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藤井聡太七段vs門倉啓太五段、C級1組順位戦の情報まとめ

 
藤井聡太七段vs門倉啓太五段、C級1組順位戦
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

藤井聡太七段vs門倉啓太五段、C級1組順位戦

藤井聡太七段と門倉啓太五段の
C級1組順位戦の対局。

藤井七段が勝って、デビュー以来の
「順位戦の連勝」と「火曜日の連勝」の
記録を伸ばしました。

門倉五段の四間飛車からの攻めに
鋭く切り返して、
完勝と言っていい将棋の内容。

対局の情報をまとめました。

対局の情報まとめ

2018年12月18日
第77期順位戦 C級1組
藤井聡太七段 vs 門倉啓太五段(先手)
関西将棋会館4階「水無瀬の間」
持ち時間:各6時間(チェスクロック使用)
開始 10:00
終局 22:01
88手まで 藤井七段の勝ち
消費時間
藤井:5時間19分
門倉:5時間21分

 

昼食
藤井:他人丼の温そばセット(天カス抜き)(やまがそば)
門倉:サービスランチの一口ヘレカツ(イレブン)

 

夕食
藤井:バターライス(イレブン)900円
門倉:肉なん定食、温うどんセット(やまがそば)780円

 

藤井七段は関西将棋会館での対局では
「バターライス」を注文することが多いです。

関西将棋会館の建物の1階に入っている
「イレブン」というお店のメニューで、
藤井七段は気に入っているようです。

藤井聡太七段と門倉啓太五段

藤井七段はこれまでに
色々な記録を打ち立てていますが、
本局には2つの連勝の期待がかかっています。

1つ目は「順位戦の連勝」

藤井七段はデビュー以来
順位戦は負けなしで、
ここまで16連勝中です。

歴代1位の記録は中原誠十六世名人の18連勝なので、
記録更新までもう少し。

本人は意識していないかもしれませんが、
ファンとしては期待してしまいます。

 

2つ目は「火曜日の連勝」

藤井七段はデビュー以来、
なぜか火曜日には負けたことがないのです。

火曜日には15連勝中ということで、
こちらはすでに新記録を更新済み。

この珍記録もどこまで伸ばせるか注目です。

 

一方の門倉啓太五段。

今期の順位戦はここまで1勝5敗と苦しんでおり、
このままでは降級点が付いてしまいます。

藤井七段との対局ということで、
本局が動画中継されるなど注目を集めることは
事前にわかっていたはずです。

藤井七段とは公式戦初対局ということもあり、
気合が入っていることでしょう。

入念な事前準備をしてきたことは、
序盤の作戦選択からもうかがえました。

一局の流れ

先手の門倉啓太五段が
角道を止める普通の「四間飛車」を採用。

門倉五段は以前は振り飛車党でしたが
現在は居飛車を指すこと多く、
振り飛車を指すのは久しぶりです。

藤井七段と対戦するにあたって、
練りに練ってきた作戦なのでしょう。

 

藤井七段が昔ながらの手順で
「左美濃囲い」に組むのに対して、
門倉五段は美濃囲いにはせず
▲4八玉の形のまま仕掛けるという
工夫を見せました。

藤井七段は門倉五段の攻めに
自然に対応しながらも、
スキを見て反撃。

66手目に「△4五飛」と飛車を切って
桂馬を食いちぎった手が強烈
で、
一気に藤井七段ペースに。

そこからは門倉五段は
一手も攻めの手を指せないまま、
投了に追い込まれました。

 

本局での藤井七段の序盤作戦は、
昔からある普通の形

対して門倉五段の四間飛車の作戦には
独自の工夫が盛り込まれていて、
序盤ではリードしたように見えました。

しかし、藤井七段の終盤の切れ味はさすがで、
あっという間に勝負がついてしまいました。

藤井七段の終盤力はものすごいので、
序盤で多少有利になっても勝ち切るのは難しい
改めて感じました。

ニコニコ生放送

解説者:
矢倉規広七段
聞き手:
山口絵美菜女流1級
メールテーマ:
「我が家の流行語大賞」

 

矢倉規広七段は、
今回がニコニコ生放送での初解説

山口絵美菜女流1級は
ニコニコ生放送ではおなじみで、
「えみぞう」の愛称で親しまれています。

お二人とも関西所属の棋士。

ニコニコ生放送のスタジオが東京にあるため
関西の棋士の出演は少なくなりがちなので、
解説と聞き手が両方とも関西所属というのは
かなり珍しいです。

 

面白かったのが、
視聴者からコメントで質問を募集して、
「1分間でどれだけ答えられるか」
という試み。

「好きな戦法は?」
「好きな食べものは?」

といった簡単な質問を
画面上のコメントから拾っては、
片っぱしから答えていきます。

 

がんばった結果、
矢倉七段は19問に答えられました。

矢倉七段は初出演にも関わらず、
ニコニコ生放送ならではの「コメント」機能を
活用してくださいました。

矢倉七段にニコニコ生放送の流儀を教えた
山口女流もその後に挑戦。

こちらは23問に回答して、
さすがの貫禄を見せていました。

 

順位戦だと時間がたっぷりあるので、
募集したお便りを
たくさん読んでくれる
のがいいですね。

叡王戦など持ち時間が短い対局だと、
お便りがほとんど読まれないまま
終わってしまうことがあるので。

山口女流はコメントを拾うのもうまくて、
初出演の矢倉六段を
しっかりリードしていて素晴らしかったです。

アベマTV

解説者:
飯塚裕紀七段
阿部光瑠六段
高野智史四段
聞き手:
竹部さゆり女流三段
宮宗紫野女流二段

 

アベマTVでは終局が深夜になる対局の場合、
最後の方は男性棋士2人による
ダブル解説
となる場合が多いです。

本局でも最後は飯塚裕紀七段と
高野智史四段のダブル解説でした。

女流棋士が夜遅くまで残ることがないように、
配慮しているのかもしれません。

まとめ

本局では藤井聡太七段が門倉啓太五段に勝ち、
「順位戦の連勝」と「火曜日の連勝」の
記録をさらに伸ばしました。

また、今期の順位戦は7勝0敗となり、
順位戦の連続昇級にまた一歩近づいています。

ただ、順位戦では1敗でもすれば
昇級できない可能性があるので、
最後まで気は抜けません。

藤井七段の連勝はどこまで続くのか、
順位戦で昇級できるのかに注目です。

 

 

 

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梅澤 浩太郎
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