梅澤浩太郎のブログ。目標・理念は「スキルを進化させつづける人になる」。

「続ける脳」の書評・感想~「グリット」が成功を決める~

 
「続ける脳」の書評・感想
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「私の人生を変えた論理的思考」を今だけ無料でプレゼント中。「将棋マッチ」にて、将棋を教える仕事もしています。

「続ける脳」の書評・感想

「続ける脳」という本を読みました。

著者は脳科学者の茂木健一郎さん。

世界的に注目されているという
「グリット」という概念を紹介するのが
本書の主な内容です。

「グリット」は人が成功することと
とても深い関係があるのだそう。

本書の要点と私の感想を
まとめました。

「続ける脳」で紹介される「グリット」とは

「続ける脳」はこちらです↓

 

本書で紹介されている「グリット」とは、
一言で言えば
「情熱を持って継続する力」
のこと。

このグリットを持つ人は、
人生において成功できるというのです。

これまではIQテストで測られるような
持って生まれた才能が、
成功するかどうかを決めると
言われてきました。

しかし、
才能よりもグリットが重要であると
世界中の科学者の意見が
変わってきたのです。

 

ここで重要なのは、
才能は鍛えることができないけれど
グリットは鍛えることができる

ということ。

才能がなくても
情熱を持って続けられる人は
成功できるというのですから、
すべての人が希望を持てる話です。

そこで本書では、
どうすればグリットが鍛えられるか
という話が語られます。

茂木健一郎さんの
著書ではあるのですが
脳科学の話はそれほど多くなく、
よくある自己啓発書のような内容が
多めです。

私もこの本を読んで、
失敗を恐れずにどんどん行動していこう
という気持ちが強くなりました。

「成功」とは何か

ここまでの文章の中で
「成功」という言葉を使ってきましたが、
いったい何が成功なのでしょうか。

お金持ちになったり、
社会的に高い地位についたり
することでしょうか。

茂木さんは本書の中で、
「その人がその人らしく生きる」
ことが成功だと言っています。

この主張には、
私はその通りだと共感しました。

 

その一方で、
そうした成功の定義を自分に当てはめたときに
「自分らしい生き方とは何か」
という疑問が次にわいてきます。

私が思うに、
「自分らしい生き方」がわからなくて
苦しんでいる人というのは
けっこう多いのではないかと。

私自身もよくわかっていません。

本書は
「あなたがやりたいことは何ですか?」
という問いかけで終わるのですが、
それこそが肝心なところ。

グリットを高めようにも、
情熱を向けていく対象がなければ
どうしようもありません。

「やりたいこと」は
自分で見つけるしかないとはいえ、
それが難しいんですよね。

将棋の「感想戦」

本書の中でも
私にとって興味深かったのが、
将棋の「感想戦」
取り上げられた部分です。

ものごとを続けるうえで
重要な問題となるのが、
失敗や挫折とどう向き合うか
ということ。

グリットを高めるためには、
失敗や挫折を乗り越えて
進んでいかなければなりません。

そして、
何かに挑戦していれば
必ずどこかで挫折をするものなので、
挫折に慣れることが大切。

そんな話の流れの中で言及されたのが、
将棋の「感想戦」なのです。

 

将棋界で圧倒的な実績を残してきた
羽生善治九段でさえ、
生涯勝率は7割ほど。

羽生九段ほど強い棋士でも
10回のうち3回は負けるわけです。

そうした世界に生きている棋士にとって、
負けることはあたりまえ

負けるたびに
いちいち落ち込んだり腹を立てていては
どうにもならないことを、
棋士なら誰もが知っています。

そんな棋士たちはみんな、
対局が終わると
勝っても負けても感想戦をします。

感想戦というのは、
「あのときどう指していたら良かったのか」
ということを対局者どうしで
振り返ることです。

著者の茂木さんは感想戦を
負けとは成長するためのきっかけでしかない
と考えている精神的な態度

としてほめたたえています。

 

将棋を指している人であれば、
プロだけでなくアマチュアでも
感想戦は行います。

私自身も感想戦は
あたりまえにやっていること。

でも、
将棋をふだんしない人からすると、
感想戦というのは
とても変わった行動に見えるのですね。

たしかに、勝負を終えた直後に
対戦相手とその勝負を振り返るというのは、
スポーツなどではまずあり得ないことです。

感想戦があるということ自体が
世間一般から見たら
すごいことだということに、
本書を読んで改めて気づきました。

感想戦は将棋界が誇るべき文化
だと私は思います。

まとめ

「続ける脳」は
脳科学者の茂木健一郎さんの著書。

「グリット」と呼ばれる
「情熱を持って継続する力」こそが
人生において成功するために重要なのだと
紹介する内容です。

グリットを鍛えるうえで
「自分らしい生き方とは何か」
ということを考えるきっかけにもなり、
いい刺激がもらえました。

 

 

 

 

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