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豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第3局の情報まとめ

 
豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第3局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「私の人生を変えた論理的思考」を今だけ無料でプレゼント中。

豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第3局

豊島将之王位に木村一基九段が挑戦する
今期の王位戦。

開幕から豊島王位が2連勝して
第3局を迎えました。

連勝で流れが完全に豊島王位の方に
きているところでしたが、
本局は木村九段が勝利。

「攻め駒を責めて受けきって勝つ」という
木村九段らしさが全開の将棋でした。

本局の情報や一局の流れなどのまとめです。

対局の情報まとめ

2019年8月8日、9日
第60期王位七番勝負第3局
豊島将之王位(先手)vs木村一基九段
福岡県福岡市「大濠公園能楽堂」
持ち時間:各8時間
開始 9:00(8日)
終了 18:59(9日)
118手まで 木村九段の勝ち
消費時間
豊島:7時間59分
木村:7時間43分

 

1日目
<午前のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
木村:ホットコーヒー
<昼食>
豊島:松花堂弁当
木村:海老ピラフ、野菜のブイヨンスープ
___サラダ、パン
<午後のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
___オレンジジュース
木村:フルーツ盛り合わせ
___アイスコーヒー

 

2日目
<午前のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
木村:ホットコーヒー
<昼食>
豊島:西鉄グランドホテルオリジナルビーフカレー
___サラダ
木村:西鉄グランドホテルオリジナルビーフカレー
___サラダ
<午後のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
___オレンジジュース
木村:フルーツ盛り合わせ
___アイスコーヒー

 

■ニコニコ生放送

<1日目>
解説者:
斎藤明日斗四段
聞き手:
貞升南女流初段
メールテーマ:
「私の出会ったすごいおじさん(おばさんも含む)」

 

<2日目>
解説者:
及川拓馬六段
聞き手:
飯野愛女流初段
メールテーマ:
「わたしの出会った強い人」

 

■アベマTV

<1日目>
解説者:
八代弥七段
伊藤真吾五段
聞き手:
山口恵梨子女流二段
谷口由紀女流二段

 

<2日目>
解説者:
田村康介七段
門倉啓太五段
聞き手:
千葉涼子女流四段
貞升南女流初段

 

「十番勝負」が実現

王位戦の第2局と第3局の間隔は
1週間ほどと短かったのですが。

その間に、豊島王位と木村九段について、
王位戦の外で大きな出来事がありました。

竜王戦の決勝トーナメントを
両者とも勝ち進んだことにより、
挑戦者決定三番勝負
戦うことが決まったのです。

 

王位戦と時期も重なっており、
豊島王位と木村九段の対戦は
七番勝負と三番勝負を合わせて
「十番勝負」と言える状況です。

ここまで対戦が重なるのは
珍しいこと。

木村九段は第2局の前夜祭では
「妻の顔を見ている時間より
豊島さんの顔を見てる時間の方が長い」
ということを語って
会場を笑わせていました。

豊島王位の「矢倉」は驚き

本局では豊島王位が先手。

豊島王位の作戦には
序盤から驚かされました。

なんと「矢倉」を指したのです。

「矢倉」は居飛車の代表的な戦法のひとつですが、
最近の豊島王位はまったく採用していません。

豊島王位が先手で「矢倉」を選ぶのは
2年前の12月以来のこと。

しかも相手の木村九段は
「矢倉」を得意にしているので、
それを考えても意外な作戦です。

 

これには木村九段との
「十番勝負」が決まったことが
影響しているのではないかと、
私は想像します。

これからも短期間の間に
木村九段との対局が続く中で、
得意の「角換わり」ばかり指すのもつまらない。

であれば、
番勝負で2勝をリードしている今のうちに
いつもと違うことに挑戦してみようか

そんなことを
豊島王位は考えているのかもしれません。

一局の流れ:木村九段が「受け」で快勝

「矢倉」の駒組みが進む途中で、
1日目の午前中から
豊島王位が積極的に
仕掛けていきました。

対して木村九段は受けに回り、
お互いの棋風通りの展開

ただ、豊島王位の攻めは
少しムリをしている感じがありました。

ムリ気味な攻めをがっちり受けるのは
木村九段が最も得意とするところ。

実際、
ニコニコ生放送の評価値でも
1000点以上も木村九段がリード

そこで木村九段が封じ手をして、
1日目が終了しました。

 

2日目も豊島王位が攻め続けます。

しかし、
局面が進めば進むほど
豊島王位の攻めが細いことが
はっきりしてきます。

木村九段の独特の受けは
「攻め駒を責める」
と表現されるのですが、
まさにその受けが全開。

豊島王位は
攻め駒の主役である飛車と角を
両方とも捨てなければいけなくなり、
攻めが切れてしまいました。

 

攻めを受けきってから
木村九段がいよいよ反撃に移り、決着。

木村九段の快勝となりました。

木村一基九段への大きな声援

本局を観戦していて感じたのが、
木村九段への声援の大きさです。

ニコニコ生放送やAbemaTVのコメント、
ツイッターを見ていると、
木村九段への応援が圧倒的多数。

現地の前夜祭でのファンとの写真撮影でも、
豊島王位よりも木村九段の方が
人気があったようです。

豊島王位も人気のある棋士なので、
ここまで木村九段に声援がかたよるのは
意外な感じです。

 

それは、木村九段がここまで
七番勝負で2連敗していたことが
大きく関係しているのでしょう。

年齢を考えると、この王位戦が
木村九段の最後のタイトル挑戦となる可能性は、
それなりに高いです。

「木村九段に一度はタイトルを獲ってほしい」
というファンの気持ちが、
今までで最高に高まっているように感じます。

 

木村九段が本局に勝って、
これで王位戦七番勝負は1勝2敗。

豊島王位の方にあった勝負の流れを逆転させて、
勝負のゆくえは一気にわからなくなってきました。

これから始まる竜王戦の
挑戦者決定戦3番勝負にも、
本局の勝利の影響は大きいでしょう。

「十番勝負」のこの先も楽しみです。

まとめ

王位戦第3局は木村九段の勝利。

序盤は豊島王位が
ひさびさに「矢倉」を指して、
観戦者を驚かせました。

豊島王位が積極的に攻めましたが、
木村九段が得意の受けの力を発揮して
受けきって勝ちました。

ファンからの大きな声援を受ける木村九段。

これで七番勝負は
木村九段が1勝2敗と巻き返して、
面白い展開です。

 

 

王位戦七番勝負は
一局ごとに詳細な記事を書いているので、
合わせてどうぞ↓

 

 

 

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