梅澤浩太郎のブログ。目標・理念は「スキルを進化させつづける人になる」。

「誰でも書ける」と「自分語り」のバランス~”書く将棋”新人王戦~

 
「誰でも書ける」と「自分語り」
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「私の人生を変えた論理的思考」を今だけ無料でプレゼント中。「将棋マッチ」にて、将棋を教える仕事もしています。

「誰でも書ける」と「自分語り」

「第2期”書く将棋”新人王戦」が
「文春オンライン」にて
開催されました。

私も応募したところ、
最終選考まで残ったけれど入選は逃す
という結果でした。

 

この結果には半分は満足しつつも、
入選を逃して悔しい思いもあります。

そこで、
自分の作品には何が足りなかったのか
私なりに分析してみました。

細かいことを言えば色々ありますが、
最大のテーマは
「誰でも書ける」と「自分語り」のバランス
です。

 

このバランスは将棋に限らず、
どんな題材について書くにせよ
共通してぶつかる難問です。

どういうことなのか、
詳しくお話します。

 

私の応募作は
こちらで公開しています↓

”書く将棋”新人王戦とは

「”書く将棋”新人王戦」は
今回が2回目の開催で、
全体の流れは昨年の1回目と同様です。

読者が文章を書いて応募し、
「文春将棋」の編集スタッフが下読みをして
10作程度を最終候補作としてノミネート。

そのうえで、
審査委員が4〜5作の入選作を決定

入選作は「文春将棋」上で公開され、
読者投票によって
「新人王(最優秀賞)」が決まる、
という流れです。

 

「第2期”書く将棋”新人王戦」の
募集ページはこちらです↓

 

 

第1期では
将棋に関することであれば
テーマは自由だったのですが、
第2期では「推しの棋士」という
テーマ指定がありました。

・忘れられない推しの名局
・忘れられない推しの名言

のどちらかを選んで書きます。

 

将棋ファンであれば
好きな棋士の一人や二人は
必ずいるものですし、
熱く語れるでしょう。

応募総数は36本と
第1期より少なかったようですが、

熱のこもった作品ばかり
であったことは想像できます。

 

入選作の発表ページがこちらで、
5作品が読めるうえに
7月31日までは読者投票にも参加できます↓

ボロボロだった「第1期“書く将棋”新人王戦」

私は第1期にも応募したのですが、
そのときは
まったく手ごたえがありませんでした

最終選考まで残らなかったのはもちろん、
あと一歩で最終候補に届かなかった
予備選考通過作品である
「あと一歩で賞」の10名にも
私の名前はなかったのです。

がんばって書いて送ったのに
こうした結果だったのはショックでしたし、
悔しかったです。

 

1年ほどたって
今回の第2期が募集されたわけですが、
また第1期のように
みじめな思いをするのはイヤでした。

前と同じことをやっていては
同じ結果になるだけなので、
何かを変えないといけません

「誰でも書ける」文章ではダメ

実は、第1期の入選作を読んで、
私の作品に足りなかったところが
見えていました。

それは、
「誰でも書ける」文章ではダメ
ということです。

 

私は将棋のある部分の
魅力を伝える文章を書いて
応募したのですが。

結果発表のあとに
自分の作品をあらためて読み返してみると、
ネットで調べればわかることばかりで、
誰にでも書ける文章になってしまっている
ことに気づきました。

そういう文章だと
読んだ人が心を動かされるようなことはなくて、
つまらないのです。

 

そもそも、
客観的な事実などを書くだけであれば、
プロの記者の方がよっぽどうまく書けます。

わざわざ読者から
原稿を募集するまでもありません。

そんな文章を書いていたのでは「新人王戦」で
入選できるわけはなかったのです。

 

一方で、入選作はいずれも
その人だからこそ書ける文章
になっていました。

その人の経験や感情が盛り込まれて、
読んでいておもしろくて
ひきつけられる文章だったのです。

 

「誰でも書ける」文章ではダメ。

これが私が第1期で
ボロボロになって得た学びであり、
第2期では「誰でも書ける」文章には
ぜったいにしない

と決意していました。

「自分語り」になってもいけない

「誰でも書ける」文章を避けるには、
自分の話をたくさん盛り込む
ことになります。

私はこう考えた、
私はこう感じた、
私はこういう行動をした、
という話をすれば、
それは私にしか書けない作品に
なるでしょう。

ただ、これをやりすぎると
「自分語り」になってしまいます。

 

第2期のテーマは「推しの棋士」で、
あくまでも主役は棋士です。

読者に棋士の魅力が伝わるような文章を
書くべきであって、
「自分語り」ではいけません。

誰も一般人である私のことなど
別に知りたくはないのです。

 

だから、
「誰でも書ける」と「自分語り」のバランス
が問題になってきます。

このバランスをどうとればいいのか、
私は悩みました。

 

 

