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羽生善治竜王vs広瀬章人八段、竜王戦七番勝負第4局の情報まとめ

 
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梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

羽生善治竜王vs広瀬章人八段の
竜王戦七番勝負第4局の情報をまとめました。

京都府の福知山城での対局となった本局。

広瀬八段が勝って、
七番勝負の成績を2勝2敗のタイに戻しました。

羽生竜王にとっては第3局に続いての逆転負けとなり、
辛い流れです。

対局の情報まとめ

2018年11月24日、25日
第31期竜王戦七番勝負第4局
羽生善治竜王vs広瀬章人八段(先手)
京都府福知山市「福知山城」天守閣
持ち時間:各8時間(チェスクロック使用)
開始 9:00(24日)
封じ手時刻 18:00(24日)
終局 18:57(25日)
133手まで 先手の勝ち
消費時間
羽生:7時間59分
広瀬:7時間43分

 

1日目
<午前のおやつ>
羽生:ピスタチオ(洋菓子マウンテン)
___ホットコーヒー
広瀬:ビッ栗!まるごと丹波のマロンぱん(まころパン)
___ホットコーヒー
<昼食>
羽生:福知山産京地どりの親子丼(柳町)
___100%グレープフルーツジュース
広瀬:肉のまち福知山ステーキ重定食(御肉料理)
___アイスティー
<午後のおやつ>
羽生:ビッ栗!まるごと丹波のマロンぱん(まころパン)
___ホットコーヒー
広瀬:ティラミス(洋菓子マウンテン)
___ホットコーヒー

 

2日目
<午前のおやつ>
羽生:チーズケーキ(洋菓子マウンテン)
___ホットコーヒー
広瀬:丹波の実り(京都華頂大学 石川果歩さん)
___ホットコーヒー
<昼食>
羽生:福知山名産鬼そばと名物天ぷら二種(鬼そば屋)
___100%オレンジジュース
広瀬:福知山産京地どりの親子丼(柳町)
___アイスティー
<午後のおやつ>
羽生:プリン(洋菓子マウンテン)
___ホットティー
広瀬:チーズケーキ(洋菓子マウンテン)
___ホットティー

食事やおやつは面白い名前のものが多いですね。

「肉のまち福知山ステーキ重定食」や
「福知山名産鬼そば」などは
メニュー名がそのまま名物のPRになっています。

 

そんな中で異彩を放っていたのが、
おやつに広瀬八段が注文した「丹波の実り」。

栗をパン生地の上にのせて焼いたお菓子なのですが、
通常であれば提供した店舗名などが入るところに
「京都華頂大学 石川果歩さん」とあったのです。

こうやって個人名まで書かれているのは、
私は初めて見ました。

どうやらこのお菓子は、
「福知山波くりスイーツアイディアコンテスト」
というものの学生部門のグランプリに
選ばれたもののようです。

広瀬八段が注文してくれたおかげで
このお菓子も注目されることになったので、
関係者は喜んでいるのではないでしょうか。

一局の流れ:羽生竜王優勢から逆転

戦型は角換わりとなりました。

これで竜王戦は、
ここまで4局のすべてが角換わりです。

このままだと、決着まで全局が
角換わりになるかもしれませんね。

 

序盤では最近よく見る作戦である、
わざと手損をして手待ちをする作戦を
両対局者とも採用。

にらみ合いが続きましたが、
結局、先手の広瀬八段から
仕掛けて行くことになりました。

形勢に差はつくことなく、
羽生竜王が封じ手をして1日目は終了。

 

2日目は羽生竜王がだんだんと優勢を拡大

そのまま決着となるかと思われましたが、
終盤羽生竜王が寄せを間違えて、
形勢は互角に。

その後、広瀬八段が
調子がいい手を連発して流れをつかみ、
そのまま勝ちとなりました。

 

羽生竜王は勝利まであと一歩の
ところまで迫りながら、
逆転されるという悔しい負け方。

七番勝負としては、羽生竜王の2連勝の後で
広瀬八段の2連勝
となりました。

勝負の流れとしては広瀬八段に有利そうですが、
改めての3番勝負はどう展開するでしょうか。

ニコニコ生放送、高群女流四段初登場

本局のニコニコ生放送の出演者はこちら。

<1日目>
解説者:
佐藤秀司七段
聞き手:
高群佐知子女流四段
メールテーマ:
「私のニュース、我が家のニュース」
<2日目>
解説者:
永瀬拓矢七段、佐々木勇気七段
聞き手:
なし
メールテーマ:
「今年の漢字」

