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ニコニコ生放送での将棋対局の無料生中継、知っておくべき9つの特徴

 
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

ニコニコ生放送は、
将棋対局の無料生中継のさきがけです。

その後、アベマTVなど
他の動画生配信サービスも登場してきた中で、
「どれがどう違うのか」と思う人も多いでしょう。

そこで、ニコニコ生放送の特徴を9つまとめました。

これを知っておけば
他サービスとの使い分けもしやすくなります。

ニコニコ生放送をうまく使い倒しましょう。

 

ニコニコ生放送のサイトはこちら↓

特徴①コメント機能で「現代の縁台将棋」

ニコニコ生放送の一番の特徴は、
なんといっても「コメント機能」です。

他の視聴者が打ち込んだコメントが
画面上にリアルタイムで表示されます。

また、自分でも自由にコメントを打ち込んで、
他の人に読んでもらうこともできます。

ニコニコ生放送を見ていると、
誰も予想していなかったようなすごい手が指されたり
対局者が面白いことを言ったりしたときに
一気にコメントが増えて、
画面がコメントで埋め尽くされるのが面白いです。

みんなで盛り上がっている一体感があるのです。

 

ニコニコを運営する株式会社ドワンゴの創業者である
川上量生さんは、
その状況を「現代の縁台将棋」と表現しています。

一昔前の時代には、
家の縁側に将棋盤を出して
そこに近所のおじさんが集まり、
みんなで将棋を指すという光景が
よくあったと言います。

そんなときは、周りにいる対局者以外の人が
「その手はマズいんじゃないか」
「こりゃあ、うまい手があったもんだ」
とか好き勝手言うものです。

 

しかし、プロの将棋では、
もともと観戦者が好き勝手なことを言う機会
ありませんでした。

プロの将棋は一般の人が立ち入れない場所で行われますし、
近くで観戦できたとしても
対局場での私語は厳禁だからです。

対局の生中継自体は、
名人戦や竜王戦のBS放送という形で
いちおうは以前からありました。

ただ、BS放送というのはどの家庭でも
見られるというものではありません。

 

そんな状況が、現代のテクノロジーの力で変わりました。

ニコニコ生放送が登場したことで、
インターネットがつながる状況であれば誰もが手軽に
将棋の対局の生中継を楽しめる
ようになりました。

しかも、機器としては
テレビはもちろんパソコンさえ不要で、
スマホさえあればいいのです。

 

そして、インターネットを利用することで、
情報のやりとりが双方向にできるようになりました。

テレビであれば情報を一方的に受け取るだけですが、
ニコニコ生放送であれば
自分の意見や感情をコメントという形で表現して、
他の視聴者と共有
できます。

これによって、人の対局を見ながら
周りでワイワイガヤガヤと楽しむ
「現代の縁台将棋」が実現したのです。

 

他の配信サイトでは、
映像の邪魔にならないように、
視聴者コメントを表示させます。

でもニコニコ生放送では、
映像の上にコメントを流します。

コメントも含めてひとつのコンテンツだと
考えているのでしょう。

「現代の縁台将棋」という空気を大事にするのは、
他の動画配信サービスが登場してきた現在であっても、
ニコニコ生放送に独特なものです。

 

ちなみにクリックひとつで
コメントを表示しない設定にもできるので、
コメントがない方が好みの人は
設定を変更しましょう。

特徴②視聴者への「アンケート」

ニコニコ生放送ならではの機能として、
「アンケート」もあります。

例えばよくあるアンケート項目としては
「どちらの棋士を応援していますか?」
「どちらを持って指してみたいですか?」
「次の一手は何でしょう?」
「あなたの棋力は?」
などです。

 

解説の棋士が
「ここでアンケートを取ってみましょうか」
などと言うとその場で選択肢が作られ、
画面上に選択肢が現れます。

それをクリックするか
スマホであればタップすると、
アンケートに参加。

しばらくすると
どの選択肢がどれくらいの回答割合があったかを、
見ることができます。

コメントを打ち込むのに比べると
手軽に参加することができるのが特徴です。

特徴③視聴者からの「お便り」

ニコニコ生放送では「お便り」を
簡単に送ることができます。

映像が流れている場所の下にある
「お便りを投稿」というボタンを押せば、
メールアドレスなどを入力しなくても
「お便り」を送れるのです。

 

解説や聞き手の棋士は
対局を解説する合間に、
届いたお便りをたくさん読んでくれます。

解説者や聞き手の棋士のファンから
熱いファンレターが届いて、
それが本人に読み上げられることもあります。

通常のファンレターでは
棋士からの反応は期待できませんから、
お便りが紹介された人は
ものすごくうれしいでしょう。

 

最近では番組ごとに
「メールテーマ」というものを設けています。

将棋とは関係のないテーマが
設定されることが多く、
将棋に詳しくない人でも
気軽にお便りを遅れるようにという
配慮が感じられます。

特徴④ソフト評価値の活用

ニコニコ生放送では
将棋ソフトの評価値を活用しているのも特徴です。

格闘ゲームの体力ゲージのように
画面の上部に評価値の数字が表されるので、
形勢の動きが視覚的にもわかりやすいです。

 

