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豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第2局の情報まとめ

 
豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第2局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

豊島将之王位vs木村一基九段、王位戦第2局

豊島将之王位が先勝して迎えた
王位戦第1局。

初タイトルを狙う
木村一基九段としては
1勝を返したいところ。

ところが
序盤では木村一基九段が
リードしたものの、
その後に逆転。

豊島王位が勝利し、
シリーズ成績を2勝0敗としました。

一局の流れなど
対局の情報まとめです。

対局の情報まとめ

2019年7月30日、31日
第60期王位七番勝負第2局
豊島将之王位vs木村一基九段(先手)
北海道札幌市「京王プラザホテル」
持ち時間:各8時間
開始 9:00(30日)
終了 19:14(31日)
118手まで 豊島王位の勝ち
消費時間
豊島:7時間52分
木村:7時間59分

 

1日目
<午前のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
木村:和菓子(朝顔・涼風)
___コーヒー
<昼食>
豊島:三色丼(うに・いくら・かに)
___レモンティー
木村:三色丼(うに・いくら・かに)
___オレンジジュース
<午後のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
木村:バニライスクリーム
___コーヒー

 

2日目
<午前のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
木村:ガトーフロマージュ
___コーヒー
<昼食>
豊島:ビーフカレー
___レモンティー
木村:三色丼(うに・いくら・かに)
___オレンジジュース
<午後のおやつ>
豊島:フルーツ盛り合わせ
___りんごジュース
木村:ペーシュ・ミニョン(桃のムースケーキ)
___コーヒー

 

■ニコニコ生放送

<1日目>
解説なし

 

<2日目>
解説者:
飯島栄治七段
聞き手:
高浜愛子女流2級

 

■アベマTV

<1日目>
解説者:
北島忠雄七段
遠山雄亮六段
聞き手:
安食総子女流初段
飯野愛女流初段

 

<2日目>
解説者:
北浜健介八段
青嶋未来五段
聞き手:
竹部さゆり女流四段
山根ことみ女流初段

 

両対局者とも昼食に注文したのが
三色丼(うに・いくら・かに)

今回の対局場が北海道ということで、
地元の名物が食べられていいですね。

しかも、木村九段は
2日続けて同じ三色丼を注文。

よほど気に入ったのでしょうか。

 

豊島王位の「フルーツ盛り合わせ」連投は
いつもの通りでした。

毎回盛り合わせは違っていて、
とてもおいしそうで
見ているだけでも楽しいです。

一局の流れ:途中まで木村九段優勢も逆転

本局は木村九段が先手。

木村九段が誘導して
戦型は「相掛かり」となりました。

「相掛かり」は
定跡がそれほど整備されておらず、
力戦になりやすいのが特徴。

豊島王位の深い事前研究を警戒して、
木村九段はこの戦法を選んだのでしょう。

 

豊島王位は後手番ながら
積極的に仕掛けていきました。

しかし相手の攻めを受け止めるのは
「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ
木村九段が得意とするところ。

豊島王位の攻めはうまくいかず、
1日目から長考が目立ちました。

豊島王位は序盤は
時間を使わずにバシバシ進めることが多いので、
相手より時間を使って考えるのは
珍しいこと。

その時間の使い方が
形勢の苦しさを表していました。

 

2日目になっても
豊島王位の攻めが細くて、
手も足も出ないといった感じ。

評価値でも木村九段が
2000点以上の大差で優勢で、
あとはどう勝つかという局面に見えました。

ところが、
そこから豊島王位は
あの手この手で
攻めを繰り出していきます。

76手目に豊島王位が
取られそうな角を逃げずに放った△4五桂

これが局後に木村九段が
「見落としていた」と語った鋭い手で、
ついに形勢が逆転

木村九段が完封しそうなところを食い破って
豊島王位が攻めをつなげることに成功し、
逆に木村九段の勝ち目がない局面に
なってしまいました。

 

木村九段は粘ったものの、
豊島王位は冷静に逃げ切って勝利

木村九段にとっては
悔やまれる敗戦となりました。

七番勝負の流れ

これで七番勝負の成績は
豊島王位の2勝0敗。

木村九段を突き放しました。

 

振り返ると、
第1局は豊島王位の圧勝でした。

そこから第2局まで約3週間も間があいて、
木村九段としては
立て直す時間があって助かったでしょう。

実際、第2局の途中までは、
第1局の敗戦がウソのように
木村九段が見事な指し回しで
豊島王位を圧倒しました。

戦いの流れとしても、
木村九段が得意の「受け」に回る
理想的な展開でした。

 

それだけに。

本局で逆転負けをしてしまったのは、
木村九段にとってはすごく辛いです。

本局は先手番ということもあり、
これだけ好条件がそろった本局でも
勝つことができないとなれば、
木村九段の精神的なダメージは大きそう。

終局後の様子を見ても、
木村九段の姿はとても辛そうでした。

 

第3局は8月8日、9日に行われるので、
今度は間隔が1週間しかありません。

木村九段としては、
この短期間で立て直すのは
簡単ではないでしょう。

第3局は後手番ということもあり、
木村九段が勝つのは
かなり厳しそうに思えます。

そしてそこで豊島王位が勝てば
3勝0敗となり、
シリーズの勝敗もほぼ決まる
と言える状況です。

 

ただ、もしこの苦しい状況で
木村九段が勝利することがあれば、
一気に流れが変わる可能性もあります。

第3局がどうなるのか、
目が放せません。

まとめ

王位戦第2局は豊島王位の勝利。

木村九段としては
途中まで優勢に進めていたのですが、
つらい逆転負けとなってしまいました。

これで七番勝負の成績は
豊島王位の2勝0敗。

木村九段が苦しい状況となりましたが、
ここから巻き返せるかに注目です。

 

 

第1局については
こちらの記事をどうぞ↓

 

 

 

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梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

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