梅澤浩太郎のブログ。目標・理念は「スキルを進化させつづける人になる」。

王将リーグ特集(2020)の4つの対談記事の感想~読むべき順番も紹介~

 
王将リーグ特集
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梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「失敗しない思考法」を今だけ無料でプレゼント中。「将棋マッチ」にて、将棋を教える仕事もしています。

王将リーグ特集

今年も王将リーグ特集が
livedoorNEWS内で公開されました。

これで3年連続となる企画です。

今回は王将リーグの参加者7人と渡辺明王将が
2人ずつ4組に分かれて
対談をするという内容。

事前に発表された対談の組み合わせも絶妙で、
とても楽しみでした。

 

本日の昼12時に公開となり、
さっそく読んでみました。

期待を裏切らず
どの記事もおもしろくて
とても良かったです。

ただ、ボリュームがたっぷり過ぎて、
1記事を読むのに20分はかかりました。

また、ある記事を読み進めていくと
他の対談で出てきた話題が登場したりして、
どの記事が読むとより楽しめるか
という順番があることがわかったのです。

 

4つの記事をどの順番で読むべきかを紹介し、
さらに各対談で私が特に興味深かった点を
まとめました。

超大ボリュームである
王将リーグ特集を読むときの
参考にしてみてください。

4つの対談記事の読むべき順番

今回の4つの対談は、
一人の記者が順番に取材したようです。

なので、
その取材の順番で読んでいくのが
いちばんオススメ

そうすれば、たとえば
「渡辺王将はこう言っていたのですが…」
というふうに記者が他の棋士に話を振ったときにも
スムーズに話についていくことができます。

しかし、どのような順番で取材したかは
私が探した限りどこにも明らかになっていません。

私が注意深くすべての記事を読んだところ
ようやくその順番がわかったので、
ここにその成果を記します。

取材順は以下の通りなので、
この順番で読み進めるといいですよ。

 

 

ちなみに私は
最初にインタビューが行われた
「渡辺明×佐藤天彦」を最後に読んだので、
失敗しました。

他の記事で何度も渡辺王将の発言が登場して、
そのたびに「まだそれは読んでない」
とストレスがたまってしまいました。

これから読む人には
同じ思いをしてほしくないです。

4つの対談に共通したテーマ

今期の対談のテーマは
「ニューノーマル」

新型コロナウイルスによる影響に
それぞれの棋士がどう対応したかということに
焦点が当てられています。

また、藤井聡太二冠についても
どの対談でも力を入れて取材がされていました。

将棋界全体にとって
コロナと並ぶぐらいの影響力が
藤井さんの2つのタイトル獲得にはあった、
というのが取材側の立場のようです。

たしかにそうだなと
私も同意します。

 

また、今回はすべての棋士に
「1年チャート」を事前に記入してもらうという
工夫がありました。

それぞれの棋士が
どんなことを重要視していて
どんな気分の波を感じていたのかがわかって
興味深かったので、
いい企画でした。

 

各記事にある写真もよかったです。

4組とも対談をした場所が違っていて、
色々な雰囲気の写真が楽しめました。

永瀬拓矢×藤井聡太では
屋外で撮影した写真があって、
それが特にお気に入りです。

 

さらに、
記事が複数のページに分割されていない
というのもとても良いです。

ニュースサイトによっては、
何度も「次のページへ」
というのをクリックしないと
全文が読めなかったりします。

今回の特集では
長文の対談を一気に読めるので、
すごく快適でした。

各対談記事で特に興味深かった点と感想

では、各対談ごとに
注目ポイントを見ていきます。

順番はオススメの読む順どおりです。

渡辺明×佐藤天彦

4組のなかでも
いちばん二人の間の会話が多かったのが
渡辺明×佐藤天彦の組み合わせ。

気心の知れた仲で、
話が盛り上がりました。

どの対談でも「レーティング」
という言葉が出てきて
違和感があったのですが、
この二人が語ったので
取材者が他の対談でも言及したんですね。

 

 

渡辺明さんについて。

2月の過密日程はやはりキツかったようです。

王将戦と棋王戦のダブルタイトル戦は
渡辺さんにとって慣れたものですが、
そこに叡王戦の挑戦者決定三番勝負も入ると
さすがに厳しかった様子。

 

コロナの影響の話で
「対局がなかったら勉強しないで休む」
というのは衝撃的な発言。

強い棋士ほどサボらずにマジメに勉強する
イメージがありますからね。

 

渡辺さんは将棋の勉強で
「対人で指すことはもともとなかった」
とのこと。

たしかに渡辺が誰かと研究会やVSをやっている
という話は聞いたことがなかったので、
やはりそうなのかという感じ。

 

「対局後に観戦記者からソフトを見て
指摘されるのがイヤだ」

という話には納得。

渡辺さんがいつも感想戦を
ハキハキとやってくれているのは、
観戦記者に見せるためというのが大きいんですね。

 

 

佐藤天彦さんについて。

「1年チャート」が全体的に高めだった
のが印象的でした。

この1年は天彦さんは
あまり活躍できなかったので不満なのかと思ったら
そうでもないようです。

 

