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将棋の魅力3つの側面~勝負師、研究者、芸術家~

 
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梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

将棋の魅力とは何でしょうか?

将棋を指す人には3つの側面が
あると言われています。

それが、

「勝負師」「研究者」「芸術家」

です。

この3つそれぞれが、
将棋の魅力に直結しています。

■将棋の魅力はわかりにくい

将棋の何が面白いのかは、
ふだん将棋になじみのない人には
伝わりにくいです。

 

小さい将棋盤をじーーっと見ながら、
長い間座りっぱなし。

難しい顔をして、
ずーーっと考えていないといけない。

たまにやることといったら、
小さい駒をチマチマ動かすだけ。

将棋の対局をしている人をはたから見ても、
楽しそうではないかもしれません。

 

でも、私は将棋が大好きです。

将棋の何がいいのか。

将棋を指す人の3つの側面を通して、
面白さをお伝えします。

あなた好みのものはあるでしょうか。

■①勝負師~熱く戦って勝つ~

まず1つ目、「勝負師」。

これが3つのうちで、一番わかりやすいです。

 

将棋は勝ち負けがはっきりつきます。

ぼんやりしていても、
なんとなく過ごしていける毎日。

物足りなくて、つまらない時間。

将棋は、そんな日常にはない
緊張感に満ちています。

 

勝つか負けるかの二者択一が迫られ、
その中で誰もが
力を振り絞って戦うのです。

一度始まってしまえば、誰も助けてくれません。

甘えも言い訳も一切ナシ。

将棋盤の前で、
人は誰でも戦士となります。

 

そして目の前の相手と全力を尽くして戦って、
勝利をつかんだときの高揚感はたまりません。

最高です。

それでいて、
勝ってもウカウカしていられません。

強くなって勝てるようになってくると、
さらに強い敵が目の前に表れます。

将棋人口は多くて層が厚いので
「上には上」が、いくらでもいます。

勝負の相手が
物足りなくなることはないでしょう。

 

また、勝負を続けていくと、
絶対負けたくないライバルが
自然とできてきます。

そんなライバルとぶつかり合いながら、
お互いに高めあっていく感覚も
良いものです。

 

退屈でつまらない人生、
盤上でなら熱く燃える勝負師になれます。

■②研究者~真理を追求する~

2つ目は、「研究者」です。

将棋は学問のような一面があり、
相手との勝負を通じて
盤上の「真理」を突き詰めていきます。

 

最善の一手。

神の一手。

そういうものを探求していくのです。

将棋で実現可能な局面数は
途方もない数があり、
そこには人間にとって
無限とも言える世界が広がっています。

その未知の宇宙の中を
自分なりに探検していく機会
が、
誰にでも開かれているのです。

 

そこでは学校のお勉強のように、
すでにある答えを
覚えるのではありません。

自分自身で新しい一手を見つけ出して、
そしてそれを
対戦相手にぶつけることができるのです。

自分の見つけた手が炸裂して勝ったときには、
もう天に昇る気分です。

 

新しい手を探していく繰り返しの中で、
どんどん将棋の奥底まで入っていきます。

圧倒的に巨大な
ジャングルに分け入っていて、
宝探しをするような感覚。

そこには日常では味わえない、
真理と理想を追い求める
底知れない楽しみがあります。

 

雑事に追われてばかりの人生、
盤上でなら崇高な研究者になれます。

■③芸術家~自分を自由に表現する~

最後のひとつは、「芸術家」です。

将棋は自由です。

ルールさえ守れば、
あとはどうするか自分の思い通り。

 

将棋盤の上でチマチマ駒を動かして、
あれはいったい何をやっているのか?

あれは、自分を表現しているんです。

歌を歌ったり、踊ったり、
楽器を演奏したり、絵を描いたり、
詩を作ったりするのと同じです。

 

恥ずかしがり屋な人も大丈夫。

周りの人から見れば
座ってときどき手を動かしているだけなので、
人の目は気になりません。

それでも対戦相手には
あなたの気持ち、心の鼓動が
ビンビン伝わることでしょう。

 

将棋には、そのときどきの
気分や精神状態も表れてきます。

それは相手も同じ。

そんな二人が勝利を目指しながら
頭をフル回転させ、
今の自分をさらけ出して
ぶつかり合います。

お互いの個性を
ぶつけ合ってできた将棋は、
いわば二人で作り上げた芸術作品。

その瞬間にしかできない、
他の人には決して作れない
魂の結晶です。

 

なかなか自分らしさが出せない人生、
盤上でなら自由で創造的な芸術家になれます。

■「研究者」好きの大学時代

さて、3つの側面
「勝負師」「研究者」「芸術家」を
紹介してきました。

この中では、
私は「研究者」が好きでした。

 

私は将棋を本格的に初めたのが遅く、
大学で将棋部に入ってから。

そして私は大学では物理学専攻。

この2つの世界に
同時に突っ込む状態になりました。

「宇宙の真理を探求する」物理学と、
「盤上の真理を探求する」将棋が、
重なって見えたものです。

 

ということで、
大学のときには「研究者」のように
将棋を楽しんでいました。

将棋の本をたくさん読み込んで
知識をどんどん取り入れ、
それを土台に新しい手を編み出します。

そんな自分だけの手を
真剣勝負の中で相手にぶつけるときには、
ワクワクしてたまらなかったですね。

■「芸術家」好きの今

そんな私ですが、
最近では「芸術家」が一番好きです。

自分が、正解がないのものを
好むようになってきたことを
反映しているようです。

 

以前は「研究者」タイプだったうえに、
若者らしく勝負師の気質もあって、
「勝ちたい」という気持ちが強かった。

でも今では、悪い手でも負けてもいいんだ、
自分の精一杯を出すことが大事だ、
というふうに考えが変わってきました。

 

 

勝負をすれば、
片方は必ず負けます。

研究して正解が見つかれば、
間違いもはっきりします。

 

でも、自分を表現することに
負けはありません。

間違いもありません。

 

だから、芸術家でいたいと
思うのかもしれません。

 

 

 

将棋の魅力、伝わったでしょうか。

「勝負師」

「研究者」

「芸術家」

 

みなさんは、
どの側面が好きですか?

 

 

 

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将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

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