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指導対局の抽選で佐藤康光九段と対局~YAMADAチャレンジ杯2019③~

 
YAMADAチャレンジ杯の指導対局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

YAMADAチャレンジ杯では
指導対局も行われました。

抽選に当たれば誰でも無料で
指導対局を受けられるのです。

ただ、初めて参加すると
並ぶ場所などがわかりにくいと思うので、
私の体験を写真入りでまとめました。

私は今回、
運良く佐藤康光九段との
指導対局が当たったので、
その対局についても書いています。

 

YAMADAチャレンジ杯については
こちらの記事も合わせてどうぞ↓

指導対局の抽選

準決勝の対局が終わると、
「指導対局の整理券の配布を始める」
という場内アナウンスがありました。

時刻は12時45分ごろ。

指導対局を受けたい人は
どこに行けばいいのか
よくわからなかったのですが、
周辺を歩いて探します。

すると、
エスカレーター横の通路に
それらしき行列を発見。

すでにたくさんの人が
並んでいました↓

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

 

私の後にあと2人並んだところで、
列に並ぶ人は締め切られました

あと少し遅かったら
私も間に合わなかったところで、
危ないところでした。

人数が多かったので、
抽選となります。

列の先頭の抽選する場所は
こんな様子です↓

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

 

赤丸で囲った部分に
串が用意されています。

この串を一人ずつ引いていって、
串の先端に印があれば当たりです。

ちなみに指導対局をする棋士を
選ぶことはできません

当選した場合は
どの棋士の指導対局かが指定されるので、
それに従うことになります。

こうしたやり方は「上州将棋祭り」と同じで、
こちらの記事に詳しく書きました↓

 

YAMADAチャレンジ杯では
「13時15分〜」と「15時〜」の2回、
指導対局が行われます。

その両方の抽選を
1回でやってしまうので、
この列に並ぶのが唯一のチャンス。

指導対局は無料で受けられることですし、
この抽選を逃さないようにしましょう。

 

私は行列に並ぶのが遅かったため
抽選を引く順番は最後から3番目。

自分の前で当たりがすべて引かれて、
自分でクジを引くまでもなく
落選する可能性もありました。

ところが。

私の順番が回ってきた時点で、
当たりのクジが3本残った
状態だったのです。

これにはスタッフの方も
少し困った様子でしたが、
残りの三人全員が当選
ということに。

ラッキーです!

 

そして、私にも
「指導対局券」が
割り当てられました。

その棋士の指導対局が
受けられるのかと見てみると…
佐藤康光九段でした↓

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

 

日本将棋連盟の会長で
人気棋士である佐藤九段の
指導対局が受けられるとは。

私にとっては
一番の大当たりで、
すごい幸運です。

 

あとは「指導対局券」に
書かれている通り、
13時15分の「5分前」
指導対局席に行くだけです。

抽選が終わったのが
12時55分ごろだったので、
15分ほどしか時間がありません。

本当は決勝戦の公開対局の前に
昼食をとるつもりだったのですが、
こうなれば食事は後回し。

トイレを済ませたりして、
時間を待ちました。

駒を並べて指導対局を待つ

13時10分には
指導対局場で待つようにしました。

すでに盤と駒がズラリと
並べられています↓

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

 

スタッフ方の指示に従い、
自分が指導を受ける棋士の
名前プレートがある場所に着席。

そして、棋士の分まで
駒を並べて待ちます。

指導対局の手合いは
自由に決められる
ので、
あらかじめ駒を落とします。

私は「飛車落ち」にしようと
決めていたので、
その状態にしました↓

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

 

実は私は、
指導対局を受けられる場合に備えて、
「飛車落ち」の定跡
前日に勉強しておいたのです。

抽選に外れれば
ムダになってしまうところでしたが、
勉強の成果を出すチャンスが
やってきました。

佐藤康光九段に「飛車落ち」で勝利

やがて佐藤康光九段が登場。

やはり盤をはさんで向かい合うと
オーラを感じます。

三面指しで指導対局が行われ、
私の隣の少年は「二枚落ち」で、
さらに隣のおじさんは私と同じく
「飛車落ち」で挑んでいました。

 

