叡王戦のクラウドファンディング、大成功に終わった最終日

叡王戦クラウドファンディング最終日

叡王戦のクラウドファンディング。

5月14日に始まって
1ヶ月間にわたって支援を集めてきましたが、
本日最終日を迎えました。

これまでの将棋界になかった
この新たな試みは、
最終日の時点で
目標金額の200万円を大きく超える
1100万円以上を集めておりすでに大成功。

しかし、叡王戦主催者のドワンゴは
これに満足せず、
最後の6時間で支援をさらに集める仕掛けを
用意していたのでした。

大人気となったクラウドファンディング

第5期叡王戦のクラウドファンディング。

叡王戦のためにお金を支払うと、
見返りとして色々なリターンを
得ることができます。

クラウドファンディングの
ページはこちら↓

対局の「振り駒兼見届け人」
なることができる権利など、
魅力的なリターンが
たくさん用意されていました。

私自身も5万円を支援して
四段〜六段予選トーナメント決勝の
「振り駒兼見届け人」になる権利を
獲得しました。

詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

このクラウドファンディングは
とても人気が出て、
募集を開始した当日のうちに
目標金額の200万円を
突破してしまいました。

それ自体は喜ばしいことなのですが、
数量限定のリターンが
次々に売り切れてしまい、
それ以上の支援が集まりにくい状態に
なってしまったのです。

クラウドファンディングの募集期間は
1ヶ月間もあるというのに、
これではあまりにももったいない。

そこで、ドワンゴも対策をとりました。

追加リターン

募集開始の3日後の5月17日には、
「追加リターン」として
以下のものが用意されました。

・ぬいぐるみ
・Tシャツ
・マスキングテープ
・スマートフォン壁紙

どれも叡王戦らしいデザインで、
他では手に入らない
オリジナルグッズです。

手に取れるグッズなので、
それまでに用意されていた
「振り駒兼見届人」や
「トーナメント抽選権」
などとは違った種類の
リターンでした。

それまでに用意されていたリターンは、
支援額が高額なものが多かったです。

そこで、
少額でも支援できるようにと
こうした「グッツ」が
用意されたのかなと
私は最初は思いました。

しかし、実際に金額を見てみると
意外と高額で驚きました。

「根性」Tシャツと
不倒・根性マスキングテープは
セットで1万円。

「叡王戦テレビちゃん」ぬいぐるみは
単品で1万5千円です。

こんなに高くて
支援者はいるのだろうかと
心配になってしまいましたが、
実際にはどちらも
数十人の支援者が集まりました。

さらにはその後の6月7日、
さらなるリターンも
追加されました。

グッツの路線として
永瀬拓矢叡王による直筆色紙と、
従来の参加権の路線で
「振り駒兼見届人」のリターンです。

今度用意されたリターンは
強気の価格設定が特徴。

なんとその額、100万円

羽生善治九段と
藤井聡太九段の対局の
「振り駒兼見届人」が
それぞれこの金額で
募集されたのです。

また、開幕局である
2対局については
セットで30万円で
募集されました。

これらの追加リターンの
最大のウリは、
対局者が指定されていること
です。

「振り駒兼見届人」は
他にも多くの対局で
設定されていますが、
いずれも対局者は未定です。

誰がトーナメントを
勝ち上がるかがわからない以上、
これは当然のことです。

しかし、将棋ファンには
「自分の好きな棋士の対局」
にこだわる気持ちが強くあります。

特に羽生善治九段や
藤井聡太七段にはファンが多く、
高いお金を払ってでも
「振り駒兼見届人」をしたいという人は
一定数いるでしょう。

そんな「誰が対局者か」
というところを明確にした
これらの追加リターン。

高額にも関わらず、
すぐに支援が集まりました。

羽生九段や藤井七段だからこそ
100万円を出す人がすぐに現れたとは
言えるかもしれません。

一方で、
丸山忠久九段、鈴木大介九段、
佐藤康光九段による開幕局も
30万円で売れました。

このことから、
羽生九段や藤井七段ほどの
スター棋士でなくても、
