藤井聡太七段vs斉藤慎太郎王座、叡王戦本戦1回戦の情報まとめ

藤井聡太七段vs斉藤慎太郎王座

藤井聡太七段と斉藤慎太郎王座の
対局の情報を、まとめてお伝えします。

叡王戦の1回戦でも
おそらく一番注目度の高い対局。

王座戦の準決勝で藤井七段を破り、
その勢いのままタイトルを獲得した斉藤王座。

藤井七段はリベンジを果たすことができるのか。

対局の情報まとめ

2018年11月23日
第4期叡王戦本戦 1回戦
斎藤慎太郎王座(先手)vs藤井聡太七段
関西将棋会館4階「水無瀬の間」
持ち時間:各3時間(チェスクロック使用)
開始 15:00
終局 22:21
135手まで 斉藤王座の勝ち
消費時間
斉藤:3時間0分
藤井:3時間0分

夕食
斉藤:珍豚美人Aセット(ライス少なめ)(イレブン)
藤井:ハヤシライス(マッシュルーム抜き)(イレブン)

食事は両対局者とも
細かい注文が付いているのが面白いですね。

藤井七段はマッシュルームが嫌いなのかな、
とか想像がふくらみますが、
こんなことまで公開されてしまう棋士は
大変だなとも思います。

藤井七段は今日もマスクを着用

3日前の増田六段との対局のときに
カゼ気味だと語っていたので、
それがまだ治っていないのでしょう。

藤井七段と斉藤王座の関係

藤井七段と斉藤王座は過去に1局だけ対戦があり、
斉藤王座が勝っています。

この1勝は、斉藤王座にとって
ものすごく大きな勝利でした。

その対局の舞台は、今期の王座戦の準決勝。

あと2つ勝てば王座に挑戦という位置で、
「藤井七段がいよいよタイトル挑戦か」
ということでメディアからも注目されていました。

周囲の人が藤井七段の勝利を望んで騒ぎ立てている、
そんな状況で斉藤七段(当時)が勝ったのです。

その後、斉藤七段は挑戦者決定戦で渡辺明棋王を倒し、
昨年の棋聖戦以来の二度目のタイトル挑戦。

そして、中村太地王座を3勝2敗のフルセットの末に破り、
10月30日に斎藤慎太郎新王座の誕生となりました。

つまり、斎藤王座から見れば
藤井七段に勝ったことが「王座」の獲得に直結したわけで、
その勝利の重さは絶大です。

一方の藤井七段の側から見れば、
あと2勝でタイトル戦挑戦というところまで
せっかく勝ち上がりながら、
斉藤七段にチャンスをつぶされてしまいました。

本局にあたっては、
「今度こそは負けない」という気持ちが
強いだろうなと推測できます。

一局の流れ:斉藤王座が優勢に進めた

戦型は予想通り「角換わり」。

最近のプロの将棋は、
本当に角換わりが多いですね。

序盤は両者時間を使わずパタパタとが進み、
先手の斉藤王座が積極的に仕掛けていきました

今やおなじみとなった、
桂馬がポンと跳ねていく攻め方です。

そのまま斉藤王座がガンガン攻め込んで、
藤井七段が受けるという展開に。

藤井七段の受け間違いもあって
斉藤王座の優勢となり、
終盤ではいったん大差になりました。

ただ、そこからの藤井七段の粘りがすごかった。

自陣に持ち駒の飛車を投入して徹底抗戦。

斉藤王座の攻めを一瞬遅れさせて、
そこで一気に藤井七段が反撃に出ます。

しかし、結果的には反撃はギリギリで届かず、
斉藤王座の勝ち
となりました。

これで斉藤王座は藤井七段に2連勝

自然な指し回しでリードを広げていて、
その指し手には余裕を感じました。

さすがは新たなタイトルホルダーという感じ。

王座を獲得して以来、
これで斉藤王座は6連勝で、
獲得前から数えると
8連勝を継続中だそうです。

絶好調ですね。

一方の藤井七段。

敗れたとはいえ、
持ち前の粘り強さと一瞬の切れ味で
最終盤に見せ場を作ってくれました。

そのおかげで
一方的な内容でそのまま終わるかと思われた本局が、
最後の最後で観戦者としては最高に面白い、熱い展開に

最後の藤井七段の反撃には、
斉藤王座もそうとう焦らされた様子でした。

こういう展開を見ていると、
藤井七段相手に最後まで勝ちきるのは、
本当に大変なこと
だと実感します。