これが画期的な点は、
「観る将(観る将棋ファン)」でも
どちらが優勢なのかわかりやすくなったことです。

これまでは解説者が語る
「有利」や「指しやすい」といった
あいまいな言葉でしかわからなかった形勢が、
数字で表示されるようになった
のです。

人によっては、あるいは最終盤などの場面では
ソフトの評価値を見たくないという人もいるので、
どこまで評価値を活用するのかという問題はありますが、
評価値を利用するのは画期的な手法です。

 

ニコニコ生放送の解説ではよくある大盤での解説の他に
「電王盤」を使っての解説もあります。

これはパソコン画面上で将棋を検討しながら、
検討中の局面の評価値を
そのつど確認できるというものです。

形勢の動きがわかりやすいうえ、
検討で駒を動かした後に
今の局面まで戻すのが一瞬でできるので、
解説者と視聴者の両方にとって
「電王盤」はとても便利です。

特徴⑤叡王戦の独占生放送

「叡王戦」はドワンゴが主催しているタイトル戦です。

そのため、叡王戦の生中継映像は
ニコニコ生放送が独占
しています。

タイトル戦の番勝負などの注目の対局しか
放送されないことが多い他の棋戦とは違い、
予選から数多くの対局が生放送されるという
非常にありがたい棋戦です。

「叡王戦」の映像が見たければ
ニコニコ生放送しか選択肢はありません。

特徴⑥会員登録とログインが不要になった

ニコニコ生放送は、2018年9月25日から
会員登録とログインなしでも
視聴できる
ようになりました。

もともと、会員登録をしないと
見ることができないというのが
ニコニコ生放送の最大の弱点でした。

ニコニコ生放送にアクセスしたものの、
メールアドレスなどを入力しての会員登録を迫られて
放送を見るのをあきらめた人も多かったことでしょう。

会員登録が不要になったことで、
ニコニコ生放送を初めて見るのが簡単になりました。

特徴⑦見逃しても後から無料で見られる

ニコニコ生放送では、
見逃した生放送を後から振り返って見ることができます。

この機能を「タイムシフト」と言います。

さきほどは不要になったと書いた会員登録とログインですが、
タイムシフトを利用するためには必要となります。

ただ、会員登録が必要とはいっても、
「一般会員」であれば会員登録は無料です。

無料で生中継の内容を後から見られるというのは、
アベマTVにもないニコニコ生放送の特徴です。

 

事前に生放送が見られないことがわかっている場合は、
その番組のページで「タイムシフト予約」をしておきます。

「タイムシフト予約」しておいた場合のみ
後からでもその番組を見ることできる仕組みです。

ちなみに、有料(月額540円)であるプレミアム会員になると、
事前に予約をしていない番組でもタイムシフトを見られます。

特徴⑧出演者は2人だけ、途中休憩あり

ニコニコ生放送での出演者は、
男性棋士の解説者が一人、
そして女流棋士の聞き手が一人というペア

である場合がほとんどです。

このため、ニコニコ生放送の欠点と言えるのですが、
解説のない時間帯が生じます。

 

二人で最初から最後まで進行をするので、
途中で10分程度の休憩を何度もはさみます。

また、対局者の昼食休憩や夕食休憩のときには
解説も一緒に休むうえ、
休憩明けにもすぐに解説は再開せずに
20分ほど遅れる場合が多いです。

さらに、朝から夕方まで続くことが予想される
持ち時間が長い対局の場合、
そもそも解説が始まるのが午後から
ということが多いです。

 

そうした解説のない時間帯に
対局者が驚くような手を指したり、
どんどん指し手が進んでしまうことがあります。

そんなときは、せっかくの生放送なのに解説がないことを
残念に感じます。

ニコニコ生放送には
解説がない時間帯があることは、
注意しておく必要があります。

特徴⑨毎日将棋の放送があるわけではない

ニコニコ生放送はタイトル戦や藤井聡太七段の対局など、
注目度の高い対局を放送してくれます。

ただ、毎日放送があるわけではありません

この点は、アベマTVとは大きく異なっています。

生中継する内容があるときだけしか
放送は行われないので、
いつでも何か放送を見たいという人には、
もの足りなく感じることがあるかもしれません。

まとめ

ニコニコ生放送の将棋の特徴についてまとめてみました。

私がニコニコ生放送の特徴として強調したいのは、
インターネットならではの「双方向性」です。

視聴者が番組に参加できる仕掛けをたくさん用意し、
かつそれらを最大限に活用しています。

そんなニコニコ生放送が無料で利用できるとは、
本当にありがたい時代になったものです。

ニコニコ生放送は、
すべての将棋ファンにオススメできるサービスです。

ニコニコ生放送の特徴を知ったうえで、
自分の将棋の楽しみ方に
うまく取り入れられるといいですね。

 

 

アベマTVの特徴についてはこちら↓

 

ニコニコ生放送とアベマTVの違いは
こちらの記事にまとめてあります↓

 

 

 

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梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

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