「大晦日九番勝負、糸谷哲郎八段vs永瀬拓矢七段」の情報まとめ

糸谷哲郎八段の永瀬拓矢七段による
大晦日九番勝負は、
期待通り大熱戦になりました。

朝からの長時間の対局で
両者疲れもピークに達する中、
年をまたく死闘が展開。

勝敗や戦型などの情報をまとめました。

この企画の見どころは
こちらの記事に書きました↓

対局の情報まとめ

2018年12月31日〜2019年1月1日
大晦日九番勝負 糸谷哲郎八段vs永瀬拓矢七段
東京・将棋会館 特別対局室
持ち時間:各45分(切れ負け)
結果:5勝4敗で永瀬七段の勝ち
勝敗順:永瀬七段から見て ○○●●●○○●○

昼食
糸谷:つくね大根煮定食(みろく庵)
永瀬:ミックス雑炊(納豆入り)(みろく庵)
___+バナナ

夕食
糸谷:スタミナ焼定食(みろく庵)
永瀬:ミックス雑炊(納豆入り)(みろく庵)

解説者と聞き手
第1、2局:窪田義行七段・井出隼平四段
第3、4局:泉正樹八段、和田あき女流初段
第5、6局:渡辺明棋王、貞升女流初段
第7局~:高見泰地叡王、山口恵梨子女流二段
メールテーマ:
「2018年の将棋界で印象に残っていること」

