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「及川拓馬六段、上田初美女流四段インタビュー」を読んでの感想

 
及川拓馬六段
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

及川拓馬六段

「及川拓馬六段、
上田初美女流四段インタビュー」
という記事が文春オンラインにて
昨日公開されました。

私もさっそく読んでみたところ、
とても興味深くて面白かったです。

及川さんと上田さんそれぞれの
インタビュー記事を
過去に読んでいたことで、
より理解が深まりました。

また、私は叡王戦の見届け人として
及川さんにお会いした直後だったため、
いいタイミング。

今回のインタビュー記事について、
私の個人的な感想をまとめました。

冒頭の写真は
見届け人の際に私が撮影したものです。

及川拓馬六段と上田初美女流四段の記事

昨日公開された
インタビュー記事がこちらです↓

 

及川拓馬六段と上田初美女流四段が
夫婦であることは、
将棋ファンにはよく知られていること。

上田さんのツイッターによれば、
意外にも夫婦として取材を受けるのは
今回が初めて
とのこと。

一緒にインタビューを受けるとなると、
お互いに関することを
言いにくかったりするのでは
と想像しますが。

そんなことは感じさせない、
お互いに本音を言い合う
さわやかなインタビューでした。

 

記事は「#1」と「#2」に分かれており、
それぞれが4ページあるという
大ボリューム。

たくさんの写真は
どれも明るい雰囲気で、
幸せな感じが伝わってきます。

叡王戦で見届けたばかりのタイミング

私は及川さんに注目していた
ところだったので、
このインタビュー記事の公開は
ちょうどいいタイミングでした。

というのも、
私は10月4日の叡王戦で
「振り駒兼見届け人」を務めたのですが、
そのときの対局者が
及川さんだったのです。

及川さんはその対局に勝って、
六段予選Cブロックを勝ち抜け

本戦トーナメント進出を
決めたのです。

そのときのことは
こちらの記事で詳しく書いています↓

 

いいタイミングだったのは、
それだけではありません。

この記事が公開された10月31日には
及川さんの対局があったのです。

私が見届けた対局で
勝ち進んだことで実現した、
叡王戦本戦トーナメント1回戦の
久保利明九段との一局。

インタビュー記事は、
及川さんの対局を盛り上げるのに
良い効果がありました。

ただ結果としては
この対局は久保さんが快勝し、
及川さんは残念ながら
敗退となってしまいました。

過去の2つのインタビュー記事

今回のインタビューは
夫婦そろって受けているわけですが、
それぞれが単独で受けたインタビューで
私の頭に残っているものがありました。

ひとつが去年の叡王戦
及川さんが本戦に出場した際に
受けたインタビュー。

本戦出場棋士24人全員について
書かれた記事で、
ちょうど1年ほど前の記事です↓

 

上田さんに関しては、
今年の1月のインタビュー。

ローソンのスイーツを食べながら
女流棋士がインタビューされる
シリーズです↓

 

これらのように
お二人がしっかり
取材される機会というのは、
それほど多くないです。

上田さんであれば
タイトルを持っていたころは
取材も多かったと思いますが、
ここ数年は少なかったところ。

及川さんも
タイトル挑戦などがないので、
情報があまり出てきません。

そんな中で、
こうして2つのインタビューがあって、
しかもそれを読めていたのは
ラッキーでした。

この2つのインタビュー記事の内容を
頭においた上で、
今回の夫婦でのインタビュー記事も
読むことができたからです。

そうすることで、
及川さんと上田さんのそれぞれの
意見や考え方というのが
より深く理解できた気がします。

 

なので私の中では
3つのインタビューはセットだと思っていて、
ぜひみなさんにも
セットで読んでほしいですね。

それぞれの記事の媒体は
以下のようにバラバラです。

・ニコニコニュース(及川)
・日本将棋連盟の将棋コラム(上田)
・文春オンライン(夫婦)

 

でもバラバラなおかげで
インタビューする人の視点も違っていて、
色々な角度から話が深堀りされているので
それがいいです。

特に興味深かったのが、
上田さんが単独インタビューで
語っていたことについて、
今回の夫婦そろってのインタビューで
言及していたこと。

その部分を引用します↓

上田さんは、あるインタビューで
「30代は、将棋をやる」と述べておられたが、
二人目の娘さんが生まれた今、
時間がなかなかとれず
この目標も難しくなったと話す。

 

