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豊島将之二冠 vs 藤井聡太七段、新人王戦特別対局の情報まとめ

 
豊島将之二冠 vs 藤井聡太七段、新人王戦特別対局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

豊島将之二冠 vs 藤井聡太七段、新人王戦特別対局

2019年の元旦に放送された
豊島将之二冠と藤井聡太七段の対局。

新人王戦で優勝した藤井七段の
特別対局の相手として豊島二冠が選ばれて
実現しました。

公式戦さながらの
緊張感のある対局となり、
角換わりの最新形で藤井七段が勝利。

一局の流れなど、対局の情報をまとめました。

対局の情報まとめ

2019年1月1日放送
第49期新人王戦特別対局
豊島将之二冠vs藤井聡太七段(先手)
関西将棋会館 御上段の間
持ち時間:各3時間
開始 10:00
終局 17:12 ごろ
89手まで藤井七段の勝ち

 

<昼食>
豊島:親子丼(やまがそば) 730円
藤井:サービスランチ(珍豚美人)(イレブン) 900円

 

藤井七段はをよく注文しているので、
お気に入りなのでしょう。

「珍豚美人」は関西将棋会館の建物の
1階に入っているレストラン「イレブン」
のメニューです。

記念対局を特殊なやり方で放送

この対局は「新人王戦特別対局」。

「新人王戦」という棋戦で優勝した棋士は、
特典としてタイトルホルダーと
記念対局する権利
が与えられます。

2018年は藤井聡太七段が「新人王」となったので
記念対局に出場。

タイトルホルダーの誰が対局するかは
日程の都合などを考慮して決められるようですが、
今回は豊島将之二冠が選ばれました

この対局はあくまで「記念対局」なので、
公式戦ではありません。

 

藤井七段と豊島二冠という
人気棋士どうしの対局ということで
本局は当然注目されます。

だから対局の様子が
放送されるのは当然なのですが、
今回はそのやり方がかなり特殊でした。

事前に対局をして映像を収録しておき、
それを2019年の元旦に放送したのです。

それ自体は普通なのですが、
特殊なのは対局の解説は生放送だったこと。

事前に録画した映像を見ながら
その映像に対して解説をしていくということで、
今までに見たことがないやり方です。

 

しかも、ニコニコ生放送とアベマTVの両方
そのやり方で放送してしており、
対局開始時間が実際の対局と同じ
午前10時になるようにしていました。

そのため、まるで本当に
元旦に対局が行われているかのような
感覚
になったのです。

 

こういうやり方で放送しているがゆえの
面白いこともありました。

昼食休憩は40分間ですが、
なんとアベマTVは昼食休憩の時間をカットして、
25分にしていたのです。

これによってニコニコ生放送との間で
時差が発生
し、
アベマTVで局面を先取りして
見られる状態になっていました。

通常の対局の生放送であれば
ありえない状況が発生していて
面白かったです。

一局の流れ:角換わりの最新形

戦型は角換わりの最新形に。

どちらも相手の得意を避けず、
真っ向勝負といった感じです。

後手の豊島二冠がひたすら手待ちをしている間に
藤井七段は玉を8八まで囲い、
▲4五桂から仕掛けていきました。

似たような将棋は多くの実戦例があることもあり、
両対局者ともほとんど時間を使わずに
どんどん指し進めていきます。

 

そして中盤の難しい局面にさしかかると、
今度は一転して両者とも長考の連続

勝負にこだわった時間の使い方で、
両対局者のこの対局にかける意気込みが
伝わってきました。

対局中の姿を見ても
記念対局だから手を抜くといった空気は
一切感じられず、
公式戦と同じ緊張感がみなぎっていました。

 

長考を繰り返しながら攻め合いに進み、
藤井七段は▲6三銀と打ち込みます。

それを手抜いて豊島二冠が△7五銀と
攻めの手を指して、
お互いにノーガードで一直線の変化に
踏み込みました。

結果的に、読みが上回っていたのは
藤井七段の方
でした。

豊島二冠が形勢悪化に気付いたときには
修正がきかない局面となっており、
粘ることができないまま豊島二冠が投了。

藤井七段の快勝となりました。

 

2018年にタイトルを2つ奪取して
圧倒的な強さを見せている豊島二冠。

その豊島二冠にすんなり勝つのですから、
藤井七段の強さはものすごいですね。

ニコニコ生放送では「九番勝負」の影響

解説者:
村山慈明七段
聞き手:
貞升南女流初段
メールテーマ:
「今年の抱負」

 

この解説で面白かったのが、
村山七段はすでに対局の指し手や結果を
事前に知っていた
こと。

それなのに、
まるで対局の結果を知らないかのように
「演技」をしながら解説をしていたのです。

すべてを知りながら
「次の一手」の予想アンケートを
出題したりしている様子はシュールでした。

村山七段のその演技は上手で、
自然に解説ができていたのはさすがでした。

 

前日の「大みそか九番勝負」の激闘は
この番組にも影響を与えていました。

まず、聞き手の貞升南女流は
「九番勝負」の第5・6局でも聞き手
を務めており、
疲れが残っているであろう中での出演でした。

でもそのおかげで
この番組内でも「九番勝負」の企画についての
話などが聞けたのはよかったです。

 

また、解説者と聞き手の昼食は
豪華な「お寿司」

これも「九番勝負」が関係していて、
貞升女流が聞き手をした第5・6局の解説をした
渡辺明棋王が影響力を発揮しました。

「明日は元旦なのだから、
解説者と聞き手の昼食には
元旦らしいものを用意するべきでしょう」
ということを渡辺棋王が番組内で語り、
その発言にニコニコ生放送の運営が配慮して
「お寿司」が用意されたのです。

渡辺棋王が運営に圧力をかけたため
コメントで「圧力ナベ」と書き込んでいる人がおり、
「圧力鍋」にかかっていて
うまいことを言うものだと私は感心しました。

 

前日の九番勝負については
こちらの記事をどうぞ↓

アベマTVの豪華プレゼント

解説者:
森内俊之九段
阿久津主税八段
聞き手:
里見香奈女流四冠
渡辺愛女流王位

 

アベマTVの出演者は
みなさん和服で、
お正月らしい雰囲気
でした。

聞き手は里見女流四冠と渡辺女流王位という
二人のタイトルホルダーで豪華。

お二人とも振り袖を着ており華やかです。

 

アベマTVではこの記念対局で使用した駒を
プレゼント
するという、
すごい企画も実施していました。

しかも、対局者2人のサイン入り

おそらく駒だけでも何十万円もする
高級品であるところ、
さらに豊島二冠と藤井七段が対局で使用して
サインまで入ったら、
いったいどれだけの価値があるのか。

オークションなどを行ったら、
かなりの値段になりそうです。

それを無料でプレゼントするとは、
ものすごい太っ腹で驚きます。

まとめ

新人王戦特別対局について書きました。

この注目の対局を元旦に楽しめたのは
ありがたかったです。

将棋の内容はそれほど熱戦にはなりませんでしたが、
公式戦のような緊張感を味わえました。

事前に録画した対局映像を流して
生放送で解説するという今回の新しい手法は、
今後はもっと活用されることになるかもしれません。

どうなるか注目ですね。

 

 

 

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