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羽生善治九段vs木村一基九段、王位戦挑戦者決定戦の情報まとめ

 
羽生善治九段vs木村一基九段、王位戦挑戦者決定戦
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

羽生善治九段vs木村一基九段、王位戦挑戦者決定戦

王位戦の挑戦者決定戦は
羽生善治九段対木村一基九段。

一昨日に王位リーグの紅組と白組で
それぞれプレーオフに勝ち、
優勝した両者による対局です。

木村九段が持ち前の
受けの強さを発揮して勝利し、
タイトル挑戦を決めました。

一局の流れなどのまとめです。

対局の情報まとめ

第60期王位戦 挑戦者決定戦
2019年6月6日
羽生善治九段(先手)vs木村一基九段
東京・将棋会館「特別対局室」
持ち時間:各4時間
開始 9:00
終了 20:15
136手まで木村九段の勝ち
消費時間
羽生:3時間59分
木村:3時間59分

 

<昼食>
羽生:チキン照り焼き弁当(鳩やぐら)
木村:注文なし

 

王位戦リーグを勝ち抜いた両対局者

王位戦の仕組みは複雑です。

詳しくはこちらをどうぞ↓

 

羽生九段も木村九段も
プレーオフに勝利して
本局を迎えました。

プレーオフが行われたのは
本局のわずか2日前のこと。

王位リーグ白組では
羽生九段と永瀬拓矢叡王
4勝1敗の成績で並びました。

永瀬叡王は先月、
初タイトルの「叡王」を
獲得したばかりで、
すごく勢いに乗っています。

過去の対戦成績は
永瀬叡王の7勝、羽生九段の3勝

羽生九段に勝ち越している棋士は
ほとんどいない中で、
永瀬叡王の勝ちっぷりは
際立っています。

この「苦手」とも言える
永瀬叡王との対局でしたが、
羽生九段は中盤戦で優位に立ち、
終盤は危なげなく勝ちました。

これで王位リーグ白組優勝です。

 

紅組では
木村九段と菅井竜也七段
4勝1敗で並んでプレーオフに。

207手の長い将棋になりましたが、
木村九段が勝利。

紅組優勝を決めました。

 

永瀬叡王と菅井七段は同世代で、
どちらも勢いがあって
将来を期待されている若手棋士。

世代交代が進んでいる
今の将棋界の流れ
を考えれば、
若い二人が各組で優勝するのが
自然なところでした。

ところが勝ったのは
48歳の羽生九段と
45歳の木村九段。

このベテランの両者
挑戦者決定戦が
戦われることになったのです。

竜王戦でも対戦したばかり

羽生九段と木村九段は、
最近も大事なところで
対局したばかりです。

それが5月30日に行われた
竜王戦1組の3位決定戦

勝った方が
決勝トーナメントへ進むという
対局でしたが、
木村九段が勝利しました。

この対局について詳しくは
こちらの記事をどうぞ↓

 

この竜王戦の対局には
羽生さんが通算勝利数
大山康晴十五世名人を抜いての
新記録達成がかかっていました。

報道陣もたくさん集まっていましたが、
そんな状況で
木村九段が新記録を阻止したわけです。

そしてその新記録は、
前述した6月4日の王位戦プレーオフで
羽生九段が永瀬叡王に勝ち、
達成される
ことになりました。

 

そういった背景があっての
今回の羽生ー木村戦。

本局に勝った方は
タイトル挑戦が決まるので、
竜王戦のとき以上に大勝負です。

羽生九段としては、
またしても木村九段に
負けるわけにはいかないと
思っているでしょう。

羽生九段が
豊島将之棋聖に挑戦して
タイトルを奪取できれば、
「タイトル通算100期」
達成できます。

 

木村九段にとっては、
棋聖のタイトルを獲得できれば
初タイトルとなります。

これまで6回もタイトルに挑戦しつつも、
一度も獲得できていない
木村九段。

年齢を考えると、
残されたチャンスは多くはありません。

羽生九段に勝って、
なんとしてでもタイトル挑戦を
果たしたいところです。

一局の流れ:木村九段の受けが際立った

振り駒の結果、
羽生九段の先手に。

後手番の木村九段が誘導して
「横歩取り」の戦型になりました。

前述した竜王戦の両者の対局では
羽生九段が後手番で
「横歩取り」に誘導したので、
本局ではお互いに逆の立場です。

木村九段は△4一玉、△8五飛と
構えました。

これでは「横歩取り」の中でも
10年ほど前に流行した古い形。

この大勝負に
あえて古い形を持ってきたあたり、
木村九段の深い準備がうかがえます。

 

中盤では角も飛車も交換になり、
激しい将棋に。

一手のミスがすぐに
負けにつながるため、
お互いに時間を使いながら
慎重に指し進めていきます。

互角のまま局面は進み、
勝負は終盤戦へ。

 

終盤で際立っていたのが
木村九段の受け

攻める手も受ける手も
ありそうな局面では、
とにかく受けに回るのです。

木村九段の徹底した受けに、
羽生九段の攻め駒は
だんだんと少なくなっていきました。

まさに「千駄ヶ谷の受け師」という
木村九段の異名に
ピッタリの指し回しでした。

最後は羽生九段の攻めが切らされ、
木村九段が受けの金を打ったところで
羽生九段が投了。

木村九段の勝ちとなりました。

早めに終盤に入ったにも関わらず、
136手という超手数。

両者1分将棋で指し続けた
大熱戦でした。

 

木村九段はこれで
王位戦の挑戦権を獲得

豊島将之王位と
七番勝負を戦います。

一方の羽生九段としては、
竜王戦に続いて王位戦でも
木村九段に行く手を阻まれた形。

かなり悔しいだろうなと思います。

動画中継は解説なし

本局の様子は
ニコニコ生放送とアベマTVでも
生中継されましたが、
棋士による解説などは
ありませんでした

盤面と対局者の姿を
延々と流しているだけです。

解説がないのは残念ですが、
以前は挑戦者決定戦は
放送自体がないことが多かったので、
放送があるだけでもありがたいところ。

今後、
こういった解説なしの放送が
増えていくのかに
注目しています。

まとめ

プレーオフを勝って
王位リーグ優勝を果たした
羽生善治九段と木村一基九段。

両者による挑戦者決定戦は、
木村九段が
「千駄ヶ谷の受け師」の
本領を発揮して勝利。

豊島将之王位への
挑戦を決めました。

木村九段が七度目のタイトル挑戦で
初タイトル獲得なるか。

目が離せません。

 

 

木村九段については
こちらの記事も合わせてどうぞ↓

 

 

 

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