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佐藤天彦名人vs豊島将之二冠、名人戦第4局の情報まとめ

 
佐藤天彦名人vs豊島将之二冠、名人戦第4局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

佐藤天彦名人vs豊島将之二冠、名人戦第4局

挑戦者の豊島将之二冠の
3連勝で迎えた名人戦第4局。

佐藤天彦名人としては
本局に負ければ
名人のタイトルを奪取されるという
追い込まれた状況です。

結果、豊島二冠が勝利し、
新名人の誕生となりました。

一局の流れや食事など
対局の情報まとめです。

 

第3局までの対局については
こちらをどうぞ↓

対局の情報まとめ

2019年5月16日、17日
第77期名人戦七番勝負第4局
佐藤天彦名人vs豊島将之二冠(先手)
福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
持ち時間:各9時間
開始 9:00(16日)
終了 20:59(17日)
133手まで 豊島二冠の勝ち
消費時間
佐藤:8時間29分
豊島:8時間59分

 

1日目
<午前のおやつ>
佐藤:ミルクレープ、フルーツ盛り合わせ
___ホット紅茶、りんごジュース
豊島:フルーツ盛り合せ
<昼食>
佐藤:生姜焼き定食
___りんごジュース
豊島:うなぎチャーハン
<午後のおやつ>
佐藤:ガトーショコラ、フルーツ盛り合わせ
___ホット紅茶、りんごジュース
豊島:フルーツ盛り合わせ

 

2日目
<午前のおやつ>
佐藤:モンブラン、フルーツ盛り合わせ
___ホット紅茶、りんごジュース
豊島:フルーツ盛り合わせ
<昼食>
佐藤:カツカレー
___りんごジュース
豊島:生姜焼き定食
<午後のおやつ>
佐藤:ショートケーキ、フルーツ盛り合わせ
___ホット紅茶、りんごジュース
豊島:フルーツ盛り合わせ
<夕食の軽食>
佐藤:サンドイッチ
___りんごジュース
豊島:サンドイッチ
___りんごジュース

 

■ニコニコ生放送

<1日目>
解説者:
塚田泰明九段
聞き手:
高群佐知子女流四段
メールテーマ:
「ニコ生へのご意見~評価値について」

 

<2日目>
解説者:
藤井猛九段
聞き手:
和田あき女流初段
メールテーマ:
「こんな将棋グッズがほしい」

 

■アベマTV

<1日目>
解説者:
西尾明七段
佐藤慎一五段
聞き手:
安食総子女流初段
本田小百合女流三段

 

<2日目>
解説者:
三浦弘行九段
八代弥七段
聞き手:
宮宗紫野女流二段
山口絵理子女流二段

 

本局で目を引いたのが、
佐藤名人の羽織。

佐藤名人は鮮やかな色合いのものを
好むのですが、
本局では黒っぽい色。

珍しく地味だなと思っていたら、
佐藤名人にはこだわりがありました。

黒地に白っぽい斑点のような
模様が入っていると思ったら、
それはなんと「アザラシ柄」

和服のデザインとしては奇抜で、
地味な羽織だと見ていたのは
とんでもありませんでした。

さすがはファッションにこだわりのある
佐藤名人です。

 

食事に関しては、
豊島二冠はおやつは最後まで
「フルーツ盛り合わせ」
を貫きました。

これ以外のものは一切注文せず、
まったくぶれませんでした。

今後のタイトル戦の
どこかのタイミングで
豊島二冠が「フルーツ盛り合わせ」
以外のものを注文することがあるのか、
興味深く見たいと思います。

追い込まれている佐藤名人

七番勝負はここまで
挑戦者の豊島二冠が3連勝

佐藤名人は早くもカド番に
追い込まれています。

この第4局は
佐藤名人の出身地である
福岡県で行われました。

そのため、
前夜祭などでは
「佐藤名人に勝ってほしい」
という空気があったようです。

豊島二冠にとっては
アウェーな雰囲気。

 

これは現地に限った話ではありません。

名人戦が4局だけで
終わってしまうのはもったいない
ので、
本局は佐藤名人に勝ってほしい
という将棋ファンは多いところ。

そんな状況で
第4局は始まりました。

一局の流れ:豊島二冠の快勝

本局は豊島二冠の先手番。

戦型は「角換わり」になりました。

第1局の千日手局、
第2局、第3局に続いての
「角換わり」。

この二人の中では、
先手のときでも後手のときでも
「角換わり」を指したいということで
呼吸が合っているようです。

 

序盤で先手から仕掛けましたが、
小競り合いがあっただけで
本格的な戦いにならず。

後手の佐藤名人は
ひたすら待機をして、
豊島二冠がそれを打開できるか
という駆け引きに。

第1局につづいて
千日手となることが
心配されましたが、
豊島二冠は自陣に角を打って
打開する意思を見せました。

その角打ちに対して
佐藤名人が30分考えて
次の一手を「封じ手」にして
1日目は終了。

ここまでの名人戦では毎局、
1日目は佐藤名人の方が
消費時間が多かったのですが、
本局では初めて
豊島二冠の消費時間が上回りました

千日手を回避するために
豊島二冠が苦労したことが
うかがえます。

 

2日目はお互いに時間を使って
力の入った指し手を続け、
ほぼ互角の形勢で
消費時間にあまり差がつかないまま
局面が進んでいきました。

そんな中で
豊島二冠が駒損をしながらも
佐藤名人の銀2枚を
遊び駒にさせた
のが良い構想で、
そのあたりから豊島二冠が有利に。

その後も豊島二冠は
正確な指し回しを続け、
じわじわと差を広げていきました。

 

そのまま豊島二冠が押し切り、
佐藤名人が投了。

豊島二冠の快勝と言える内容でした。

本局の勝利により、
今期の名人戦は
豊島二冠が4勝0敗で
タイトル奪取となりました。

三冠と無冠

豊島二冠はこの「名人」が
3つ目のタイトル

豊島さんは去年に
初タイトルの「棋聖」を獲得後、
その後すぐに「王位」も獲得しました。

そして今回「名人」も奪取となり、
勢いが止まりません。

将棋界で唯一の三冠となった豊島新名人は
棋士の序列でも1位となり、
プロ棋士の頂点に立ったと言えます。

 

初タイトルの獲得まで
苦労した期間が長かった豊島さん。

その間に蓄えた力を
去年から一気に発揮している
といった様子です。

豊島さんの初タイトルまでの
苦労については、
こちらの記事に詳しく書きました↓

 

対して佐藤名人は
これで無冠となりました。

3年にわたって名人のタイトルを
保持していましたが、
絶好調の豊島さんの挑戦を
退けることができず。

ストレートでの敗退で、
しかも地元福岡県での決着となり、
悔しい思いは大きいと思います。

佐藤名人は強い棋士ですので、
またの復活を待ちたいですね。

まとめ

名人戦第4局は豊島二冠が勝利し、
4勝0敗で名人奪取となりました。

「角換わり」の戦型で、
有利になってからは
じわじわと差を広げて勝ちきった、
快勝と言える内容。

豊島二冠はこれで三冠となり、
将棋界の頂点に立ちました。

絶好調の豊島新名人、
そして復活をうかがう
佐藤天彦さんには、
今後も注目です。

 

 

第1局から第3局の記事はこちら↓

 

 

 

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