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豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第5局の情報まとめ

 
豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第5局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第5局

豊島将之王位に木村一基九段が
挑戦している王位戦。

豊島王位の2連勝後に
木村九段が2勝を返し、
第5局を迎えました。

本局はシリーズ初の
「角換わり」となり、
豊島王位の攻めに対して
木村九段の受けという
棋風通りの展開。

力のこもった攻防の末に
豊島王位が攻めきって勝利。

王位防衛まであと1勝としました。

一局の流れなど本局のまとめです。

ちなみに冒頭のイラストは
私が自分で描きました。

 

王位戦のここまでの対局については
こちらの記事をどうぞ↓

対局の情報まとめ

2019年8月27日、28日
第60期王位七番勝負第5局
豊島将之王位(先手)vs木村一基九段
徳島県徳島市「渭水苑」
持ち時間:各8時間
開始 9:00(27日)
終了 17:16(28日)
131手まで 豊島王位の勝ち
消費時間
豊島:6時間52分
木村:7時間14分

 

1日目
<午前のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
木村:桔梗(上生菓子)
___ホットコーヒー
<昼食>
豊島:鉄火丼、サラダ
木村:親子丼
<午後のおやつ>
豊島:萩(上生菓子)
___抹茶
木村:撫子(上生菓子)
___アイスコーヒー

 

2日目
<午前のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
木村:菊(上生菓子)
___ホットコーヒー
<昼食>
豊島:親子丼、サラダ
木村:鉄火丼(ごはん少なめ)
<午後のおやつ>
豊島:桔梗(上生菓子)
___抹茶
木村:撫子(上生菓子)
___アイスコーヒー

 

立会人:
谷川浩司九段
副立会人:
武市三郎七段

 

■ニコニコ生放送

<1日目>
解説者:
梶浦宏孝五段
聞き手:
宮宗紫野女流二段

 

<2日目>
解説者:
真田圭一八段
聞き手:
武富礼衣女流初段

 

■アベマTV

<1日目>
解説者:
藤井猛九段
井出隼平四段
聞き手:
中村桃子女流初段
武富礼衣女流初段

 

<2日目>
解説者:
郷田真隆九段
都成竜馬五段
聞き手:
本田小百合女流三段
伊藤沙恵女流三段

 

本局ではおやつの注文で
驚くことがありました。

豊島王位が
「フルーツ盛り合わせ」ではなく
和菓子を注文したのです。

今年に入ってからの3つのタイトル戦で
かたくなに「フルーツ盛り合わせ」だけを
食べ続けてきた豊島王位。

こんなツイートもあり、
おそらくこの通りだと思われます↓

 

そんな豊島王位が2日間とも
午後には和菓子を注文というのは、
異常に感じられるほど。

もしかしたら今回の対局場では
午前と午後で別のおやつを
注文しなければいけない
というルールがあったのかもしれません。

そんなことを考えてしまうぐらい、
これまでの豊島王位の
「フルーツ盛り合わせ」への
こだわりは徹底していたので、
驚きました。

 

これでもし対局に負けていたら
おやつに原因があるのではないかと
疑ってしまうところでしたが、
勝ったので問題ありません。

今後も「フルーツ盛り合わせ」
以外の注文はあるのか、
次局以降の豊島王位のおやつにも注目です。

盛り返してきた木村九段

豊島王位と木村九段は
通称「十番勝負」を戦っている最中。

王位戦でも竜王戦でも
はじめは豊島王位がリードしたものの、
木村九段が盛り返して
とても面白い流れになっています。

王位戦では豊島王位が2連勝後、
木村九段が2連勝で並びました。

さらに、竜王戦の挑戦者三番勝負でも
豊島王位が先勝した後に
第2局で木村九段が勝利して、
こちらも1勝1敗で並んでいます。

こうして木村九段が逆襲して
勝負を5分に戻して迎えたのが
この王位戦第5局です。

 

最初は豊島王位のペースに
飲み込まれていた木村九段が、
だんだんと豊島王位の指し方に慣れて
対応できてきたという印象。

木村九段が本局に勝てば、
王位戦でも「十番勝負」でも
一気に豊島王位を抜きさる
ことができます。

逆に豊島王位が勝てば、
木村九段の方に傾きつつある勝負の流れを
再び自分の方に引き寄せられます

そんな状況で
本局は始まりました。

一局の流れ:豊島王位の攻めと木村九段の受け

本局は先手番の豊島王位が
得意の「角換わり」を採用。

豊島王位の得意戦法ですが
相手に警戒されて
避けられることも多いです。

この王位戦では第5局まできて、
ついに初登場。

どんな将棋になっても
研究が行き届いている
豊島王位ですが、
得意の「角換わり」であれば
特に研究は万全でしょう。

終局後のインタビューでは
「角換わりを指さずに終わったら
後悔すると思った」

とも語っており、
やはり角換わりには
特別な思いがあるようです。

 

豊島王位はいつも通り
序盤は時間を使わずに
バシバシと指し進め、
積極的に攻め込んでいきます。

対する木村九段は
慎重に時間を使いながら
棋風通りに
ていねいに受けに回ります。

豊島王位が封じ手をして
1日目が終了。

豊島王位は封じ手に
56分も考えたのですが、
それでも木村九段よりも
約1時間半も多く
持ち時間を残しました。

局面も豊島王位の方が
少し指しやすく、
1日目は豊島王位の狙い通り
進められたようです。

 

2日目に入っても
豊島王位の「攻め」、
木村九段の「受け」
という展開。

ニコニコ生放送の評価値は
豊島王位の方が少し良いながら、
決定的な差にはならないまま
木村九段が受け続けます。

しかし、114手目の
木村九段の「△1一香」という手が
痛恨の悪手となり、
評価値は一気に3000点ほど
豊島王位の側に振れてしまいました。

豊島王位は
そのスキを逃さず、
木村九段の玉を
一気に寄せきりました

豊島王位の勝利です。

これで七番勝負は
豊島王位の3勝2敗となり、
防衛まであと1勝としました。

まとめ

王位戦と「十番勝負」の
勝負の流れを決めるうえで
重要な意味を持つ王位戦第5局。

豊島王位得意の「角換わり」
となった本局は
豊島王位が最後まで攻めきって勝利。

木村九段は
必死に受け続けましたが報われず、
七番勝負も後がなくなりました。

これで流れは再び豊島王位のほうに。

次局で豊島王位が防衛を決めるのか、
それとも木村九段が勝って
最終局に持ち込むのか、
目が離せません。

 

 

王位戦七番勝負は
一局ごとに詳細な記事を書いているので、
合わせてどうぞ↓

 

 

 

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