藤井七段が同じ相手に連敗するのは、
とても珍しいことです。

いずれは斉藤王座とまた対戦することになるでしょうが、
次も負けて3連敗となってしまうのでしょうか。

タイトルホルダーが相手では
そうなっても別におかしくはないのですが、
藤井七段の反撃にも期待したいところです。

ニコニコ生放送解説の阿久津八段

本局のニコニコ生放送の出演者はこちら。

解説者:
阿久津主税八段
聞き手:
野田澤彩乃女流1級

解説の阿久津八段も、
藤井七段の最後の追い込みには
かなり驚いていました。

「この将棋はもうすぐ終わりますね」
などと言っていたところから
「これはどちらが勝っているかわからない」
と語る状況に一変。

ニコニコ生放送上のコメントも、
「この将棋はいったいどうなるんだ」と
大いに盛り上がっていました。

ニコニコ生放送ではメールテーマが設定されて、
それに関するメールが募集されます。

今回のテーマは「感謝」でした。

「自分の夫に感謝したい」、「将棋道場に感謝したい」
などの温かいメールが届く中で、
目立ったのが阿久津八段への競馬に関する質問。

「阿久津八段といえば競馬」というキャラクターが
すっかりできあがってしまっています。

「一番感謝している馬は?」という質問には、
「メイショウドトウ」と答えていました。

「テイエムオペラオー」にずっと勝てなかったのに、
一度だけ勝ったことがあって、
それが印象に残っているそうです。

斉藤王座への勝利者インタビュー

叡王戦は感想戦終了後に勝利者インタビューがあり、
それも毎回楽しみです。

対局直後で疲れているところかと思いますが、
斉藤王座が丁寧にインタビューに応じていました。

視聴者からのコメントに答えてくれるコーナーもあって、
今回はたくさん流れてくるコメントの中から
「休日は何をしていますか?」
という質問が拾われて、それに答えていました。

斉藤王座いわく、

休日はグルメが好きなので、
おいしいものを食べに行く。

食事をしているだけで幸せな気分になれる。

料理は和食が好みで、
和食味噌汁や煮物などダシが利いたものが好き。

最近は自炊を始めたので、
塩分が多くならないようにを気をつけつつ作りたい。

とのことでした。

斉藤王座はファンから「はんなりさん」と言われる、
落ち着いていて闘争心を見せない雰囲気が独特

奈良市出身ということで、
「たしかにそんな感じがするな」という棋士です。

イケメン棋士として以前から注目されており、
女性ファンが多いことでも有名です。

そして今回の王座戦では、
人気だけなく実力も備えていることを
タイトル獲得という結果で示しました。

「何が何でも勝つ」というような気合を見せずに
「はんなり」としながらここまで勝ちまくるとは、
私としては意外です。

有望な若手がひしめく将棋界の中で、
斉藤王座はタイトル獲得という結果を出して
一歩抜け出しました

後から追いかけてくるさらに若い世代もいますが、
その筆頭である藤井七段を本局で負かし、
早くもタイトルホルダーとしての貫禄を感じさせます。

勝利者インタビューでは
「かわいい」というコメントが大量に付き、
斉藤王座の人気がうかがえました。

気さくで謙虚な様子が、
非常に好印象なインタビューでした。

まとめ

1回戦にはもったいない好カードの本局は、
斉藤王座の勝ちとなりました。

とはいえ、藤井七段の最後の追い込みは強烈で、
並の棋士が相手なら逆転していたでしょう。

熱い展開が見られて私は満足です。

この両者の3戦目となる対局がいつになるか、
今から楽しみです。

斉藤王座は、叡王戦の次戦では
前期挑戦者の金井六段との対戦となります。

そちらも注目ですね。

叡王戦の仕組みについては、
こちらの記事も合わせてどうぞ↓


他の対局など叡王戦の記事は
こちらにまとめてあります↓

この記事を書いた私、梅澤浩太郎は
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