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新春女流対局とチャレンジ杯新春ペアマッチ~第9回上州将棋祭り3~

 
新春女流対局
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

新春女流対局

2019年の上州将棋祭りの前半では
「新春女流対局」と
「YAMADAチャレンジ杯新春ペアマッチ」
が行われました。

女流対局では渡辺愛女流王位と
本田小百合女流三段が対戦。

ペアマッチは
三枚堂達也六段&石本さくら女流初段と
大橋貴洸四段&中澤沙耶女流初段の
対局でした。

出演者が豪華で、
対局内容も面白くて楽しめました。

席上対局に専念したプログラム

上州将棋祭りの開会式が終わると、
いよいよイベント本番が始まります。

開会式については
こちらの記事に書きました↓

 

2019年の第9回上州将棋祭りの
プログラムはこちらの通りです↓

上州将棋祭り

 

今年のプログラムの特徴としては、
「席上プログラム」が
対局ばかり
であることに気付きました。

トークショーなど対局以外のイベントも
過去にはあったのですが、
今年はありませんでした。

これは今年だけではなく、
ここ数年は同じ傾向があります。

色々やってみた結果、
「席上プログラム」では
対局に専念するのがいいという
結論になったのでしょう。

 

今年は「サイン会」が
「席上プログラム」とは別に
「特設会場」で行われました。

過去の上州将棋祭りでは
「サイン会」ようなイベントを
「席上プログラム」として
行っていたこともあったのですが、
たしかに「サイン会」は
ステージ上でやらなくてもいい
ですね。

上州将棋祭りも回を重ねるごとに、
イベントのやり方が
洗練されてきた感じがします。

新春女流対局

開会式後の10:45からは
「新春女流対局」

出演者は以下の通りです。

対局者:渡辺愛女流王位
対局者:本田小百合女流三段
解説:藤井猛九段
聞き手:山田久美女流四段

 

新春女流対局

 

解説の藤井九段と聞き手の山田女流は
どちらも西村一義門下。

解説中には
弟弟子の三浦弘行九段の話題になり、
二人して三浦九段のことをイジっていました

三浦九段は
前日3日には「第4回YAMADAこどもチャレンジ杯」に
出演して指導対局を行ったりしていたものの、
午後から発熱してしまったとのこと。

インフルエンザではなくて
だだのカゼのようです。

藤井九段は
「がんばれば来られただろうけど、
カゼをうつされたら困る」
「ニコニコ生放送の放送を
家で苦しみながら見ているんじゃないか」
となどと語っていました。

 

また、対局者の二人の衣装がかぶっており、
山田女流がその話を振りました。

冒頭の写真がわかりやすいですが、
渡部女流王位も本田女流三段も
白い上着に赤いスカートという
組み合わせ
だったのです。

しかもなぜこの衣装にしたかという
考え方も同じで、
お正月だからめでたい「紅白」にしている
のだということでした。

山田女流も
下を赤いスカートにしようと
ちらっと考えたそうで、
危うく3人で衣装がかぶるところでした。

 

この持ち時間は5分、
それを使い切ると一手30秒です。

戦型は角換わりになりそうな出だしでしたが、
先手の本田女流三段が
角道を止めて「雁木」
にしました。

対して渡部女流王位は
二枚の銀を繰り出して積極的に攻め、
リードを奪いました。

本田女流三段も必死に反撃しましたが
最初から最後まで
渡辺女流王位が押している内容
で、
そのまま勝ちきりました。

さすがはタイトルホルダーと思わせる
見事な将棋でした。

地元出身の藤井猛九段の出番

私は藤井猛九段のファンなので、
上州将棋祭りで出番がどれだけあるのか
いつも注目しています。

地元群馬県出身の藤井九段は、
上州将棋祭りには毎回必ず
出演してくれています。

そして、「席上プログラム」にも
必ず何か出番があります。

 

ただ、藤井九段はあまり対局はしたがらず、
解説での出演が多い
です。

今年2019年もそうでした。

解説のときにはいつも藤井九段は
「もっと若い人に対局してもらって、
私は対局は遠慮します」
などと言い訳をします。

 

私は藤井九段の解説も
もちろん好きなのですが、
対局姿を見たいという思いもあります。

来年の上州将棋祭りでは
藤井九段の対局があるのか、
今から楽しみです。

昼食はすぐ近くのレストランフロアで

「新春女流対局」は11:50ごろに終わり、
12:30までは休憩です。

昼食にするならこの時間がチャンス。

上州将棋祭りでは
会場のすぐ近くに
食事できる場所があるので便利です。

会場はヤマダ電機の4階なのですが、
すぐ上の5階が
レストランフロア
になっているのです。

 

私は少し離れた席に座っていた
友人2人と合流して、
レストランフロアにある
ラーメン屋で昼食にしました。

私達が入った直後に
たくさんのお客さんが来て混んでいました。

休憩時間には食事できるお店が
一気に混むので、
昼食に行くときにはささっと入るお店を決めて
席を確保するのが大事
です。

YAMADAチャレンジ杯新春ペアマッチ

次の「席上プログラム」は
「YAMADAチャレンジ杯新春ペアマッチ」

出演者は以下の通りです↓

対局者:
三枚堂達也六段&石本さくら女流初段
大橋貴洸四段&中澤沙耶女流初段
解説:
中村太地七段
聞き手:
渡辺愛女流王位

 

YAMADAチャレンジ杯新春ペアマッチ

 

ヤマダ電機は若手棋士の
男性棋戦「YAMADAチャレンジ杯」と
女流棋戦「YAMADA女流チャレンジ杯」を
主催しています。

その棋戦の優勝者は
この上州将棋祭りに呼んでもらえる
というのが
毎年恒例です。

 

今年はやり方を工夫してペア将棋。

三枚堂六段と石本女流初段は
2017年の優勝者、
大橋四段と中澤女流初段は
2018年の優勝者です。

ペア将棋には
どのタイミングで指し手を交代するかで
色々なやり方がありますが、
今回は5手ごとに交代するというルールでした。

持ち時間は5分、秒読みは30秒です。

 

YAMADAチャレンジ杯新春ペアマッチ

 

戦型は先手の三枚堂&石本ペアの中飛車。

大橋&中澤ペアが中盤でリードを奪い、
そのまま勝ち
となりました。

大橋&中澤ペアはまるで一人で指しているかのような
流れるような攻めをしていて、
すごく強かったです。

 

 

聞き手は直前のプログラムで
対局をしていた渡部女流王位で、
続けて出番で大活躍です。

また解説は佐藤名人ということで、
タイトルホルダーのコンビで解説というのは
豪華なイベントでした。

お二人はNHKの「将棋フォーカス」の講座で
一緒だった
という縁があり、
息がぴったりでした。

まとめ

上州将棋祭りの
「新春女流対局」と
「YAMADAチャレンジ杯新春ペアマッチ」
について書きました。

棋戦優勝者による
ペアマッチは斬新な試みだったので、
来年以降も同様の席上対局が
組まれるのか注目です。

毎年工夫をこらしたイベントを企画してくれるので、
繰り返し参加するとより楽しみが増えますね。

 

 

上州将棋祭りの記事は
こちらにまとめてあります↓

 

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梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

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