どういった内容を書くか自体は、
わりとすぐに決まりました。

私の推しの棋士といえば
藤井猛九段

忘れられない推しの名局として
58期王座戦の挑戦者決定戦について書けば、
書きたいことはいくらでもあります。

あとは「2000〜3000」の
文字数に抑えつつ、
「誰でも書ける」と「自分語り」とのバランス
をどうとるかです。

「自分語り」寄りでバランスをとる

ただ、私には
はっきりした方針がありました。

それは、
また「誰でも書ける」文章を応募して
同じ失敗はしたくない

です。

 

せっかく自分で分析して
ダメだったところがわかったのに、
バランスをとろうとして
また「誰でも書ける」ほうに振れてしまっては
反省がぜんぜん活かされていません。

ちょうどいいバランスは
いくら考えてもわかりませんでしたが、
どうせ失敗するなら
「自分語り」をやりすぎて失敗しよう

と腹を決めました。

そうして書いたのが
こちらの作品です↓

 

 

私を中心にすえて、
私が藤井猛九段のことを知って
だんだん好きになって応援する、
という話の流れで書いています。

そして、藤井九段の影響で
私は大きな決断ができたと。

この応募作は、
私の中ではかなり
「自分語り」に寄せています

 

これが吉と出るか凶と出るかは
賭けでした。

結果、最終選考まで残ることができたので、
私の賭けは成功したのかな、
と思っています。

入選作の傾向と松本渚さんのツイート

私は第2期の入選作5つを
「誰でも書ける」と「自分語り」とのバランス
という視点で読みました。

やはり私の基準では
「自分語り」寄りの作品が選ばれている
のかなと感じました。

ただ、私の作品よりは
「誰でも書ける」の要素も強くて、
バランスがとれている印象です。

 

このバランスについては、
審査委員のひとりである松本渚さん
(マンガ「将棋めし」の作者)
が、とても勉強になる
ツイートをしてくれていました。

こちらは6つのツイートで
ひとつの文章になっており、
クリックかタップをして
スレッドを表示すれば
ぜんぶ読めます↓

 

松本渚さんのツイートの内容は、
私が悩んでいた問題と一致していました。

審査委員としては
こういう視点で評価をしているんだな
とわかりましたし、
私が考えていたことは的外れではなかった
と思えてホッとしました。

まあ、アタマでわかっていても、
実際にバランスをとるのは
難しいのですが。

物理学が根っこにある私のクセ

最後に。

”書く将棋”新人王戦に限らず、
私の書く文章は全体的に
「誰でも書ける」に寄っています

このブログに書く記事も、
意識せずに書いていると
どんどん「誰でも書ける」文章に
なりがちなのです。

この原因というのは
はっきりしていて、
それは
私の根っこにあるのが物理学だから
です。

 

私は大学と大学院で
物理学を専攻しました。

物理学の基礎となる考え方が
「再現性」です。

物理学の理論計算や実験は
世界のどこでだれがいつやっても
同じ結果にならなければならない、
という原則があります。

人が違えば結果が変わるような実験は
物理学では何の価値もありません。

だから、論文などの文章を書くときには、
「再現性」を確保すること
がとても大事な条件になります。

 

この物理学の考え方が
私の中には染みついているので、
どうしても「誰でも書ける」文章に
なりがちなのです。

誰にでもわかりやすく
論理的に説明するのには
役に立つクセなのですが、
人の感情を動かすような文章を書くのには
向いていません

 

 

その意味では、
第2期”書く将棋”新人王戦で
「自分語り」寄りの文章を書こうとした
ことは、
私にとっては大きなチャレンジでした。

そして、
最終候補にまで残れたということで、
私の挑戦はある程度は成功したと言えます。

「誰でも書ける」文章しか書けなかった
1年前の自分と比べたら、
大きな進歩です。

 

だから、入選を逃したのは残念でしたが、
第2期”書く将棋”新人王戦に応募したことで、
私にとっては得るものが大きかったと
感じています。

まとめ

・第2期”書く将棋”新人王戦に私は応募して、
最終選考まで残ったが入選は逃した
・前回は「誰でも書ける」文章で失敗した
・今回は反省を活かして「自分語り」に寄せた
・両方のバランスをとるのが難しい

 

「誰でも書ける」と「自分語り」の
バランスをどうとるかは、
あらゆる文章で問題となります。

私が物理学の影響で
「誰でも書ける」文章になりがちなように、
誰でもどちらに寄りがちかという
クセがあるもの

だと思います。

そのうえで、
自分に足りない方を
取り入れることができれば、
自分の表現の幅が広がり、
思い通りの文章が
書けるようになるはずです。

 

まずは自分のクセを自覚するのが第一歩。

自分はどちら寄りなのか
考えてみると
おもしろいかもしれません。

私自身も
このバランスをどうとるかには、
今後も苦労しそうです。

 

 

最後にもう一度、
リンクを貼っておきます↓

 

 

 

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