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広瀬章人竜王vs豊島将之名人、竜王戦第2局~豊島名人が熱戦を制す~

 
広瀬章人竜王vs豊島将之名人、竜王戦第2局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

広瀬章人竜王vs豊島将之名人、竜王戦第2局

広瀬章人竜王に
豊島将之名人が挑戦する
竜王戦の第2局。

戦型は「相掛かり」で、
熱戦となりました。

最後は豊島名人が
きれいな即詰みで勝利。

これで豊島名人の2連勝です。

本局を振り返ります。

 

第1局については
こちらの記事をどうぞ↓

対局の情報まとめ

2019年10月23日、24日
第32期竜王戦七番勝負第2局
広瀬章人竜王(先手)vs豊島将之名人
京都府京都市「総本山仁和寺」
持ち時間:各8時間
開始 9:00(23日)
終了 19:08(24日)
126手まで 豊島名人の勝ち
消費時間
広瀬:7時間54分
豊島:7時間56分

 

1日目
<午前のおやつ>
広瀬:西陣風味(和菓子・千本玉壽軒)
___ホットレモンティー
豊島:フルーツ盛り合わせ
<昼食>
広瀬:ゆば丼
豊島:風雷弁当
<午後のおやつ>
広瀬:タルトフロマージュ
___ホットコーヒー
豊島:西陣風味(和菓子・千本玉壽軒)
___グレープフルーツジュース

 

2日目
<午前のおやつ>
広瀬:衣笠(銘菓・亀屋重久)
___ホットレモンティー
豊島:フルーツ盛り合わせ
<昼食>
広瀬:風雷弁当
豊島:ゆば丼
<午後のおやつ>
広瀬:ショートケーキ(京都ホテルオークラ)
___ホットコーヒー
豊島:衣笠(銘菓・亀屋重久)
___グレープフルーツジュース

 

立会人:
久保利明九段
副立会人:
村山慈明七段

 

■ニコニコ生放送

<1日目>
解説者:
加藤一二三九段
聞き手:
山田久美女流四段

 

<2日目>
解説者:
深浦康市九段
聞き手:
飯野愛女流初段

 

■アベマTV

<1日目>
解説者:
大平武洋七段
藤森哲也七段
聞き手:
上田初美女流四段
飯野愛女流初段

 

<2日目>
解説者:
行方尚史八段
高見泰地七段
聞き手:
山口恵梨子女流二段
長谷川優貴二段

 

本局の対局場は
京都の仁和寺というお寺。

有名な観光地でもあります。

現地の写真なども見ましたが
境内がとても広くて庭園も立派で、
素晴らしい場所であることが
伝わってきました。

お寺ということで、
対局中の食事も
肉などが使われていない
精進料理のよう。

ふすまに鮮やかな絵が
描かれた部屋で、
対局が行われました。

一局の流れ:相掛かりの熱戦

本局は広瀬竜王の先手。

広瀬竜王が選んだ戦型は
「相掛かり」でした。

これは「角換わり」を避けたという
意味が大きそうです。

第1局で負けていますし、
豊島名人に深い研究があることは
よく知られていますからね。

 

しばらくは先後同型の形で
駒組みが進んでいましたが、
角交換をしたことで
陣形に違いが生じました。

△2四歩としたのが
豊島名人の工夫の一手で、
前例のない局面に。

豊島名人は△8四角と打って、
この角を軸に
どんどん攻めていきます。

広瀬竜王はその角をいじめて
強く反発して、
激しい戦いとなりました。

 

そんな中で
豊島名人が封じ手をして
1日目が終了。

色々な選択肢のある局面なので
広瀬竜王としては
封じ手を予想しにくく、
いいタイミングでの封じ手でした。

ただ、1日目には
豊島名人の方が1時間以上も
消費時間が多くなりました。

研究済みの序盤は
時間を使わずに飛ばす
豊島名人にしては珍しいことで、
早くから研究を外れたことが
うかがえます。

 

2日目。

封じ手は歩をなり捨てる
「△6七歩成」。

そこから豊島名人が
一気に攻め込みました

角を銀と刺し違えて
その銀をタダで捨て、
飛車を成り込みます。

駒損ながらも
攻めをうまくつなげました。

対して広瀬竜王も
一瞬のスキを突いて反撃。

たちまち豊島名人の玉も
危険な形になり、
どちらが勝つかわからない熱戦に

 

ただ残り時間は
102手目までの局面で
広瀬竜王が1時間30分あるのに対して
豊島名人がたったの6分

その時間差をみると
豊島名人の方が苦しそうにも見えますが、
そこからは
広瀬竜王の残り時間が
みるみる減っていきました。

どうやらその直前に
広瀬竜王に勝ちのない手順に
すでに入ってしまったようです。

 

広瀬竜王は時間を使って
豊島玉に詰めろをかけましたが、
これは形作り。

その瞬間に豊島名人が広瀬玉を
長手数の即詰みに討ち取って、
豊島名人の勝利となりました。

変化手順がたくさんある
とても複雑な詰みでしたが、
両対局者とも
読み切っていたようです。

ものすごくレベルの高い
終盤戦でした。

広瀬竜王は2連敗から巻き返せるか

これで豊島名人の2連勝。

竜王奪取に大きく近づきました。

一方の広瀬竜王は2連敗ですが、
去年の竜王戦でも
羽生さん相手に出だしは
2連敗でした。

去年はそこから巻き返して
タイトルを奪取した
ので、
2連敗でも
本人はそれほど気にしていない
かもしれません。

そのときと同じように
第3局で1勝を返せるかに注目です。

まとめ

豊島名人が先勝して迎えた
竜王戦第2局。

対局場は京都の仁和寺。

先手の広瀬竜王は
「相掛かり」の戦型を選び、
熱戦となりました。

最後は豊島名人が
超手数の詰みで勝利し、
これで2連勝。

広瀬竜王が
ここから巻き返せるのか、
第3局も楽しみです。

 

 

第1局については
こちらの記事をどうぞ↓

 

 

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

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