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目標は低く設定しよう-「長期休み中は勉強しない」目標の経験から-

 
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梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

目標は低く設定するのがいいです。

そう考えるのは、大学のときに
「長期休み中は勉強しない」
というバカげた目標を立ててみた
経験があるから。

高い目標を立てて、
それが達成できないことで
自分を責めてしまう人が
多いように感じます。

目標に対する考え方を
ちょっと変えてみませんか。

「勉強しよう」という目標

私は大学生のとき、
目標の設定に関して
印象深い経験をしました。

「長期休暇中の勉強」の
目標についてです。

 

大学は1年間の中で
授業のある期間が決まっていて、
4ヶ月の授業期間の後に
2ヶ月の長期休暇
がある
というサイクルになっています。

2ヶ月間も休みがあるなんて、
今考えるとすごいことです。

大学の年間サイクル

4〜7月 授業
8〜9月 夏休み
10〜1月 授業
2〜3月 春休み

 

授業期間の4ヶ月の最後には、
どの授業でも試験があったり
レポートの提出があったりします。

このときの試験で苦しむというのが、
大学生のときの
私のいつものパターンでした。

私の所属していた物理学科では、
たいていの授業は試験一発勝負です。

レポートの提出で済む授業あれば、
教科書を見たり友達に聞いたりしながら
レポートを作ればいいので楽なのですが、
試験となるとそうはいきません。

 

試験期間前になると、
一夜漬けとまではいかなくとも
三夜漬けぐらいで
試験に向かわざるを得なくなったり。

でも、それまでの約3ヶ月半分を
数日で済ますのは無理があります。

気持ちは焦るのに
勉強内容の理解は進まなくて、
それまでろくに勉強しなかったことを
後悔した
ものです。

 

それでも、どうにかこうにか
試験をやり過ごすのですが、
その後でいつも私は決心します。

 

「長期休み中はしっかり勉強しよう」と。

 

そして、その気持ちを実行に移すべく、
目標を立てます。

「毎日1時間は勉強する」
「この教科書を休み中にマスターする」
などなど。

これらを実行できれば、
それまでろくに勉強しなかった分を
取り戻せるはずです。

目標通りにできずに自己嫌悪

目標を立てて長期休みに突入し、
それでどうなったか。

目標通りに勉強できたのか。

 

これが、できないんですね。

 

勉強をする気がまったく起きない。

試験前に必死に勉強して、
苦労して後悔したはずなのに、
その大変さをすぐに忘れてしまう。

日々の継続的な勉強の大切さが
身にしみたはずなのに、
そのとき感覚がなくなってしまう。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
というやつです。

 

そして、勉強できないだけなら
まだいいのですが、
達成できない目標を立てたことによって
さらに悪いことも起きました。

それは、自己嫌悪におちいることです。

「目標を立てたんだから、
その通りに勉強しなきゃ」
という気持ちはあるのに、
それがまったくできない自分が
嫌になってしまう。

嫌いになってしまう。

 

できない自分を責めるのですが、
それで勉強するようになるかというと
そうでもなくて、
結局、他の楽しいことばかりやってしまう。

そうするとまた自分が嫌いになって…
と、負のスパイラルになってしまいました。

自分が嫌いになってしまう状態は、
辛かったです。

「勉強しない」と決めたら楽しい日々

そんな長期休みを何度か繰り返した後、
「このままじゃダメだ」
と強く思い、対策を考えました。

そして出した答えはこうです。

「長期休み中は勉強しない」

 

これを目標と決めてからは、
気分がずいぶん変わりました。

長期休み中、
毎日目標を達成できるように
なったのですから。

 

毎日、趣味の将棋をやったり、
本を読んだりアニメを見たり、
好きなだけ楽しみます。

そして、
「今日も自分が決めたとおりにできたな」
と満足して眠りにつく。

長期休みが、
ストレスのない
素晴らしい日々になりました。

勉強の質が上がる思わぬ効果

「勉強しない」なんて目標はくだらないし、
達成しても意味がない、
と思われる人も多いことでしょう。

ただサボっているだけじゃないかと。

まあ、実際その通りではあるのですが、
一方で、「長期休み中は勉強しない」
と決めたことは、
自分の勉強に良い効果がありました。

授業がある4ヶ月間の
勉強の質が上がった
のです。

 

思えば、以前は長期休みの2ヶ月を
最初から当てにしていた部分がありました。

2ヶ月も授業がなくて自由な時間があるんだから、
そのときにまとめて勉強すればいいや、と。

それが甘えや油断になって、
日々の授業に身が入らない面があったのです。

 

でも、長期休み中は勉強しないと決めたら、
そうはいきません。

授業がある4ヶ月の間に、
しっかり勉強しておく必要があります。

「後でやればいいや」という考えが、
通用しなくなった
のです。

 

こうした意識を持つことによって、
日々の授業への集中力がアップ。

試験勉強中も、
以前は試験をだましだまし乗り切ること
ばかり考えていましたが、
きちんと身になる勉強をすることを
意識するようになりました。

長期休み中に復習することはないのだから、
今ここで身につけるしかないという
心構えに変わったのです。

 

このように、
「長期休み中は勉強しない」という
一見するとバカげた目標が、
自分の勉強に良い効果を
もたらす結果
となりました。

目標は低く設定しよう

目標を「勉強する」と決めても、
「勉強しない」と決めても、
けっきょく結果は同じで
「勉強しない」です。

であれば、「勉強しない」と決めた方が
長期休み中に自己嫌悪することもなく、
健全に過ごせます

しかも、授業期間中の
勉強の質が上がるという
思わぬ結果まで付いてきました。

 

高い目標を立てると、
自分の評価は減点法になりがち
です。

目標に対して、
できていないところばかりが目について、
「自分はダメだ」「このままじゃダメだ」
という気分になってしまうのです。

 

そんなときは、思い切って
目標を低く設定してみては
いかがでしょうか

そして、「目標を達成する自分」
「決めたことを実行できる自分」
を感じて、ほめてあげましょう。

 

 

自分を追い込んでばかりでは、
苦しくなります。

たまには自分を
認めてあげることも大切です。

目標に対する考え方を変えるだけで、
少し楽になれますよ。

 

 

 

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