竜王戦最終局を戦う羽生善治竜王と広瀬章人八段の過密な対局日程

羽生善治竜王と広瀬章人八段の対局日程

竜王戦の最終局となる
第7局が行われています。

第6局から第7局の一週間ほどの間、
羽生善治竜王も広瀬章人八段も
対局があってとても多忙。

その間に広瀬八段が
棋王戦でタイトル挑戦を決めるなど、
大きな動きがありました。

戦いの流れを知っておけば、
竜王戦最終局がより楽しめますよ。

過密な対局スケジュール

冒頭の画像。

12月11日〜12月22日の
羽生善治竜王と広瀬章人八段の
対局日程をまとめたものです。

まずそもそも、
竜王戦の第6局と第7局の間には
あまり間隔がありません

竜王戦第6局は12月12日、13日、
第7局は12月20日、21日に行われるので、
その間は6日間あるように見えますが、
実際にはそうではないのです。

対局を終えた日は現地の宿に泊まり、
翌日は地方から東京の自宅までの
移動に費やされることになります。

そのため、対局の翌日までが
タイトル戦の日程
と言えます。

また、対局のためには
東京から移動してくる必要があるので、
対局前日もタイトル戦のために使われます

さらに、対局前には移動だけでなく
対局の環境に問題がないかを確認する「検分」と
「前夜祭」が行われるため、
対局者は休むヒマもありません。

このように対局の前日と翌日も
タイトル戦のために費やされることを考えると、
竜王戦の第6局と第7局の間には
実質4日しかないのです。

厳しい戦いの合間に必要な休息の時間。

それが4日間しかないと考えると短いのですが、
話はそこで終わりません。

実際には両対局者とも
その4日間に対局が入っており、
休みとはほど遠い
のです。

羽生竜王は1局、
広瀬八段は2局の公式戦を
第6局と第7局の間に戦いました。

このお二人の対局を振り返ってみます。

鹿児島県指宿市での竜王戦第6局

まず12月12日、13日は竜王戦の第6局。

この対局は広瀬八段が勝ち、
七番勝負のカド番をしのぎました。

対局場の「指宿白水館」は
鹿児島県指宿市にあり、
日本全国の中でも
東京から特に遠い場所です。

羽生竜王と広瀬八段は、
対局の翌日にすぐに東京に帰れた
わけではありませんでした。

対局翌朝には
色紙への揮毫と記念撮影のお仕事があり、
それをこなしてから
ようやく帰途につきました。

「指宿白水館」から鹿児島空港までは
車で1時間半ほどかかり、
それから飛行機で移動するわけなので
帰るだけで疲れてしまいそうです。

羽生善治竜王の対局

羽生竜王は東京に戻った3日後の17日に
佐藤康光九段とのA級順位戦の対局
がありました。

対局があるだけでも大変なのに、
よりによって順位戦。

持ち時間6時間の順位戦は
終局が深夜になることが多く

棋士にかかる負担が大きいのです。

佐藤康光九段との対局は
死闘とも言える大熱戦になり、
終局したのは
なんと日付が変わった午前1時3分

順位戦といえども
ここまで終局が遅くなるのは珍しくて、
対局者はもうヘトヘトです。

羽生竜王にとって幸いだったのは、
この対局に勝利したこと。

長年のライバルと言える佐藤康光九段に
熱戦の末にギリギリ勝ったことで、
竜王戦第7局に向けて
勢いがついたことでしょう。

死闘を終えて帰宅して、
羽生竜王は昼ごろまでは
寝ていたのではないかと想像します。

昼ごろに起きて少し活動して一晩寝たら、
もう第7局の移動日
の19日です。

19日にもインタビューなど色々仕事がありましたが、
順位戦の疲れがまだ残っているのではないかと
心配になってしまいます。

広瀬章人八段の対局

広瀬八段は羽生竜王よりもさらに過密な日程。

なんと、鹿児島から移動した翌日に
もう対局
です。

午後3時から対局開始の叡王戦なので
朝はゆっくりできるものの、
大変なことに変わりはありません。

15日のこの対局は渡辺明棋王との対局で、
広瀬八段は一方的に攻め倒されて
負け
となってしまいました。

終局は午後9時4分。

感想戦を終えて疲れて自宅に帰り、
眠りについたのは
日付が変わった後になったことでしょう。

そして翌日に休んだら、
その次の日の17日はまた対局です。

しかも、棋王戦の挑戦者決定戦という大一番。

佐藤名人とのこの対局には快勝して、
棋王戦のタイトル挑戦を決めました。

終局は午後4時13分と早めだったので、
多忙な広瀬八段としては
ありがたかったことでしょう。

この対局の翌日を休むと、
もう次の日の19日は
第7局の移動日への移動日です。

広瀬八段も直前の対局に勝ったわけで、
勢いに乗った状態
竜王戦第7局を迎えました。

過密な対局日程の広瀬八段ですが、
その対局相手は羽生竜王、渡辺棋王、佐藤名人と
タイトルホルダーとの戦いが続いています。

対局日程と対戦相手の両面で
本当に厳しい戦い
が続いている印象です。

これらの対局は3局とも
ニコニコ生放送での中継があったので
ほぼ1日おきに広瀬八段の対局姿を見ることになり、
対局の過密さに驚きました。

渡辺棋王との叡王戦と
佐藤名人との棋王戦については
こちらの記事に詳しく書いたので、
合わせてどうぞ↓

山口県下関市での竜王戦第7局

このように、両対局者とも
過密な対局日程をこなして迎えた
竜王戦の第7局。

対局場は山口県下関市の「春帆楼」。

本州の最も西の場所での対局ということで、
第6局に続いて移動時間が長いため、
対局者にかかる負担も大きそうです。

両対局者は19日の午後2時過ぎには
山口県下関市に到着。

それから有名な「巌流島」を観光した後、
対局場に移動して「検分」を行ったそうです。

その後、両対局者は午後6時から行われた
前夜祭に出席

前夜祭を途中で退席して自室に戻って休み、
一晩明けて本日から
竜王戦の最終局を戦っています。

まとめ

羽生善治竜王と広瀬章人八段の
ここ一週間ほどの対局日程をまとめました。

お二人は過密な対局日程をこなしながら
将棋を指しています。

タイトル戦である竜王戦では、
将棋を指す以外の仕事も山のようにあります。

両対局者が過ごしてきたこの一週間ほどに
思いをはせつつ竜王戦の最終局を見ると、
同じ一局でも見え方が変わってくることでしょう。

10月11日、12日の第1局から始まり
2ヵ月以上にわたって続いた竜王戦も
いよいよ明日で決着です。

竜王戦の第4局、第5局、第6局については
こちらの記事に詳しく書いています↓

最終第7局についての記事も書きました↓

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