
会社との相性を知るための判断基準はないものでしょうか?
判断基準があれば、自分とは合わない会社に入ってしまい、すぐに辞める結果となることを避けられるかもしれません。
実は明確な判断基準として「相性の5軸」というものがあります。この「相性の5軸」について、詳しく紹介します。
新聞記事「離職の原因、相性にあり」
私は「相性の5軸」について、日本経済新聞の記事で初めて知りました。こちらの記事です。
この記事で示されている「相性の5軸」とは以下の5つです。
- 周囲との関係
- 発想の方向性
- 判断の基軸
- 評価の基軸
- スピード感
あらためて新聞記事を読んでみると、非常にすばらしい内容だと思いました。この記事を元に自分なりにより深く考えてみたくなりました。
過去の自分の転職
私は新卒で入社した大手メーカーを3年で退職し、転職しました。退職の主な理由が、やはり相性でした。
当時はなんとなく「この会社とは合わないな」と感じたのですが、この「相性の5軸」を元にあらためて以前との会社との相性を見直してみて、驚きました。なんと5軸すべてで会社と私の方向性が正反対だったのです。
つまり相性は最悪ということ。会社を辞める結果となったのも当然という感じです。
もっと早く、この「相性の5軸」について知っていれば…。と後悔すると同時に、このことについて「今」知ることで、救われる人も多いだろうと感じました。
相性が合わなかった自分
前の会社にいたときに強く感じたのは、「相性が合わない会社で働くと大きなストレスになる」ということです。
相性が合わない会社の中では周りの人とはいつも意見が違ってしまい、自分だけ周囲から浮いてしまう感じになります。そうはいっても周囲に同調しなければいけない場面も多くあり、本当の自分を押さえ込むことになります。
そして周囲から浮いてしまうのも自分を押さえ込むのも結局どちらもストレスになり、自分の中にたまっていくのです。すると仕事をしていくのがどんどん辛くなっていってしまいます。
そして最後には、退職という結果になってしまうのです。
自分と会社、双方のために相性の理解を
誰だって、せっかく希望を持って入社した会社を、すぐに辞めたくなどありません。会社としても、せっかく教育をした社員に辞められるのは、大きな損失であるはずです。双方にとってダメージとなる早期の離職は、できれば避けたいものです。
そのためのひとつの手段として、お互いの性格や社風をちきんと知ることが必要でしょう。知るための判断基準として、「相性の5軸」を使ってみましょう。
それぞれの項目について自分と会社の相性を考えることで、ミスマッチを避ける助けになるはずです。私のように会社との相性が合わないことに悩み、退職する結果となることを避けるために、役立ててほしいと思います。
