「守破離」社会人は「守」が大事な理由とは

「守破離」という言葉、
その意味を知っていますか?

これは武道などで使われる言葉で、
修行の段階や人に教えを請うときの姿勢を
表しています。

現代の社会人にとって、
「守破離」の中で
特に大事なのは「守」です。

「守」が実践できるかによって、
その人の可能性は
大きく変わってきます。

■「守破離」とは何か

「守破離」は、その漢字が一字ずつ、
修行の段階を表しています。

それぞれ、以下のような意味です。

守:
指導者に言われたこと充実に「守る」段階。
破:
言われたことを守るだけでなく、「破る」段階。
自分なりに工夫し、新しい方法を試す。
離:
指導者から「離れる」段階。
自分独自のものを生み出して発展させていく。

「守破離」の3つの段階は、
武道などに限らず、
新しいことを身に着けようとする場合に
幅広く適用できる考え方です。

■学び続けなければいけない現代

「守破離」という言葉や概念が
生まれた当時は、
武士が世の中を治める時代
だったことでしょう。

武士の子として生まれた人は、
それだけで一生を武士として
生きていくことが決まります。

そこで幼いころから指導者に付き、
「守破離」の精神で
武道の鍛錬に励むのです。

そして、若いときに身に着けた
武芸を頼りにして、
一生を過ごしていきます。

対して、私たちが暮らす現代。

今では身分制度はなくなり、
誰もが自由に職業を選ぶことができます。

それ自体は素晴らしいことです。

しかしその一方で、
変化の激しい今の時代では、
一つの芸で一生を生きていくことは
難しくなってきています。

誰もが、大人になって社会に出てから、
新しいことを身につける必要に
迫られているのです。

20年ほど前までなら、

大学を卒業したら就職して、
新入社員の数年間も色々学ぶ。

その後は、
若いときに学んだことを使って仕事を回し、
それが古臭くなってもごまかしつつ、
定年までやり過ごす。

これでよかったかもしれません。

でも、今はそんな時代じゃありません。

知識や能力はすぐに古臭くなり、
新しいことを学び続けられない人は
誰にも相手にされなくなります。

大学を出て社会人となってからも
新しい能力を身につけ続けなければ、
活躍することなどできないのです。

■知識や経験が邪魔をする

社会人になってからも、
学び続けることが必須。

ただし、社会人が学ぶときには、
幼いころに鍛錬を積むときには存在しなかった
障害が生じてしまいます。

それは、自分が積み上げてきた経験や知識、
価値観
といったものです。

本来は自分の武器となるべきこれらが、
新しいことを学ぶ時には
邪魔になってしまいます。

何か新しいことを身につけるのは、
幼いときほど簡単なものです。

現代でも、
スポーツや芸術などの分野で一流の人には、
5歳頃から練習を初めたという人が多い。

幼いときは
余計な知識のないまっさらな状態なので、
新しいことを学ぶには最高なのです。

一方、社会人はどうか。

ただでさえ大人になって
知識の吸収力が落ちているところに、
古い知識が邪魔をします。

経験のある社会人は、
「ただ言われたことをやるだけ」
ということに我慢ができず、
自分の色をつけようとしてしまいます。

指導者に「こうしなさい」と言われても、
自分の知識や経験から
「こうやった方がいい」と判断して、
言われたことを守らないのです。

この状態になると、
「守破離」の最初の「守」が
実践できないことになります。

これでは、新しいものは身につきません。

■「守」の重要性がわかった自分の経験

私自身にも経験があります。

私は社会人になってから、
意識して新しいことを学ぼうと
指導者に教わりました。

今の自分を変えたいと思って、
新しいことに挑戦したのです。

でも、私は「守」が苦手。

自分がやっていることに、
とやかく言われるのは嫌な性格なのです。

そのため、教わっていた指導者に
「ここをこう直しななさい」
と言われたときに、
理屈をこねて従おうとしないことがありました。

そのとき、指導者から
言われたことがあります。

「自分を変えるために学んでいるのに、
その今の自分の基準で
何をやって何をやらないかを決めてしまっては、
自分を変えることはできないよ。」

その言葉はとても印象的で、
ただただその通りだなと思いました。

「守破離」という言葉の
「守」が意味することが、
はじめて理解できた瞬間
でした。

それから後は、
自分が納得できないことでも、
あえて愚直に従うことにしてみました。

そして、それを続けていくと、
だんだんと指導者から言われたことの意味が
理解できるようになってきました。

「あのときなぜ、あれをやったのか」
「なぜ、あのやり方でないといけなかったのか」

そういったことが、
やっていた当時はわからなくても
時間がたった後になってからわかったのです。

「守」の時間を続けなければ、
感じられなかった感覚だと思います。

この経験によって、
私は「守」の大変さと重要性を
自分の体で感じました。

■「守」さえ実践できれば

最初の「守」さえ本気で実践できれば、
あとの「破」と「離」は
比較的容易にできるでしょう。

なぜなら、社会人には
他の分野での知識や経験があるからです。

それらを取り入れたり組み合わせることで、
それぞれの分野に今までなかった新しいものを
生み出すことができます。

ただ、それができるのは、
「守」の実践によって
新しい分野の基礎を身につけたからこそ。

足元の土台が揺らいでいては、
その上に何かを積み上げようとがんばっても
無理なのです。

自分の意思を封印して
「守」に徹することは、
社会人にとっては辛いものです。

でも、その段階を我慢できれば、
自分の力を一気に引き上げられる
可能性が広がっています。

「守破離」の精神で、
新しいことに挑戦しましょう。

そのときは「守」を大切に!

この記事を書いた私、梅澤浩太郎は
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