むしろ、
将棋以外のことで充実した1年だった様子。

ロンドンとフィレンツェに旅行に言ったり、
バレエを鑑賞したり、
指揮者の方から音楽について教わったり、
自分で書いた字を元に駒を作ったり。

どれも優雅な雰囲気ですね。

豊島将之×広瀬章人

4組中でいちばん意外な組み合わせだったのが
豊島将之×広瀬章人。

二人は特に親しい間柄でもないうえ、
去年の竜王戦ではタイトル戦を
戦っていますので。

他の3組を仲の良い人どうしで作ったら
余ってしまった二人、
という印象がぬぐえません。

実際、二人の会話はあまり盛り上がらず、
取材者の質問にそれぞれが答える形式が
多かったです。

 

そんな豊島さんと広瀬さんですが、
Nintendo Switchの
「リングフィットアドベンチャー」
というゲームの話題では盛り上がりました。

この二人が同じゲームをやっているとは、
意外な一面が見られました。

 

 

豊島将之さんについて。

1月に鼻の手術をしたという話は
はじめて聞いたので、
驚きました。

豊島さんが飛行機が苦手ということは
知っていたのですが、
鼻の骨に原因があったんですね。

手術をしつつも
叡王戦の挑戦者を勝ち取ったと考えると、
より豊島さんのすごさを感じます。

 

ネット将棋でも
駒を動かしている

という話はおもしろかったです。

私はそんなやり方は考えたこともなかったので、
勉強になりました。

 

 

広瀬章人さんについて。

年齢による衰えをかなり意識しているのが
印象的でした。

私は広瀬さんと同じ1987年生まれ。

トップ棋士になると
私ぐらいの年齢(30歳を過ぎたあたり)で
衰えを感じ始めるんですね。

そういえば糸谷哲郎さんも
同じようなことを言っていたのを
思い出しました。

永瀬拓矢×藤井聡太

永瀬さんが藤井さんを指名して、
この対談が実現したようです。

この二人がvsをやる間柄であることは
よく知られています。

AbemaTVトーナメントでの優勝
も記憶に新しいところ。

和気あいあいとした雰囲気での対談でした。

 

 

永瀬拓矢さんについて。

「藤井二冠を見習いたい」と
藤井さんを持ち上げる発言が多かったのが
印象的でした。

6月の対局過密
かなりキツかった様子。

「体力尽きたことなかったんですけど、
体力って有限なんですね。
勉強になりました(笑)。」

という発言がおもしろかったです。

永瀬さんはストイックな性格ですが、
さすがに限界を感じたようです。

 

永瀬さんが少年ジャンプを読んでいることは
知っていましたが、
「漫画を読む基準は勉強になるかどうか」
ということで、ここでもストイック。

永瀬さんが二冠になった後もなぜか
「渡辺・豊島の二強時代」
と言われることが多くて、
私はそこに違和感がありました。

今回の記事では
「渡辺・豊島・永瀬・藤井の四強時代」
という扱いだったので、
ようやく永瀬さんも評価されたかと
私はほっとしました。

 

 

藤井聡太さんについて。

藤井さんは4つの対談全体での
主人公のようなポジション。

他の対談でも藤井さんの強さの要因などが
話題になりました。

 

藤井さんの発言でいちばん印象的だったのが

「相手の研究通り進んで結果的に悪くなっても、
それは研究にハマったというわけではなく
自分の実力なのかなと思っています。」

というもの。

やはり強い人は負けても言い訳をしないんですね。

 

他の棋士にしてみれば
藤井さんに勝つには
研究にハメるぐらいしかないと思っていそうですが、
それを受けて立つ藤井さんは
こんなふうに考えているんだなと勉強になりました。

羽生善治×木村一基

羽生さんと木村さんは
昔からの研究会仲間で親しい仲です。

私の中では
木村さんは羽生さんよりも
少し下の世代というイメージなのですが、
これだけ強い若い棋士が増えると
お二人とも「ベテラン枠」といった感じ。

肩の力が抜けた自然な雰囲気の対談でした。

 

 

羽生善治さんについて。

「1年チャート」で
将棋の話題が少なかった
のがおもしろかったです。

羽生さんほどの実績があると、
もはや目の前の将棋の勝ち負けは
それほど気にしないのかと。

長い梅雨のせいで体調を崩していたというのは
はじめて知りました。

 

 

木村一基さんについて。

木村さんは
「1年チャート」でマイナスが多かった
のが印象的でした。

木村さんは自身で語っていましたが、
常に悲観してしまうようです。

 

いちばん強烈だったのが

「A級とB級は似たような
充実したメンバーだと言われてますけど、
じゃあA級とB級は同じかと言われたら全く違う。
A級のほうが圧倒的に上だと思います。

という発言。

今年、A級からB級1組に落ちてしまった
木村さんだからこそ、
あえてこう言ったのでしょうね。

まとめ

王将リーグ特集を読むなら、
以下の順番がオススメです。

渡辺明×佐藤天彦

豊島将之×広瀬章人

永瀬拓矢×藤井聡太

羽生善治×木村一基

 

とても充実した良い特集記事で、
これが無料で読めるなんてすごいですね。

まだ読んでいないという人は、
この順番でぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

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