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叡王戦「振り駒兼見届け人」の追加販売、気になる6つの変更点

 
叡王戦「振り駒兼見届け人」の追加販売
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

叡王戦「振り駒兼見届け人」の追加販売

叡王戦の「振り駒兼見届け人」の
追加販売が開始されました。

この追加販売には、
クラウドファンディングのときとは
違うところがあるのを発見。

「振り駒兼見届け人」を
すでに体験した私が見て、
気になる変更点を
6つまとめました。

 

私の体験記などは
こちらにまとめてあります↓

追加販売にいたる流れ

叡王戦の「振り駒兼見届け人」は
今年5月~6月に行われた
クラウドファンディング

でも募集されました。

決められた金額を支援することで、
叡王戦の対局で振り駒をしたり
対局開始時と感想戦に
同席できる権利を得られる、
というものです。

クラウドファンディングの際には
すべての対局について
見届け人が決まったわけではありません。

まだ見届け人を増やす余地はあり、
最近のニコ生将棋番組では
追加募集が行われることが予告
されていました。

そして、具体的な募集が
本日10月26日の午前0時ぴったりに
こちらのツイートで
発表されました↓

 

この追加募集の対象となるのは
本戦トーナメントの対局です。

クラウドファンディングの際には
全22局分の募集が行われたのですが、
集まった支援者は9名でした。

まだ枠が13名分余っており、
それが今回販売されたわけです。

上のツイートにもありますが
募集ページはこちらです↓

 

このページで詳細を確認してみると、
クラウドファンディングのときからの変更点が
大きく6つあることに気付きました。

それを順番に紹介していきます。

①クラウドファンディングではなく販売

まっさきに気になったのは
今回はクラウドファンディングではなく、
「販売」だということです。

見届け人になるには
お金が必要という意味では同じなのですが、
やはり違いを感じます。

 

クラウドファンディングでは
「叡王戦を助けたい」
という気持ちがまずあって、
お金を出して支援をする。

その見返りとして
見届け人になる権利を得る、
という流れです。

一方で「販売」となると単純に
「見届け人の体験サービスを購入する」
ということ。

クラウドファンディングだと
「期限までにみんなで協力して
叡王戦を助けよう」
というお祭り騒ぎのような面がありますが、
「販売」ではそういうのはありません。

 

「販売」という形をとることで
メリットがあります。

前回の募集の際には
クラウドファンディングの
プラットフォームとして
「CAMPFIRE」が
利用されました。

ただ、私が調べたところ、
そこを利用すると
手数料と決算手数料を合わせて
支援金額の17%が「CAMPFIRE」に徴収される
ようです。

叡王戦を運営するドワンゴとしては、
自社で「販売」をすることで
17%分を支払わなくて
済むようになるわけで、
これは大きいです。

しかも今回の支払い方法は
口座への振込に限定されているので、
クレジットカード手数料などが
かからないのもポイントです。

 

クラウドファンディングの際には
集まった資金の使い道は
「叡王戦の運営や番組制作」
に限定されていました。

それが「販売」となることで、
お金を払う側としては、
自分が払ったお金が
叡王戦のために使われるかは
わからなくなります。

詳細ページを見ても、
このお金の使い道については
どこにも書いてはいません

なので今回購入する場合は、
これはクラウドファンディング
ではないという点は
意識しておいた方がよさそうです。

②価格は20万円か25万円

今回の販売価格は、
クラウドファンディングに比べると
割高に設定
されています。

価格は以下の通りです。

1回戦と2回戦:20万円(税込)
準々決勝と準決勝:25万円(税込)

 

クラウドファンディングでは
本戦トーナメントの見届け人になる
ために必要な支援金は10万円でした。

価格は2倍か2.5倍になりましたが、
のちに述べるように
追加のメリットもあります。

そのメリットが大きいと感じるのであれば、
必要金額が増えても損をしたわけではない
と言えそうです。

 

クラウドファンディングでの
詳しい金額が気になる場合は
こちらのページで確認できます↓

③対局者、日時、対局場が選べる

今回の追加販売の
最大のメリットがこちら。

対局者と日時を選べる
ということ。

クラウドファンディングでは当初、
対局者とその日時は
まったく選べませんでした。

クラウドファンディングの期間中にも
対局者が指定された見届け人が
3つだけ募集されました。

そのうち対局者として
羽生善治九段が指定された対局と
藤井聡太七段が指定された対局は
それぞれ100万円という高額

しかも、この2つの対局の場合も
日時は未定でした。

 

