王宮内のワットプラケオの見どころを紹介~タイ,カンボジア20


王宮内にあるワットプラケオの
見どころを紹介します。
エメラルド仏が安置された本堂の他にも
仏塔や経堂など豪華な建造物がたくさんあり、
周りを囲む回廊の壁画も見事。
バンコクで観光するなら、
ワットプラケオは外せないスポットです。
ワットプラケオへ移動
ワットアルンの見学を終えて
対岸に戻ってきた私は、
3大寺院の最後のひとつである
ワットプラケオへ向かいました。
船着き場から歩いて行ったのですが、
想像以上に時間がかかりました。
ワットプラケオは王宮の中にあり、
その王宮は地図上で見ると
船着き場のすぐ近くにあるのですが、
入り口が船着き場とは反対側にあるのです。
王宮の敷地はとても大きいので、
城壁の外側をぐるりと回り込むと
けっこう距離があります。
こういう白い壁がずーっと続いているので、
壁に沿って歩いていくしかありません↓
途中の歩道には王家の方の写真が
飾られていました↓
王宮の近くに限らず、
タイ国内ではいたるところに
王家の人物の写真がかざってあって、
王家が人々の尊敬を集めていることがうかがえました。
旅行の荷物をすべて背負っているので疲れたのですが、
船着き場から歩くこと約15分。
ようやく一般の人向けの入り口まで来ました↓
大型バスで近くまで乗り付けたと思われる
観光客のグループが、
王宮の中へと吸い込まれていきます。
ワットプラケオでは、
ワットポーやワットプラケオと比べて
団体客がとても多いことに気が付きました。
団体ツアーの場合は3大寺院を全部回ると
時間がかかってしまうので、
一番大きいワットプラケオだけに訪れる場合が
多いのかもしれません。
王宮では入り口と出口ははっきり分けられていて、
それぞれ別の門なので注意しましょう。
王宮に入るのは無料ですが、
王宮の中にあるワットプラケオに入るには
入場料がかかります。
入場料は500バーツ(約1700円)で、
他の寺院に比べて圧倒的に高額です。
ワットアルンは50バーツ、
ワットポーは100バーツだったので、
あまりの高さに驚きました。
また、ワットプラケオの入場券の販売は
午後3時半までで、
閉まる時間がとても早いことにも注意が必要です。
入り口付近の3つの見どころ
高い入場料を払って入ったワットプラケオですが、
敷地内は驚くほど豪華。
入場料の高さにも、たちまち納得しました。
こちらの3つの建物が、
いっぺんに目の前に現れてびっくり↓
それぞれが豪華で大きな建物。
まず写真の一番奥にある
赤い屋根に黄緑色のとうもろこしみたいなものが
付いている建物は「王室専用の御堂」。
中にはラマ1世からラマ8世までの歴代国王の像を
安置しています。
一番手前にある金色に輝く塔は
「仏舎利を納める仏塔」↓
ラマ4世がアユタヤにある
ワットプラシーサンペットをマネして建てたもので、
内部に釈迦の遺骨である仏舎利が納められています。
ワットプラシーサンペットについては
こちらの記事に詳しく書きました↓
そして、金色に輝く塔の隣にある
尖った屋根の建物は「経堂」↓
「トリビカタ(金の法典)」と呼ばれる
経典を納めている書庫です。
「経堂」は金箔と色ガラスのモザイクで
装飾されていて、キラキラ輝いてド派手。
この3つの建物だけでも見応え十分ですが、
ワットプラケオの中には他にも見どころが
てんこ盛りです。
全部は紹介しきれませんが、
いくつかピックアップして見てみます。
ワットプラケオの内部
こちらの像はヤックとモック↓
ワットアルンの山門でも見かけましたが、
ここでも門を守っているようです。
門の両側にはワットプラケオをぐるりと取り囲むように
回廊がのびているのですが、
そこには見事な壁画が描かれています↓
描かれているのは、
インドの叙事詩をタイ風にアレンジした
「ラーマーキエン」という神話で、
壁に沿って物語の流れがあります。
ハデな建造物がたくさんあるワットプラケオですが、
周囲の回廊にまでこんなすごい壁画があって、
どんだけ豪華なんだという感じです。
ちなみに、ワットポーにもあった給水所が
ワットプラケオの中にもありました↓
まあ、これだけ見どころが多ければ、
歩き回っているうちにのども渇きますよね。
なぜか、アンコールワットの模型もあります↓
アンコールワットに感銘を受けたラマ4世が
作らせたものだそうです。
私はこの日の翌日にはアンコールワットを
訪れる予定でしたので、
模型を興味深く観察しました。
このあたりの場所で、思わぬ人と会いました。
前日のオプショナルツアーで一緒だった人と、
偶然再開したのです。
やはりバンコクを観光するなら
ワットプラケオは誰でも訪れるので、
こんなことも起こります。
こちらの仏塔はワットプラケオの中で
最も古い建造物で、
写真には写っていませんがもう1基あって
2つで1組です↓
ラマ1世が両親に捧げるために
建造したと言われています。
台座をヤックとモックが支えているのが目を引きますね。
こちらはとうもろこし型の美しい仏塔↓
東側の壁に沿って、同じ形の塔が8つも並んでいます。
そして、こちらが本堂↓
カラフルで豪華な造りです。
内部には翡翠(ひすい)で作られた
緑色の「エメラルド仏」が安置されています。
内部は撮影不可なので写真はありません。
本堂内部には靴を脱いで入るのですが、
タイ国民だけがエメラルド仏により近づけるように
前方のスペースが確保されていました。
多くの人が祈りを捧げていて、
信仰のうえでも特別な場所であることが感じられました。
ワットプラケオ博物館
有料ゾーンであるワットプラケオの外に出て、
王宮の出口付近には
「ワットプラケオ博物館」があります↓
こちらは入場無料。
外には展示品だと思われる昔の大砲が
たくさん置かれていました↓
王宮で使われていた食器などの小物や
王宮全体のミニチュアなど
多彩な展示物を見ることができます。
2階分の展示スペースがあって、
ボリューム満点です。
ただ、説明がタイ語かせいぜい英語があるぐらいで
日本語はないので、
展示物の詳細を理解するのは難しいです。
まあ無料なので、ちょっとのぞいてみるといいと思います。
王宮内のワットプラケオを紹介しました。
たくさんの見どころが狭い敷地にぎゅっと詰まっていて、
短時間で色々なものを楽しむことができます。
バンコクを観光する際には、ぜひ訪れましょう。
タイ・カンボジア旅行記の全記事は
こちらにまとめてあります↓
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