ここでは「あるインタビュー」と
ぼかされていますが、
前述の上田さん単独の
インタビューのことです。

「30代は、将棋をやる」という言葉は
私も記事を読んだときに
「ずいぶん本気なんだな!」
と驚いたので、
よく覚えていました。

ただ、それが「難しくなった」
という今の素直な思いが聞けて、
とてもよかったです。

あるインタビューで棋士の思いを聞けても、
その後の心境の変化まで追えることは
なかなかないことですから、
今回のインタビューは貴重だと
感じたのです。

 

「30代は、将棋をやる」というのは
29歳の頃からの思いのようなのですが、
現実には難しいこともありますよね。

30代は10年もあるので、
フルパワーで駆け抜けるのには長過ぎる
と思います。

上田さんには
焦らずムリのないペースで
将棋に打ち込んでほしいです。

三段リーグとお付き合いの開始

今回の夫婦インタビューの中でも
特に興味深かったのが、
及川さんの三段リーグのときの話。

三段リーグの途中で
二人はお付き合いを初めて、
その期のリーグで勝ち抜けて
及川さんはプロになった
というのです。

これは知らなかったので驚きました。

 

三段リーグを抜けるというのは、
ものすごく大きなイベントです。

多くの奨励会員がそれだけを目指して
青春をささげて将棋を指していますが、
それでも三段リーグを抜けられなくて
苦しんでいます。

年齢制限などにより、
プロになれないまま
奨励会を去る人も多いです。

その苦しい三段リーグを
お付き合いを始めたタイミングで
抜けたのであれば、
上田さんの存在が
将棋に良い影響を与えたのでは

と考えるのは当然でしょう。

 

及川さんは
「ま、そういうことにしておきます」
とはぐらかしていますが、
そこは認めてほしいところ。

ただ
「上田さんのおかげでプロになれた」
という話になってしまうのは
本人の努力などが
無視されている感じもするので、
及川さんが素直に認めたくないのも
理解できます。

見届け人のときの私の後悔

今回のインタビュー記事の中では、
「上田さんの方が知名度がある」
という話もありました。

そのことによる
気持ちの持ちようや振る舞いは大変だと、
及川さんは結婚前に
師匠の伊藤果さんから心配されたとか。

周囲から「上田初美の夫」
として見られてばかりいると、
「棋士・及川拓馬」としての自分を見てくれ!
という気持ちになることも
あるのではないかと想像します。

 

これについては
私にはちょっと後悔している
ことがあります。

叡王戦の見届け人のときには、
及川さんと記念撮影を
してもらいました↓

及川拓馬六段と記念撮影

 

そのときに少し
お話をすることができたのですが、
そのときに何の話をすればいいのか
ちょっと迷ってしまいました。

画面越しではない及川さんの姿を
見るのが初めてだったため、
話題が浮かばなかったんですね。

とっさに
「私は群馬県在住なのですが、
奥様の上田さんのことは
毎年の上州将棋祭りで
何度も姿を見たことがあります」
といった話をしました。

このときは及川さんは
にこやかに話を合わせてくださいましたが、
内心では
「また自分ではなく妻の話か」
と思わせてしまったかも。

反省です。

ちなみに上州将棋祭りの写真を探したら
上田さんが写っているものがあったので
載せておきます。

2014年1月4日撮影です↓

今回のインタビュー記事の公開は
いいタイミングだったと上で書きましたが、
私が叡王戦の見届け人をやる前だったら
もっとよかったですね。

事前にこの記事を読んでいれば、
「あのインタビューで
こんなこと言ってましたね!」
及川さん自身の話がもっとできたはず。

今後もいつ棋士の方と
お話するチャンスがあるかわかりません。

とっさのときの話のネタにするため、
今後も情報を集めていこうと思います。

まとめ

夫婦一緒に取材を受けた
「及川拓馬六段、
上田初美女流四段インタビュー」。

とても面白いお話と
明るい写真が満載で、
素晴らしい記事でした。

私は、叡王戦の見届け人として
及川さんの勝利を見届けたばかり。

注目していた
及川さんのインタビューが読めて、
いいタイミングでした。

 

インタビュー記事はこちらです↓

 

 

 

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梅澤 浩太郎
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