それに対して、
今回の追加販売では
自分の好きな棋士の対局を選んで
申し込むことができます。

また、
日時と会場がすでに決まっている対局
も5つ用意されており、
これも大きいです。

日時が未定の対局では
2週間前までには
連絡がくるそうですが、
それでは仕事などの都合で
対応できない人も多いでしょう。

日時が決まっていれば
あらかじめ予定を確保できます。

 

また会場は
「東京・将棋会館」か「関西将棋会館」の
どちらか
です。

東京近郊に住んでいるのに
大阪に行かなくてはいけなくなったり、
その逆になると負担が増えてしまいます。

会場が決まっていれば
その心配がないので、
それも大きなメリットです。

④先着順で売り切れは表示されない

追加販売では「先着順」の
やり方も変更されています。

クラウドファンディングでも
先着順だったのですが、
そちらでは
決められた人数の見届け人が集まると
申し込みができなくなっていました。

 

一方で、
今回の追加販売では
先着順ということにはなっているものの、
定員に達したのかどうかは
リアルタイムではわかりません

申し込みの時点では
第3希望の対局まで指定しておき、
後で申し込みの順番が確認されて
どの対局の見届け人となるかが
割り振られるようです。

本当はリアルタイムで枠が埋まっていく
やり方のほうが
わかりやすくていいのですが。

今回は「CAMPFIRE」の
システムを利用しないため、
不便になる部分があるのは
仕方がないですね。

ただ、第3希望までしか指定できないと、
3つすべてが埋まってしまっている
という場合も多そうです。

どの対局がいいかの
こだわりが大きくない場合は、
人気のありそうな対局をあえて避ける
という作戦が
有効になりますね。

 

本戦トーナメントのうち9局は、
追加販売開始の時点で
すでに「売切」と表示されています。

これはクラウドファンディングの際に
支援した人の分ですが、
「売切」の対局に
規則性がないのが気になります。

すでに対局者と日時と会場が決まっている
1回戦の対局もあれば、
追加販売で価格が高く設定されている
準決勝の対局もあります。

これはどう決めたのか。

もしクラウドファンディングの支援者が
好きな対局を選べたのなら、
それは支援者が得をしたなと思います。

私は「四段〜六段の予選トーナメント決勝」
の見届け人の枠に申し込んだのですが、
選ぶ余地はまったくなかったので。

ただ、予選の対局に比べると
本戦の方が必要な金額が大きいので、
本戦だけ選べる得があったとしても
不公平な感じはしないです。

⑤勝利者へ質問できる権利

今回の追加販売でも、
見届け人としてできることは
クラウドファンディングのときと
基本的には同じです。

ただ、見届け人ができることとして
詳細のページで明確にされていることを
発見しました。

それが
「対局と感想戦が完了した後、
対局に関することなど
勝利者へ1つ質問することができる」

というもの。

これができるということは
クラウドファンディングの際には
説明がありませんでした。

そのため、
今回の追加販売に独自のメリット
と言うことができます。

 

ただし、私の見届け人の
体験からすると、
「勝利者への質問」は
普通にできました。

対局者と少し雑談する時間があったので
質問は1つと言わず
いくつもすることができましたし、
なんなら記念撮影もしてもらえました。

とは言え、
私の体験は対局者のご好意が
あったからこそできたこと。

クラウドファンディングの
見届け人であれば、
勝利者と一言も会話できなかったとしても
文句は言えません。

今回の追加販売で
「勝利者への質問」の
権利が明確にされたことは
意味があります。

⑥ニコニコ動画のアカウントが必要

最後に。

今回の追加販売に申し込むには、
ニコニコ動画のアカウントが必要
になります。

これはクラウドファンディングの際には
なかった条件。

 

見届け人になるのに
アカウントが必要な理由が
思いつかないので、
不思議に感じます。

見届け人のアカウントが特定できれば、
その気になれば
これまでの視聴履歴もすべて調べられます。

さすがにそういった
個人のプライバシーに関することには
踏み込まないとは思いますが。

見届け人に申し込む人の
プレミアム会員の割合など、
何らかのデータを集めたい
という意図はあるのではと推測します。

まとめ

叡王戦の「振り駒兼見届け人」の
追加販売が10月26日から開始。

私が注目した
クラウドファンディングの際との変更点は
以下の通りです。

①クラウドファンディングではなく販売
②価格は20万円か25万円
③対局者、日時、対局場が選べる
④先着順で売り切れは表示されない
⑤勝利者へ質問できる権利
⑥ニコニコ動画のアカウントが必要

 

「振り駒兼見届け人」の内容自体は
大きな変更はありません。

興味のある方は
申し込んでみてはいかがでしょうか。

先着順なので、
その場合はお早めに。

 

募集ページはこちら↓

 

 

私の見届人の体験記などは
こちらにまとめてあります↓

 

 

 

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梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

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