食事で注目したいのは、
永瀬七段の昼食の高級バナナ。

「地球育ち しあわせバナナ」というもので、
なんとお値段は1房(3本)で2160円

バナナ好きで知られる永瀬七段に
ニコニコ生放送の運営の方が
高級バナナをプレゼントした、
ということでした。

夕食の注文では、
対局者が何を注文したか視聴者が予想して
その予想を書き込み、
正解者には色紙などのプレゼントが当たる
企画を行っていました。

そのため、対局者が何を注文したかは
いつも以上に重要なところ。

そんな状況でなんと、
永瀬七段は昼食に続いて夕食でも
「ミックス雑炊(納豆入り)」。

2食続けて同じものを注文するというのは
驚きでした。

永瀬七段は叡王戦の対局でも
「ミックス雑炊(納豆入り)を注文していましたが、
よほど気に入ったようです。

対局結果、戦型、手数、開始時間

それぞれの対局の要点は以下の通りです。

第1局
先手番:糸谷八段
戦型:相矢倉
開始:10:00
186手まで永瀬七段の勝ち

第2局
先手番:永瀬七段
戦型:糸谷八段の坂田流向かい飛車
開始:11:50
89手まで永瀬七段の勝ち

ここまで永瀬七段の2連勝で昼食休憩。

第3局
先手番:糸谷八段
戦型:永瀬七段の雁木
開始:13:50
189手まで糸谷八段の勝ち

第4局
先手番:永瀬七段
戦型:相掛かり
開始:15:40
136手まで糸谷八段の勝ち

中盤で受けの好手を繰り出した
糸谷八段が大きな駒得に。

永瀬七段も細い攻めをつなげて粘るものの、
糸谷八段の受けは正確。

最後は永瀬玉を鮮やかな即詰みに討ち取り、
糸谷八段の勝ちとなりました。

糸谷八段が2連勝を返して、
これで2勝2敗で並びました。

第5局
先手番:糸谷八段
戦型:永瀬七段の角交換振り飛車
開始:17:30
127手まで糸谷八段の勝ち

永瀬七段が飛車も角も捨てて
糸谷玉に迫るものの、
駒不足で攻めが切れてしまいました。

糸谷八段は丁寧に受けてから反撃に移ります。

最後は攻めが完全に切れたところで
永瀬七段に指す手がなくなり投了。

糸谷八段の勝ちとなりました。

ここで夕食休憩。

第6局
先手番:永瀬七段
戦型:糸谷八段の一手損角換わり
開始:19:40
91手まで永瀬七段の勝ち

右玉に構えた糸谷玉に対して
永瀬七段が固い玉形から快調に攻めて、
勝利となりました。

これで両者ゆずらず3勝3敗です。

第7局
先手番:糸谷八段
戦型:角換わり
開始::21:10
110手まで永瀬七段の勝ち

序盤に永瀬七段の打った角が
糸谷陣に成り込んで乱戦に。

飛車角がどんどん入れ替わる
激しい戦いでしたが、
最後は大差で永瀬七段の勝ちとなりました。

第8局
先手番:永瀬七段
戦型:糸谷八段の一手損角換わり
開始:23:00
100手まで糸谷八段の勝ち

糸谷八段が右玉、永瀬七段が矢倉に組み、
第6局とそっくりの序盤。

攻め合いとなりましたが
糸谷八段の攻めが急所に刺さり、
糸谷八段の勝ちとなりました。

これで4勝4敗です。

この対局で永瀬七段が勝っていれば
番勝負は5勝3敗で永瀬七段の勝利となり、
私の予想が的中するところでした。

惜しいところですが、外れてしまいました。

予想の理由はこちらの記事に書いています↓

決着は最終第9局に持ち込まれました。

まさか本当に第9局まで
勝負がもつれ込むとは…。

第9局
先手番:糸谷八段
戦型:角換わり
開始:00:30
162手まで永瀬七段の勝ち

改めての振り駒の結果、
糸谷八段の先手に。

糸谷八段はまたもや右玉に構えました。

攻め合いとなりましたが、
終盤は永瀬七段が固い玉形から
一方的に攻める展開に。

糸谷八段は玉を上部に逃がそうとしたものの
永瀬七段がうまく寄せきり、
永瀬七段の勝ちとなりました。

これで九番勝負は永瀬七段の4勝3敗となり、
永瀬七段の勝利
です。

解説棋士は2局ごとに交代

解説者は豪華な4組でした。

第1・2局では、井出四段が大活躍。

窪田七段の独特のしゃべりの通訳をしつつ、
次々と繰り出される窪田七段のボケを拾って
ツッコミを入れていました。

第3・4局では、
泉正樹八段がやはり
愛犬の「エルちゃん」への
思いがあふれて止まらない。

「エルちゃん」のかわいさを
広めたいということなのか、
「エルちゃん」の写真入り色紙10枚や年賀状を
視聴者プレゼントとして提供していました。

第5・6局では、
渡辺棋王が和服で登場。

指し手をズバズバと解説しつつ、
3勝3敗となった七番勝負を
盛り上げていました。

第7・8・9局では、
高見叡王と山口女流が
深夜でハイテンションになりつつ解説。

第9局では現地に来ていた鈴木大介八段も加わり、
また新たな雰囲気で
ワイワイと楽しく進行していました。

番組中には「ティロフォン」といって、
私が把握している限りでも以下の5人の方々が出演。

広瀬章人竜王
中川大輔八段
香川愛生女流三段
「みろく庵」の女将
及川拓馬六段

それぞれ興味深い話をして、
番組を盛り上げてくれていました。

体力の限界に挑んだ両対局者

予想通り対局が長時間に及んだこの企画。

糸谷八段はひざと腰が辛そうでした。

糸谷八段はいつも通り
対局中の離席が多かったのですが、
そのときの姿勢が痛々しいほど。

そんな糸谷八段が席を立つ度に、
永瀬七段がすぐに指していたのが
面白かったです。

そのことによって、
糸谷八段の持ち時間を
うまく削っていました。

ただ、糸谷八段はそんなことは気にせず
ガンガン早指しをしていたので、
あまり効果はなかったようです。

対局終了後には
両対局者が解説スタジオに移動してきて、
対局の振り返りをしてくれました。

この死闘を終えた直後にも関わらず、
意外と両者とも元気な様子。

しかも、立ったままで
全9局を口頭で振り返る
という
ものすごいことをしていました。

糸谷八段と永瀬七段は
第1局から完璧に将棋の内容を覚えていて、
二人の間で会話が普通に成立してたのは驚きです。

ただ、その場にいた
高見叡王も山口女流も鈴木八段も、
ところどころ話についていけず
置いてけぼりに。

視聴者にいたっては、
口頭だけでの感想戦では
ほとんどの人が話を理解できなかったでしょう。

でも、途中で振り返りを切り上げたりせずに
全9局を振り返ってくれたのは、
ありがたいことだなと思いました。

番組が終了したのは午前2時過ぎでした。

まとめ

「大晦日九番勝負」の情報をまとめました。

大みそかに糸谷八段と永瀬七段の
熱戦が見られて、
いい年越しになりました。

あまりの激闘のために
両対局者の体調に異常が起きないか心配でしたが、
対局後の様子が意外と元気だったので安心。

良い将棋を9局も見せてくれた
糸谷八段と永瀬七段の
2019年の活躍に期待ですね。

この企画の見どころは
こちらの記事に書きました↓

この記事を書いた私、梅澤浩太郎は
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