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郷田真隆九段vs永瀬拓矢七段、叡王戦本戦準決勝の情報まとめ

 
郷田真隆九段vs永瀬拓矢七段、叡王戦
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

郷田真隆九段vs永瀬拓矢七段、叡王戦

郷田真隆九段と永瀬拓矢七段の
叡王戦の準決勝の対局。

今期の叡王戦も最後が近くなり、
この対局に勝った方が
挑戦者決定戦に進出するという大一番。

永瀬七段が終盤で攻めまくり、
そのまま勝ち切った将棋となりました。

対局の流れなど情報のまとめです。

対局の情報まとめ

2019年1月28日
第4期叡王戦本戦 準決勝
郷田真隆九段(先手)vs永瀬拓矢七段
東京・将棋会館「香雲」
持ち時間:各3時間(チェスクロック使用)
開始 15:00
終了 21:31
96手まで永瀬七段の勝ち
消費時間
郷田:3時間0分
永瀬:2時間46分

 

夕食
郷田:とろろせいろそば(ほそ島や)
永瀬:カレーライス(ほそ島や)

 

解説者:
行方尚史八段
聞き手:
塚田恵梨子女流1級
メールテーマ:
「思い出の音楽・アーティスト」

 

永瀬七段といえば
みろく庵の「ミックス雑炊(納豆入り)」
注文が定番でしたが、
今日はシンプルにカレーライスを注文。

この理由については
永瀬七段が対局後のインタビューで
語ってくれました。

今日はみろく庵さんがお休みだったため、
本当は「ミックス雑炊(納豆入り)」を
注文するつもりたったのに、
できなかったようです。

そこで郷田九段が以前から得意形にしている
ほそ島やの「カレーライス」を
逆に採用することにした。

 

これが本局の注文の裏事情だったようです。

永瀬七段はインタビューで
こういうことを話してくれるので面白いです。

郷田真隆九段と永瀬拓矢七段

今期の叡王戦では抽選の結果、
本戦の組み合わせに偏りが生じました。

郷田真隆九段が勝ち抜いてきたブロックに
九段予選を抜けた4人全員が
固まって配置されてしまった
というのも、
偏りのひとつです。

 

郷田九段の本戦での勝ち上がりを振り返ると、
まず1回戦で都成竜馬五段に勝利。

2回戦で木村一基九段に勝ち、
3回戦では佐藤康光九段を破ってきた
深浦康市九段に勝って、
準決勝に進出してきました。

抽選による偏りのせいで、
九段予選を抜けた棋士の中で準決勝に進出できるのは
一人までという状況でした。

そこを勝ち抜いた郷田九段には、
ここまでに敗れた
実績のある九段棋士達の思いが乗っかっています。

 

一方の永瀬拓矢七段。

1回戦で遠山雄亮六段、
2回戦で丸山忠久九段、
3回戦で及川拓馬六段に勝っての
準決勝進出です。

強者ぞろいの叡王戦本戦の中にあって、
永瀬七段の属するブロックは
比較的突破が楽そうなブロックに見えます。

タイトルホルダーも順位戦でA級の棋士も
一人もいないというのがその理由です。

その中を永瀬七段は勝ち上がってきました。

 

両者の過去の対戦成績は
郷田九段の3勝、永瀬七段の2勝といい勝負。

熱戦が期待されました。

一局の流れ:横歩取りを避けて力戦に

振り駒の結果、郷田九段の先手に。

後手番の永瀬七段が
「横歩取り」の戦型を目指しました。

今のプロの将棋では
少なくなっている横歩取りですが、
永瀬七段は叡王戦の本戦1回戦でも
後手番で横歩取りを採用して勝っています。

永瀬七段としては
自信を持っている戦型なのでしょう。

 

対して郷田九段は横歩を取らずに
「5八玉」とする工夫を見せました。

そして、後手の永瀬七段の方が
逆に横歩を取るとという、
珍しい形で落ち着きました。

実践例の少ない力戦です。

 

お互いに玉を「中住まい」に構えてから
激しい攻め合いに。

永瀬七段は桂損をしながらも
飛車を郷田九段の角と刺し違えて、
郷田玉に迫っていきます。

馬と桂馬を軸にした
永瀬七段の攻めは的確でした。

郷田九段は受け切ることができず、
反撃も届かずで、
どうしようもなくなってしまいました。

そのまま押し切って永瀬七段が勝利

永瀬七段は今期の叡王戦では、
本局のように危なげなく勝つ将棋が目立ちます。

本当に強い内容です。

 

本局では感想戦が長くて、
終わったのは午後11時5分ごろ。

約1時間半も行っていました。

永瀬七段があっさり勝ったように見えましたが、
難しい変化も多かったようです。

本局で目立った番組としての工夫

本局ではニコニコ生放送の番組として、
今までの叡王戦にはなかった工夫が見られました。

まず、「対局直前インタビュー」
両対局者に行われて、
その映像が対局前に流されたのです。

インタビューの内容自体は
あたりさわりのないものでしたが、
対局直前の対局者の様子がわかるのは貴重で、
良い試みだなと思いました。

 

また、本局ではカメラの視点の切り替えが多い
ことにも気付きました。

対局前に駒を並べているときに
手元をアップにしたり、
対局者の顔をアップにしたり。

感想戦のときには
カメラマンさんが移動しながら、
色々なアングルで撮影して
今までにない映像を写してくれました。

 

どちらの工夫も
視聴者にはありがたいことですが、
これが今後の叡王戦の定番となるのでしょうか。

まずは明日の叡王戦でどうなるのか
注目したいです。

解説の行方尚史八段の好きな音楽

本局の解説は行方尚史八段。

行方八段は前期の叡王戦では
本局と同じ準決勝まで勝ち進んだということで、
そのときのエピソードを話していました。

気合を入れて和服を着て対局にのぞんだら、
盤と駒が粗末なものでひどかったと。

これに勝てばタイトル戦という
重要な対局なのに、
がっかりしたそうです。

それに比べると本局の盤駒は立派だと
うらやましそうに語っていました。

 

今日のメールテーマは
「思い出の音楽・アーティスト」
ということで、
行方八段も音楽について語っていました。

行方八段は他の番組中に
「酒も音楽もロックが好き」
と紹介されたこともあり、
ロック好きとして知られています。

中でもイギリスのバンド
「レディオヘッド」が昔から好きとのこと。

最近はロックではないものの
「スティービー・ワンダー」の
70年代の曲にハマっているそうです。

将棋の研究をしながら聞くことも多く、
音楽を聞いていると
新しいアイデアが浮かぶとのこと。

 

ただ、対局前にテンションを上げようとして
アップテンポのロックを聞きつつ
ロックの酒ををあおり過ぎ、
翌朝起きたらひどい状態になっていることが
たまにあるそうで。

この1ヵ月の間にも
そのせいでひどいことになった対局があったと
反省していました。

 

聞き手の塚田恵梨子女流1級は、
音楽では「家入レオ」さんが
デビュー当時から好きだそうです。

まとめ

本局は永瀬七段が郷田九段に
危なげなく勝ちました。

中盤での飛車切りからの
一気の踏み込みが素晴らしかったです。

これで永瀬七段は
挑戦者決定戦の3番勝負に進出。

その相手は、
明日行われるもう一局の準決勝で
渡辺明棋王か菅井竜也七段に決まります。

どちらが勝ち進んできても強敵なので、
熱い戦いが見られそうです。

 

 

叡王戦の記事は
こちらにまとめてあります↓

 

 

 

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