがもてはやされている今、世の中は暗い未来に向かうレールに乗っているのではと、危機感を持っています。

「仕組み2.0」はこれからの世の中で求められるはずです。
人の心が大切である一方で、便利で効率的な仕組みを手放すことは、現実的ではありません。
人類みんなが幸せになるには、別物に見える2つをうまく統合させていくしか道はないのです。
「仕組み2.0」が実現したとき、人はあたたかい心や情熱を取り戻し、お互いのために力を合わせられるようになるでしょう。
戦争なんてしなくなり、世界に平和が訪れます。
みんなが周りの人のために力を尽くせば、そのエネルギーは循環して、どんな社会課題だって解決できるはずです。

そんな明るくあたたかく熱い世界の礎となるのが「仕組み2.0」なのです。
まさに人生をかけて取り組む価値のあるテーマだと思っています。
仲間と一緒に進むための「仕組み2.0道場」
ただし、「仕組み2.0」はひとりで実現できるものではありません。
この世の中には「効率」と「目に見える成果」を絶対の価値とする、ものすごい圧力があります。
これに負けずに進み、理念を広めていくためには、共鳴して一緒に進んでくれる仲間が必要です。
その仲間が集まる場として、このたび「仕組み2.0道場」のコミュニティを立ち上げました。

「仕組み2.0」はお飾りの理念ではありません。
毎日取り組む作業の一つひとつから、実践できるものです。
想いや情熱がこもった、心を動かす仕組みを作れば、人に行動してもらえます。
結果として、ビジネスにも大いに役立ちますし、むしろ「従来の仕組み」よりも成果につながるでしょう。
「仕組み2.0」を実践すれば、自分の情熱を注いだ商品が売れるし、誰かの想いのこもった商品を売るお手伝いもできるのです。
精神面でも経済面でも、満ち足りた生活をもたらすはずです。
仕組み2.0の理想の実現は、簡単だとは思っていません。
いろいろな壁にぶち当たって、その度にどう解決するか、頭を悩ませることになるでしょう。
でも、だからこそ仲間とともに挑戦する価値があります。
もしあなたが心のどこかで「仕組み2.0ってなんだかいいな」「自分も燃えてみたい」と思うなら。
あなたの中にもすでに「仕組み2.0」の芽があります。
あなたも私たちと一緒に、仕組み2.0に挑戦してみませんか。

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