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将棋「初段になれるかな」会議を読んでの感想~級位者にぴったり~

 
将棋「初段になれるかな」会議
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

将棋「初段になれるかな」会議

将棋「初段になれるかな」会議
という本を読みました。

新書でありながら
図面がたくさん載っているという、
珍しいタイプの将棋の本です。

スラスラ読めてわかりやすく、
上達に役立つ内容。

「もっと強くなって勝てるようになりたい」
という将棋の級位者の方で、
「他の将棋の本は難し過ぎる」
と感じる人にオススメです。

将棋「初段になれるかな」会議の内容

将棋「初段になれるかな」会議
はこちら↓

 

出版は2018年12月。

本の題名に「会議」とある通り、
主に著者の3人による会話
話が進んでいきます。

3人の将棋の実力は以下の通り。

高野秀行:プロ棋士(六段)
岡部敬史:将棋ウォーズ3級
さくらはな。:将棋ウォーズ1級

 

岡部さんとさくらさんが高野さんに
将棋に関する疑問を聞いて、
それに高野さんが答えていきます。

一番のテーマは
「初段になるには何をすればいいのか」
ということ。

出てくる疑問や感想には
「わかるわかる」と共感できるものが多くて、
どんどん読み進めることができます。

そして読んでいく中で
自然に具体的な手筋などを
勉強できるようになっており、
将棋の上達に役立つ実用的な本です。

ところどころに
漫画家であるさくらさんによる
マンガがあるのも楽しいです。

たくさん勉強して
頭がパンパンになってきたあたりで
マンガが出てくるので、
いい息抜きになります。

将棋の級位者向けの本

本書の素晴らしいところは、
将棋の級位者向けの本
だということ。

この本を読むのにぴったりなのは
以下のような人です。

・将棋のルールはもちろんわかっている
・スマホアプリなどで対局もたくさんしている
・でも最近は強くならずに伸び悩んでいる
・できれば「初段」になりたい
・将棋の本を読んでみたが、自分には難しすぎた

 

将棋の本は
ルールから覚えるような初心者向けと
有段者が読む専門的なものは
充実しているのですが、
その間が不足しています。

級位者向けの本というのは
それほど多くないので、
貴重なのです。

将棋の本が難しくなりがちな理由として、
符号が並んでいる
というのがあります。

符号というのは
「▲2三金、△同玉、▲2一飛成、……」
というやつです。

本書ではこうした符号の並びがないように、
符号を会話の中で使って説明する
というやり方をしているため、
他の将棋本が難しいと感じた人でも
とっつきやすくなっています。

将棋の本に苦手意識がある人にこそ、
オススメしたい本です。

あえて「最善手」ではない手を選ぶ

本書には勉強になる考え方が
たくさん紹介されていますが、
中でも私が一番いいなと思ったのが
自信のない「詰み」より「詰めろ」
というものです。

高野さんはこう語っています。

「詰みます」と教えてくれない実戦において、
玉をつますのは、なかなか難しい。
頭金などを中心に
「自分で絶対に詰ませられる形を作ること」
が勝率アップの近道なんです。

詰みは偶然できちゃうことも多いのですが、
詰めろは意図して作るものです。
ぜひ意図して詰めろをかけるようにしたい。

 

将棋の本ではどうしても
「最善の一手」ばかりを
追求しがち。

本だけでなく
将棋が強い人が他人に教えるときにも
そうなりがちです。

もちろん「最善の一手」を求めるのは
正しい姿勢ではあるのですが、
級位者にとっては
難しすぎることがあります。

本書のような「最善でなくてもいい」
というスタンスで解説してもらえると、
教わる側としてもありがたいでしょう。

この考え方は
自分が指導するときにも
取り入れていこうと思います。

 

最近では将棋ソフトを使えば、
級位者の方でも簡単に
自分で最善手が
見つけられるようになっています。

これまでは将棋を教える人は
最善手を教えてあげることに
価値がありましたが、
それだけであれば
将棋ソフトを使えばいい
という話になってしまいます。

ですが、
教わる側の実力に合わせて
あえて最善ではない手を教える
のが有効な場合もあります。

そうした器用なことは
将棋ソフトではまだまだできないので、
人間ならではの教える力
が発揮できる場面かと思います。

私は有段者なので
本書のターゲットでは
ありませんでしたが、
級位者への将棋の教え方を
改めて考える機会になりました。

まとめ

将棋「初段になれるかな」会議
は級位者にぴったりの本。

会話形式の文章を
スラスラと読み進めるうちに、
将棋の勉強をすることができます。

最善手ばかりを追求する
他の将棋の本とは違って
級位者のことを本当に考えているので、
将棋の本に苦手意識を持っている人にも
オススメです。

 

 

ちなみに今回紹介した本の続編の
将棋「観る将になれるかな」会議も
出版されていますので、
興味のある方はチェックしてみてください↓

 

 

 

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