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将棋研究会の臨時の集まりを東日本大震災のあとに企画・実現した話

 
仙台での将棋研究会
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

仙台での将棋研究会

東日本大震災が起きたとき、
私はまだ学生で仙台に住んでいました。

当時所属していた将棋研究会は
震災の影響で
しばらく活動できずにいたのですが、
私の呼びかけで臨時の集まりが実現。

大勢の人を巻き込んで喜んでもらえた
という成功体験は、
その後の私の人生に大きな影響があったと
実感しています。

この件についてふと思い出したので、
記憶と記録がまだあるうちに
ここに書き残しておきます。

将棋研究会での世代間の交流

私は大学生のとき、
大学の将棋部とは別に
将棋研究会に所属していました。

「研究会」と呼んでいましたが
それほど固いものではなく、
市の公民館のような場所に
月に一度集まって
将棋を指すという会です。

学生から定年退職した年配の方まで、
幅広い年代の人
毎回10〜20人ほど集まりました。

その会では
対局のときは対局時計を必ず使い、
持ち時間は30分ぐらい。

午前中に1局、
午後に2局やるというスタイルで、
じっくり考えながら指せるところが
私は好きでした。

 

東北大学将棋部からも
「強くなりたい」という部員数人が
日曜日も対局の機会を求めて通っており、
私もその一人。

世代の違う人と交流できるという点でも
部員どうしで対局するのとは違っており、
貴重な機会でした。

東日本大震災の影響

2011年3月11日、
東日本大震災が起こりました。

仙台は大きな被害があり、
私自身もケガなどはなかったものの
停電や断水で大変な思いをしました。

震災の3日後には
私は大学の研究室の先生に助けてもらって
なんとか仙台を脱出し、
群馬県の実家に避難。

1か月ほどして
大学も復旧の見通しがたったということで
4月14日に仙台に戻ってきました。

大学の研究室の人たちや将棋部員とは
久しぶりに顔を合わせることができました。

 

そこで気になったのが、
将棋研究会の人たちのこと。

地震が起きたときには
どんな状況だったのか、
その後はどんなふうに過ごしていたのか、
家族や自宅は無事だったのか。

そういったことを知りたかったのですが、
情報がぜんぜんなかったのです。

それまでは月に一度あった例会ですが、
震災のせいで
ふだん使っていた会場が使えなくなり、
例会が開けなくなっていました。

2月13日に例会があったきりで、
会場がいつ使えるようになって
例会が再開できるのか、
まったくわからない状況でした。

大学将棋部を使おうと企画

仙台市全体で多くの公共施設が
利用できない状態になっていましたが、
そんな中でも大学の将棋部の部室は無事で、
震災前と変わらずに将棋が指せていました。

そこで私が思いついたのが、
将棋研究会の会場が確保できないのであれば
大学の将棋部の部室を使えばいいのではないか
ということです。

 

私はさっそく行動して、
大学将棋部の部室を使って
将棋研究会の臨時の集まりを開こうと
企画しました。

連絡先がわかる人には直接連絡をし、
さらにその研究会で使っていた
インターネット上の掲示板に書き込んで、
人を集めたのです。

すると、
「それはいい考えだ」
賛成してくれる人が多くいました

またみんなで集まりたい、
他の人の様子が知りたい、
と思っていたのは
私だけではなかったのです。

そこで具体的に話をつめて、
4月24日の日曜日に
臨時の集まりを開くことが決まりました。

大成功で喜んでもらえた集まり

臨時の集まりの当日。

東北大学の将棋部の部室は
私にとっては慣れている場所ですが、
研究会のメンバーには
大学のキャンパスに入ること自体が
初めてという人もいます。

私は他の将棋部員と協力して
きた人をスムーズに案内できるように準備して、
研究会のメンバーが来るのを待ちました。

本当に人が集まるのかは不安でしたが、
時間になるとどんどん人が来て、
結果的には12人ものメンバー
参加してもらうことができました。

狭い部室で6つも対局ができて、
とても盛り上がりました。

 

朝10時過ぎに集合して、
じっくり1局対局。

昼食は将棋部員が
近くのコンビニに
お弁当の買い出しに行って、
部室でみんなで食べました。

そして午後はまた
じっくり2局指して、
午後5時ごろに解散。

ふだんの例会と同じように進めて、
かつての日常がもどってきたという
安心感があってよかったです。

対局の合間には、
大震災からのお互いの状況を
話すこともできました。
参加した人はみんな
集まれたことを喜んでいて、
私が企画したことに対して
お礼を言ってもらえました

将棋研究会の臨時の集まりは
大成功でした。

企画して人に喜んでもらうことのうれしさ

この件は私にとって、
自分で企画を立ててみんなを巻き込んで
喜んでもらう
という、
とてもいい経験になりました。

私はそれまにでも
学級委員や部活の部長、
アルバイトの塾講師のリーダーなど
みんなをひっぱる立場に
なることはありました。

ただ、そういった立場は
毎年誰かが必ずやることが決まっているもので、
その立場の人がどんな仕事をするのかも
だいたい決まっています。

将棋研究会では
運営にまったく関わらず、
毎回準備がととのったところに
ただ参加するだけでした。

 

でも、この震災の後の将棋の集まりは、
そんなことをやろうとは
誰も言っていないところから、
自分で言い出してやったことです。

今までそういったことを
やる経験はなかったので、
とても新鮮でした。

しかも、同年代の学生だけでなく
年配の方まで巻き込んだという点でも
すごいことです。

私の呼びかけに応じて
集まってくれたみなさんには、
とても感謝しています。

 

この件から私は、
自分が勝手に言い出したことでも
本当にみんなのためになることなら
大勢の人が協力してくれる

ということを学びました。

また、自分が企画したことによって
他の人が喜んでくれるということは、
とてもうれしいことなんだ

と実感できました。

この経験が学生のときにできたことは、
私にとって貴重な経験だったのです。

 

今になってみると、
自分の企画によって
人に喜んでもらうという意識は、
ビジネスを進めるうえで
とても大切な感覚だとわかります。

ビジネスの本質は、
他人に喜んでもらって
その対価としてお金をもらう

ことですから。

震災から8年以上たっても
このときのことを覚えていることからも、
この件が自分の人生に与えている影響が
いかに大きいかがわかります。

今後もあのとき感じた
うれしさや達成感を
忘れないようにしたいです。

また、
自分が他の人を喜ばせることができているか
つねに反省しながら、
足りない部分は努力を続けていきます。

まとめ

私が仙台で学生だったときに
所属していた将棋研究会。

東日本大震災のあと、
メンバーの安否もよくわからないまま
活動できない状態になりました。

そこで、
私が呼びかけて臨時の集まりを実現。

お互いの状況がわかったうえに
ひさびさに以前のように将棋が指せて、
みんなから感謝されました。

このときに私は
他の人を巻き込む企画を作ることの
すばらしさを実感しました。

このときの感覚を忘れず、
自分の仕事に活かしていきたいです。

 

この集まりのときの気づきを
こちらの記事にも書いたので、
合わせてどうぞ↓

 

 

 

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