どの棋士の対局なのかが
あらかじめ決められていれば
高額を出す人はいる
と考えられます。

棋士を指定することの威力は
今回の件で
主催者も気付いたでしょうから、
今後のクラウドファンディングでは
こうした形式のリターンが
増えるのではないでしょうか。

ストレッチゴール

クラウドファンディング最終日。

午後6時10分に
ドワンゴから「活動報告」が投稿され、
支援者にメールが配信されました。

クラウドファンディングの
募集終了まで6時間というタイミングです。

私にもメール届いたので確認すると、
ストレッチゴールのお知らせ」
という内容でした。

終了までに目標額の700%(1400万円)の
支援が集まれば、
支援者全員に
追加でプレゼントを用意するというのです。

プレゼントの内容は
第5期叡王戦七番勝負のポスター画像データ

データなので配布に費用は
ほとんどかからないので、
運営者からのプレゼントとしては
お手軽です。

配布は来年4月ということで、
支援したことを忘れてしまいそうな時期が
設定されていました。

ストレッチゴールが告知された時点で
支援者は618人、
支援額は約1185万円。

達成率は592%でした。

ここから6時間で約215万円
上乗せしようということで、
高めの目標です。

お祭り感を出して盛り上げようという
運営者の意図が感じられます。

最終日を見守る番組

ストレッチゴールが発表された後、
午後7時からは
ニコニコ生放送で
このクラウドファンディングの
番組が始まりました。

その番組名は
「第5期叡王戦クラウドファンディング
最終日を見守る番組」

出演者や番組内容がよくわからないまま
放送枠だけ確保されているという、
謎の番組でした。

始まってみると出演者はおらず、
基本的にクラウドファンディングの画面を
映し続けるだけの内容。

それでも
「このゆるさがニコ生のいいところ」
など好意的なコメントが多かったです。

午後7時半前には
1200万円を達成。

番組中では2回にわたって
「CM決定戦」
行われました。

クラウドファンディングの
支援者の名前を表示するCMを
どのような映像にするか、
視聴者のアンケートで
決めようというもの。

以下の3つのパターンの映像が
用意されていましした。

「叡智」篇
「名曲」篇
「難問」篇

結果、西尾明七段による
ギター演奏が特徴である
「名曲」篇
が一番人気でした。

今後、叡王戦の中で
このCMを目にすることになりそうです。

また、午後10時には
第5期叡王戦のPV
初のおひろめ。

今回のPVも
いつも通りカッコよくて、
視聴者のコメントも
大いに盛り上がっていました。

午後10時半過ぎには
1300万円を達成。

最後の1時間ほどは
運営の方が電話出演。

そして午後11時59分ごろ、
終了のギリギリのタイミングで
1400万円を達成

もう間に合わないと思っていたら、
終了間際に
急激に支援金額が伸びた
のです。

私も生で放送を見ていましたが、
劇的な展開で興奮しました。

最終金額は
14,062,100円。

支援者は785人でした。

ストレッチゴールも達成して、
大成功での終了となりました。

ゆるい番組でしたが、
番組視聴者は3万3千人超え、
コメント数も2万2千を超え。

ニコニコらしいゆるさで、
この番組自体も
成功していました。

まとめ

第5期叡王戦のクラウドファンディングは
大成功となりました。

追加リターンもうまく活用して、
目標金額を大きく超える
支援金を集めたのです。

さらに最終日には
ストレッチゴールと「見守る番組」
という仕掛けを用意して、
ラストスパートをかけたのです。

結果的には
ストレッチゴールを達成し、
1400万円以上もの金額が
集まりました。

これだけ成功したからには、
叡王戦では来年以降も
クラウドファンディングが
行われるのではないでしょうか。

もしかしたら、
他の棋戦や将棋イベントなどでも
クラウドファンディングを
利用する動きが出てくるかも。

今後の動向にも注目です。

こちらの記事も
合わせてどうぞ↓

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