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「世界に一つだけの勉強法」の書評・感想~性格タイプ別勉強法~

 
「世界に一つだけの勉強法」の書評・感想
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

「世界に一つだけの勉強法」の書評・感想

「世界に一つだけの勉強法」
という本を読みました。

本書は
「やる気やモチベーションをどう上げるか」
という点に力を入れた内容になっており、
そうした悩みのある人は特に役立ちます。

また、「性格タイプ別勉強法」は
他の勉強法の本では見たことがない提案で、
新鮮でした。

本書の要点と私の感想をまとめました。

「世界に一つだけの勉強法」

「世界に一つだけの勉強法」
はこちらの本です↓

 

著者は予備校の塾長である
坪田信貴さん。

「学年ビリのギャルが
1年で偏差値を40上げて
慶應大学に現役合格した話」
という本が大ヒットして、
一気に有名人になりました。

本書は「ビリギャル」の
ブームの後に書かれた本です。

 

第1章のタイトルが
「みんな勉強なんかやりたくない」で、
その前提から話が始まります。

全体を通して、
どうすれば勉強のやる気が出るのか、
テンションを上げられるのか、
に力を入れて解説。

周囲から「頭が悪い」と言われる人が
どう逆転するかという
戦略が語られており、
そうした状況にいる人には
役立つ内容がたっぷりです。

塾講師としての
著者の経験から語られるので、
説得力もあります。

性格タイプ別勉強法

「世界に一つだけの勉強法」の中で
私がいちばん面白いと感じたのが
「性格タイプ別勉強法」

人間の性格は9つのタイプに分かれており
それぞれ合った勉強法が違う、
という理論です。

まず心理テストを受けってもらって、
その人のタイプを判定。

その後でそのタイプに合った
勉強法で勉強すれば、
大きな成果が上がるのだそうです。

 

心理テストによって
人をいくつかのタイプに
分類するというやり方は、
とてもたくさんの種類があります。

何十年間にもわたって
多くの心理学者などが
自分の研究成果をアピールしようと、
次から次へと新しい分類を
生み出してきたからです。

本書の9つのタイプというのは
その中のひとつと言えます。

あまりに種類が多いのは問題ですが、
私はそうした心理テストによる分類は
それなりに有効だと考えています。

その理由は
私が過去にそうした分類の力を
体験している
からで、
その話はこちらの記事に詳しく書きました↓

 

なので、
心理テストによる分類を
勉強法に活かそうというのは、
言われてみれば納得です。

タイプ別の勉強法を読んでみると、
たしかに効果がありそうだと感じました。

塾講師としての経験から見て役立ちそう

人に教える立場の人であれば、
「性格タイプ別勉強法」
を役立てられそうです。

著者と同じように、
私も塾講師の経験があります。

大学生のときに3年間、
中学生を中心に教える
アルバイトをしていたのです。

 

そのときは
10人ほどのクラスで
生徒に授業をしたのですが、
一人ひとりへの対応に苦労しました。

生徒は毎年卒業して
次々に入れ替わっていくもの。

新しく担当するクラスだと、
それぞれの生徒が
どういう性格なのかを見極める
のに
時間がかかるのです。

そんなときに、
「性格タイプ別勉強法」で
生徒のタイプ分類がわかっていれば、
指導するときの方針になります。

そのクラスにどのタイプの子が
多いのかがわかっていれば、
授業の進め方を工夫することもできそう。

生徒にとっても、
自分に合わない勉強法を
させられることが減るので、
良いことばかりです。

私が塾講師をしていたときに、
塾全体として「性格タイプ別勉強法」が
取り入れられていたらよかったな、
と思いました。

 

ただ、それは講師が
生徒のタイプに合わせて教え方を工夫できる
という前提があっての話です。

塾として「性格タイプ別勉強法」を
取り入れる場合は、
まずは講師に必要性を説明し、
さらにそれを指導に活かすための
具体的なテクニックを教える、
ということが必要になりそうです。

人をタイプで分類することの限界

ただし、「性格タイプ別勉強法」には
人を分類することの限界もあります。

「性格タイプ別勉強法」では
タイプによって
効果的な勉強法が違うと言っていますが、
自分に合った勉強法が人それぞれ違うのは
言ってしまえば当然です。

がんばって9つに分類したところで、
その9つのタイプの中でも
個人差が出てくるはず。

それにも対応しようとすれば結局は
「一人ひとり、それぞれ合った勉強法は違う」
というあたりまえの結論に
落ち着いてしまいます。

 

また、9つのタイプというのは
ずいぶん多いなという印象です。

9つもあったのでは、
人に教える側も
それぞれのタイプ別の教え方を覚えて
実践するのは大変。

教える側としては
せいぜい4タイプぐらいが
対応できる限界だと
私は感じます。

 

逆に、勉強する側としては
9タイプでは少ないと感じるかもしれません。

実際、本書でも
複数のタイプが合わさった
「複合タイプ」が存在すると
書かれています。

「複合タイプ」だと
心理テストで診断された場合、
勉強法をどうすればいいのか
迷うことでしょう。

「複合タイプ」に対応できるように
タイプの数を増やしていけば、
勉強法に迷う人に対処はできますが、
タイプは無限に増えてしまいます。

これも結局は
「一人ひとり、それぞれ合った勉強法は違う」
という同じ話になります。

これは「性格タイプ別勉強法」が
悪いというよりは、
人を分類しようとする場合の限界ですね。

まとめ

「世界に一つだけの勉強法」は
どうすれば勉強のやる気が出るかに
力を入れて書かれています。

成績の悪い子どもを指導するときに
特に役立つ内容です。

「性格タイプ別勉強法」は
人をタイプで分類する限界はあるものの、
勉強法の方針をつかむためには
十分に活用できます。

 

 

 

 

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