梅澤浩太郎のブログ。目標・理念は「スキルを進化させつづける人になる」。

「学校でのマラソン大会は生涯の健康維持が目的」という視点は新鮮

 
マラソン大会
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梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「失敗しない思考法」を今だけ無料でプレゼント中。「将棋マッチ」にて、将棋を教える仕事もしています。

マラソン大会

小学校や中学校で
マラソン大会があったという人は
多いのではないでしょうか。

マラソン大会は
いったい何のためにあるのでしょう?

答えはいろいろ思いつきますが、
私はある動画を見て
自分がまったく考えたことがなかった視点を知り、
衝撃を受けました。

 

マラソン大会の目的は、

「子ども達が運動を好きになって、
将来社会に出たときに
健康を維持するために
走ったりするようになること」

だというのです。

 

私は教員免許を取得したこともあって、
学校教育には知識も関心もあります。

マラソン大会の話題をきっかけに、
日本の教育について改めて考えてみました。

フィンランドの小学校の校長の言葉

私が見たのはこちらのツイートの動画です↓

 

フィンランドの小学校の校長が
日本の小学校のマラソン大会を視察。

子ども達に順位を付けていると知って、
驚いていました。

そして、順位を付けたら
良い順位になれなかった子どもは
「もう運動はやりたくない」
と思うのではないか、
と指摘したのです。

 

それに対して、
日本の小学校の校長もこう反論します。

「少しでも良い順位になるように目標をたて、
努力するという過程が大事」

「自分の力を知って
自分の力を克服することが目的」

「子どもたちはみんな自分と戦っている」

 

どれも私たち日本人にとっては
なじみのある主張ですが、
フィンランドの校長は納得していませんでした。

フィンランドの校長は
冒頭に書いたマラソン大会の目的を語り、
イマイチ議論がかみ合わないまま
動画は終わっています。

社会に出てからも走りたいと思えるか

フィンランドの校長は、
子どもたちが社会に出てからも
健康維持のために走りたいと思えるかが大事

だと話していました。

このことが私にはとても新鮮でした。

 

私は中学校や高校で
マラソン大会をやりましたが、
そんな話は一度も聞いたことがありません。

「学校で子どもたちに運動をさせることの
目的は何なのか?」
という問いに対する答えが
フィンランドと日本では
まったく違うようです。

 

日本の体育の授業の目的といえば
「健やかな体を作る」
「目標を持って努力する」
といったところでしょう。

つまり、
「体育の授業の時間内で何を達成するか」
だけに注意が向いています。

それに対してフィンランドの校長は
社会に出てからの長い人生
の方に関心がある様子。

このあたりの感覚が根本的に違うのだと
私は感じました。

フィンランドの教育はすばらしいと
世界的にも評価が高いですが、
「生涯全体を見すえている」
ことが良い教育につながっているのでしょう。

 

 

「社会に出てからも走りたいと思わせる」
というフィンランドの教育の方針は
とても納得できます。

どの国にとっても
国民に生涯にわたって健康に過ごしてもらうことは
重要な課題です。

学校の教育を
そのための手段としてとらえることは
当然のことだと言えます。

 

日本の教育では、フィンランドのように
国の課題を学校の授業で解決する
という意識が薄いです。

学校というせまい世界で閉じて
完結してしまっている印象。

さらに言えば、
いまの日本の体育教育は
戦争をしていた時代の
「すぐれた兵士を育成する」
という目的を引き継いだまま

である気がします。

「何のために体育の授業があるのか」
ということを真剣に考えずに
なんとなく昔からやっていたことをそのままやっている
ように思えるのです。

今とまったく違うマラソン大会の可能性

「社会に出てからも
走りたいと思えるようにする」

ということが目的として明確になれば、
学校でのマラソン大会は
まったく違う姿になるでしょう。

 

順位やタイムには
何の意味もないことはすぐにわかります。

走る場所は快適に走れる公園など。

自然を感じながら
楽しく走ることが何より大事です

 

服装が決められていると楽しくないので
どんな服を着るかは自由。

気の合う友達と並んで
自分のペースで走るのが当たり前。

疲れたら途中で休憩してもいいでしょう。

笑顔があふれる楽しい思い出になるよう、
先生たちはサポートします。

 

そんなイベントには
「マラソン大会」という名称も
ふさわしくありません。

「公園レクリエーション」とか
そんなゆるい名前がよさそう。

フィンランドで行われるイベントは
こんなイメージなのではないでしょうか。

順位を付けるかどうかではなく、目的が大事

さきほど紹介したツイートの
リプライ欄を見ると、
感情的な反応をする人が多くて驚きました。

順位を付けることを
フィンランドの校長に否定されて、
イライラしている様子。

日本のやり方、
ひいては自分たちがやってきたことを
否定されたと感じるようです。

 

「マラソン大会で順位を付けるかどうか」
という細かいところばかりに
ほとんどの人の関心が集中していて、
それが残念に感じました。

本当に大事なことは、
「マラソン大会の目的」
をしっかり考えることです。

順位というのは、
目的を達成するための
手段でしかないはずです。

目的が共有できていないのに
手段の良し悪しを議論しようとしても
意味がありません。

 

フィンランドの校長が言いたかったのは
まさにその目的の話のはずなのに、
動画の視聴者には
それがあまり伝わっていないようです。

目的が重要なのは政策も同じ

目的ではなく手段ばかりに
目がいってしまう
というのは、
マラソン大会に限らず
日本の政治の政策なども同じだなと思います。

 

たとえば今なら
消費税の増税、憲法改正、
コロナ対策のGoToキャンペーンなど、
あらゆる政策は
目的の実現のための手段に過ぎません。

だから本当は
「目的をどこに定めるか」
が肝心なことのはずなのに、
国民の関心もマスメディアが伝えることも
「どんな手段を使うか」
ばかりに集中しているのです

 

手段はすぐに目に見えるもので
わかりやすい一方、
目的はアタマを使って考えないと
理解できません。

だからこそ、
注意しないと手段しか
見えなくなってしまいます。

 

そんな現状を変えるには、
教育が重要な役割を果たすはず。

「目的に関心をもつ」ことこそ、
日本の教育の目的にするべきだと
私は思っています。

目的、目的と言い過ぎでスミマセン。

まとめ

「子ども達が運動を好きになって、
将来社会に出たときに
健康を維持するために
走ったりするようになること」
がマラソン大会の目的だと語った
フィンランドの小学校の校長。

私はそんなことを考えたことがなかったので
衝撃を受けました。

 

日本の学校教育では、
目的がはっきりと意識されないまま
なんとなくやっていることが多いと
私は感じています。

目的が何なのかをまず明確にして
それから手段を考える、
という順番が大事ですし、
そのことを子どもたちにも教えるべきです。

 

 

 

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