まっさきに決着したのは
「二枚落ち」の少年で、
佐藤九段に負かされました。

佐藤九段は他の対局の手を止め、
ポイントの局面での考え方などを
ていねいに指導。

そのときの様子です↓

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

 

私は事前の勉強通り
「右四間飛車」
組みました。

「飛車落ち」の定跡では
主流の作戦です。

序盤の駒組みは定跡通りに
進めたものの、
いざ仕掛けようというところで
事前の勉強から外れてしまい、
そこからは自力で考えなければ
いけなくなりました。

 

私が攻めていって飛車を
飛び出したところで、
佐藤九段はその飛車を捕獲しようとして
緊張感のある局面に。

飛車を取られたら
一気に負けになる可能性もあるので
プレッシャーがかかりましたが、
そこで飛車を助けるために
持ち駒の桂を「▲5六桂」と打ったのが
好手となりました。

この手は感想戦でも
佐藤九段にほめてもらえました。

 

それでも佐藤九段は
無理やり飛車を取りにきて、
実際に飛車を取られる展開に。

しかし、
この攻防で私の方は金と銀を取り、
むしろ駒得。

ただでさえ「飛車落ち」の
ハンデがあるところ、
この駒得は大きかったようです。

佐藤九段は厳しい攻めを
繰り出してきましたが、
私は心を落ち着かせて
冷静に受けました。

 

そして、攻めが少し遅くなったところで
蓄えた持ち駒を使って反撃

守り駒が少なくなった佐藤九段は
玉を広い方に逃がそうとしますが、
私の方の持ち駒が
充実していたため逃げ切れず。

王手と詰めろの連続で迫り、
結果として
佐藤九段九段に勝つことができました

 

佐藤九段には感想戦で
「うまく指されました」
と認めてもらえました。

「飛車落ち」の手合いで
プロ棋士に勝ったのは
久しぶりだったので、
うれしかったです。

 

ちなみに、
同じく「飛車落ち」で挑んだおじさんは
私の対局が終了したときにも
あまり局面が進んでおらず、
まだまだ中盤戦。

進行の早さにバラツキがあり、
結果がどうなったかはわかりません。

負けた棋士が指導対局をする仕組み

指導対局は佐藤九段の他に、
YAMADAチャレンジ杯と
YAMADA女流チャレンジ杯の
準決勝で敗れた4人の棋士
担当しました。

指導対局の様子がこちら↓

YAMADAチャレンジ杯の指導対局

 

ついさっきまで
真剣勝負を戦っていたのに、
負けたらすぐに
指導対局に入らないといけない。

イベントとしては
うまく人が回って効率が良いのですが、
負けた棋士としては
精神的にキツイものがあるはずです。

この悔しい思いをしないためには、
決勝戦に進出すればいい。

その思いが今後の活躍のバネになる
という面はありそうです。

 

実際、今回優勝した
山根ことみ女流初段は
このイベントに出場するのは4回目。

でも、これまでは
毎回準決勝で負けて指導対局をしており、
とても悔しかったと語っていました。

負けた棋士が指導対局をする
という仕組みには、
勝負の厳しさがよく表れている
と私は感じました。

まとめ

YAMADAチャレンジ杯では
プロ棋士による指導対局が
行われます。

抽選で当たれば誰でも無料で
指導対局を受けることができるので、
場所と時間を確認して
抽選に参加しましょう。

私は今回は
佐藤康光九段との指導対局で
「飛車落ち」で勝利することができ、
うれしかったです。

指導対局は準決勝で負けた棋士が
主に担当していて、
その状況に勝負の厳しさを感じました。

 

 

YAMADAチャレンジ杯については
こちらの記事も合わせてどうぞ↓

 

 

 

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梅澤 浩太郎
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