 

1日目の聞き手の高群女流四段は、
ニコニコ生放送で本格的に聞き手をするのは
初めて
だったそうです。

高群女流四段は塚田泰明九段の妻であり、
塚田恵梨花女流1級の母です。

 

面白かったのがハンカチの話。

高群女流四段は
「対局に負けたときに使っていたハンカチは
二度と対局で使いたくない」ということで、
どんどん新しいハンカチを買っていたら
家に使わないハンカチが
大量にたまってしまったそうです。

そんなハンカチを、
今では塚田女流1級が対局で使っているとのこと。

親子の仲が良くていい話のような、
縁起の悪いハンカチを押し付けているような、
そんなお話でした。

 

ニコニコでの聞き手のお仕事は
「思いのほか楽しかった」と言いつつ、
「デビューしてすぐ卒業かもしれないけど」
などとも話していました。

コメントでは「また来てください」という声が
たくさん流れて温かい雰囲気でした。

 

2日目は永瀬七段と佐々木七段のダブル解説

女流棋士を入れずに棋士二人で解説というのは
珍しいことです。

普段から仲がよくライバル関係でもある二人が、
気さくな感じで解説する様子を
見ることができました。

「こういうのは読む気がしないよね」など、
タメ口で進められる解説は新鮮でした。

両者とも人気のある棋士なので、
ファンにはたまらない状況でしょう。

将棋ソフトをうまく活用しながらの解説は、
さすが実力のある若手棋士のお二人とも感じました。

 

永瀬七段と言えばバナナということで。

解説をするテーブルの中央にバナナが置いてあり、
しかもカメラが回っていない間に永瀬七段が食べるせいで、
時間が経つにつれて
バナナの本数が減っていくのが面白かったです。

佐々木七段もバナナのネタで
永瀬七段をさんざんイジっていました。

アベマTV:谷川九段の現地リポート

AbemaTVでは1日目も2日目も
解説者と聞き手が2人ずついて、
交代しながら切れ目なく解説をしてくれていました。

出演者は以下の通り。

<1日目>
解説者:
飯島栄治七段
斉藤明日斗四段
聞き手:
伊藤沙恵女流二段
高浜愛子女流2級

 

<2日目>
解説者:
木村一基九段
北浜健介八段
聞き手:
山根ことみ女流初段
武富礼衣女流初段

 

1日目には、立会人である谷川浩司九段が
現地からレポート
をしていました。

将棋界にとって偉大な存在である谷川九段自らが
対局場となっている福知山城の天守閣の前に立って、
現地の様子を伝えている姿は絵になります。

立会人の仕事もある中で、
寒そうな外で仕事をする様子には頭が下がります。

現地大盤解説会に両対局者

対局終了後には
両対局者が現地の大盤解説会まで行き
お客さんの前で一局の振り返りなどをしました。

その様子はニコニコ生放送でもアベマTVでも放送され、
視聴者も見ることができました。

今回の対局場は福知山城の天守閣なので、
大盤解説会が行われた会場まで移動するのは
それなりに面倒なはずです。

それにも関わらず、激闘を終えたばかりの両者
お客さんの前でしっかりとした受け答えをしているのは、
素晴らしいファンサービスだなと感激しました。

 

その後、再び対局場に戻ってみっちりと感想戦をして、
感想戦が終わったのは1時間半近く経った後。

両対局者とも、本当にお疲れさまでした。

まとめ

本局は広瀬八段が勝ち、
七番勝負は2勝2敗となりました。

流れは広瀬八段の方にありますが、
次局はどんな対局になるでしょうか。

今回はお城での対局ということで、
現地からの映像も色々あって見ていて楽しめました。

食事や中継ブログでは福知山のPRがたくさんあって、
将棋のタイトル戦が地域の活性化に
役立てられている
ことが伝わってきました。

タイトル戦の観戦には対局の内容の他に、
その地域について知る楽しみもあるのがいいですね。

 

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