羽生善治九段がNHK杯優勝!5つの注目ポイント

NHK杯優勝の羽生善治九段

羽生善治九段が
NHK杯で優勝しました。

これでNHK杯は
通算11回目の優勝となり、
自身の記録を更新。

今期のNHK杯には、
他にも驚くことが
盛りだくさん。

羽生九段を中心に
5つの注目ポイントを
まとめました。

ポイント①記録の更新

2019年3月17日放送の
「第68回NHK杯
テレビ将棋トーナメント」
の決勝戦で
羽生善治九段が勝利。

この優勝で、
羽生九段は
いくつもの記録を
更新しました。

まず、NHK杯での
優勝回数。

これで11回目の優勝となり、
自身が持つ記録を
更新しました。

前回の羽生さんの優勝は
7年前の第61回。

そのときは
優勝回数10回で
「名誉NHK杯」の称号を
史上初めて得ました。

そこから数年の間、
優勝から遠ざかっていた
わけですが、
今回でさらに
記録を伸ばしました。

また、
一般棋戦の優勝回数が
45回
と単独首位に。

今までは44回で
大山康晴十五世名人と
並んでいましたが、
それを抜きました。

さらに、
変わった記録では
「32年連続棋戦優勝
またはタイトル獲得」

という記録もあるようです。

今年度はまだ棋戦優勝がなく、
この記録を伸ばすには
NHK杯が最後のチャンスでした。

この優勝によって、
ギリギリのところで
記録をつなげられる
ことになりました。

タイトルを持ち続ける記録が
途切れてしまった今、
羽生ファンとしては
こちらの記録の継続を
期待するところです。

ポイント②羽生世代の活躍

今期のNHK杯で
ベスト4のメンバーが
出そろったときには
驚きました。

4人とも
「羽生世代」の
棋士だったのです。

しかも、全員が
1970年度生まれで
同学年。

若手棋士を押しのけて、
48歳となった棋士たちが
ベスト4を独占するとは
信じられません。

いずれの棋士も
実績は十分で、
NHK杯での優勝経験も
あります。

優勝回数と共に
メンバーを挙げると
以下の通り。

羽生善治九段:10回
森内俊之九段:3回
丸山忠久九段:1回
郷田真隆九段:1回

「羽生世代」は
長らく将棋界の
トップに君臨
してきました。

ただ、最近は
若手の台頭と
加齢による衰えにより、
活躍の機会は
以前よりも少なくなって
きていました。

実際、
今では羽生世代で
タイトルを持っている棋士は
一人もいません。

そんな状況にも関わらず、
今期のNHK杯では
若いタイトルホルダーを
全員打ち破って

羽生世代の棋士が
準決勝で
顔をそろえたのです。

羽生世代の棋士で
タイトルをほぼ独占していた
時代を知っている
将棋ファンからすれば、
あのころが戻ってきたような
感じがしました。

さらに、
決勝の解説は
佐藤康光会長ということで、
こちらも羽生世代。

懐かしい気持ちが
いっそう盛り上がりました。

ポイント③準決勝と決勝はあっさり決着

羽生九段は、
準決勝と決勝の対局は
いずれも快勝でした。

準決勝では丸山九段、
決勝では郷田九段
という強敵を相手に、
拍子抜けするほど
あっさりとした決着

どちらの対局も
羽生九段の玉は
あまり危険にならず、
持ち時間を残して勝利。

放送時間が余ったため、
感想戦の時間も
長かったです。

どうして、
これほどまでに
あっさりと決着したのか。

準決勝も決勝も
「角換わり」の将棋であり、
戦型の特徴として
一方的な展開になりやすい
という面は
あるかと思います。

それにしても、
ここまで強さを見せつけてきた
丸山九段と郷田九段が
すんなりと負けるとは。

羽生世代の棋士は、
同年代のため
羽生さんとの対局も
当然ながら多いです。

羽生さんは
丸山九段にも郷田九段にも、
勝ち越していますし、
数々の大舞台での将棋でも
勝ってきました。

そのことによって
植え付けられた、
羽生さんへの
恐れや苦手意識

そういうものが
影響しているのかなと、
私は想像してしまいました。

ポイント④羽生九段は全局が角換わり

今期のNHK杯での
羽生九段の対局の戦型は、
全局が「角換わり」でした。

羽生九段の
対戦相手を挙げると
以下の通りです。

2回戦:高野智史四段
3回戦:菅井竜也七段
準々決勝:豊島将之二冠
準決勝:丸山忠久九段
決勝:郷田真隆九段

振飛車を得意とする
菅井七段との対局でさえ、
角換わりになっているのが
面白いところです。

今の将棋界では
角換わりが大流行していますが、
それを反映しています。

角換わりは
盛んに研究されていて、
最先端の将棋。

事前の研究が
勝敗に直結することが多く、
そうした研究将棋は
若手棋士が得意としています。

そういう戦型に
あえて飛び込んで
勝つというのは、
羽生さんの
以前からのスタイル。

その意味で、
「角換わり」の
真っ向勝負を貫いて
優勝したことは、
羽生さんらしい
と思えます。

ポイント⑤表彰式での表情

決勝の対局後の表彰式。

司会者が、
時代の節目
羽生さんのNHK杯優勝が
あることについて
触れました。

羽生さんが初めて
NHK杯で優勝したのが
第38回(1988年度)。

昭和から平成に変わる
タイミングでした。

そして今回は
平成最後のNHK杯
だったのですが、
これも羽生さんが優勝。

司会者がその話題を振っても、
羽生九段はいつも通り
そういったことは
特に意識していない
様子でした。

ただ見ている側からすると
「平成は羽生の時代だった」
という印象を受ける
節目の優勝となりました。

また、表彰式では、
優勝した羽生さんが
ずっと硬い表情
だったのが印象的。

将棋では
負けた相手を気遣うため、
対局直後には
勝っても喜んだりはしません。

表彰式でも
同じ考え方なのかも
しれませんが、
もう少しうれしそうにしても
いいのになと思いました。

羽生さんも
今までの表彰式では、
あからさまに喜びはしなくても、
少しは誇らしげな表情
をしていた気がします。

優勝も11回目ともなると、
あまりうれしさを
感じないのでしょうか。

私には、
羽生さんが今年度の成績に
満足していない
ということが、
表情に表れているように
思えました。

今年度は「棋聖」と「竜王」の
タイトルを奪われて
無冠になってしまったので、
そいういったことが
頭の中にあったのではないかと。

とはいえ、
年度の最後に
棋戦で優勝できたことは、
羽生さんにとっても
大きいはずです。

来年度こそは
羽生さんのうれしそうな表情が
見られるか、

楽しみにしています。

まとめ

羽生さんのNHK杯優勝、
その5つの注目ポイント
について書きました。

今年度に
無冠になってしまった
羽生さんと、
ここ数年は
活躍が少なかった
羽生世代の棋士。

その元気な姿が見られて、
今期のNHK杯から
元気をもらったという
長年の将棋ファンは、
多いのではないかと思います。

羽生さんと
羽生世代の棋士は、
来期はどんな活躍を
見せてくれるでしょうか。

この記事を書いた私、梅澤浩太郎は
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