梅澤浩太郎のブログ。目標・理念は「スキルを進化させつづける人になる」。

「ブランディング・ファースト」の書評・感想~有益なポイント3つ~

 
「ブランディング・ファースト」の書評・感想
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梅澤 浩太郎
1987年12月生まれ。群馬県在住。「スキルを進化させつづける人になる」を目標・理念として活動中。私の過去の経験や学んだことをまとめた電子書籍「失敗しない思考法」を今だけ無料でプレゼント中。「将棋マッチ」にて、将棋を教える仕事もしています。

「ブランディング・ファースト」の書評・感想

「ブランディング・ファースト」
という本を読みました。

この本は、
ブランドやデザインの重要性を説明し、
それらを強化するにはそうすればいいのか、
手法や手順を具体的に紹介した本です。

 

私はこれまでに
似たような本を何冊も読んできましたが、
本書には他の本にはない有益だと思えるポイント
が3つありました。

①「ブランディングの本質はインナーにある」
②著者がデザインと現場事情の両方を熟知している
③中小企業の経営者が読者ターゲット

 

これらの特徴があるので、
人に勧められるいい本だなと思いました。

3つのポイントについて
順番に書いていきます。

「ブランディング・ファースト」の良い点

「ブランディング・ファースト」は
こちらの本です↓

 

私は昔からアップルという
ブランドが好きです。

iPhone、iPad、Macなど、
アップル製品をたくさん買ってきました。

創業者のスティーブ・ジョブズの伝記や、
デザイン責任者のジョナサン・アイブ
について書かれた本も読みました。

アップルに書かれたどの本でも、
ブランドやデザインの重要性
について強調されているので、
「ブランディング・ファースト」の内容には
すでに知っていることが多かったです。

 

・ブランドとデザインは一体である
・デザインとは単なる見栄えの良さではなく、問題解決そのもの
・開発の初期段階からデザイナーを関わらせるべき
・ブランドの背景にあるストーリーが重要・・・

 

これらはいずれも大事な内容であり、
知らなかった人にとってはためになるでしょうが、
私にとっては聞いたことのある話
と言えます。

ですが、私もこの本ではじめて知って
勉強になったことはもちろんあり、
「ブランディング・ファースト」には
これまで読んだ本にはなかった
良い点があることにも気づきました。

そのポイントは3つあります。

①「ブランディングの本質はインナーにある」

まず1つ目のポイントは、
「ブランディングの本質はインナーにある」
というメッセージです。

 

インナーというのは
社内で働く従業員のこと。

「ブランディング・ファースト」で
何度も強調されているのが、
従業員に向けたブランディングである
インナーブランディングが重要

だということです。

こうした考え方は
私にとって斬新でした。

ブランディングというのは
ユーザーや取引先など(アウター)に向けて
行うものだと
思っていたからです。

 

でも、本書によれば
ブランディングにおいて
インナーとアウターは車の両輪のようなもので、
そもそもインナーとアウターに
「切り分けること」自体がナンセンス

そしてどちらかといえば、
まずインナーからはじめ、
それからアウターへと展開していく
ものだそうです。

 

 

たしかに言われてみれば
ブランドを作っていくのは
社内の従業員なのですから、
インナーブランディングが
大事なのはわかります。

どうしていままでインナーブランディングの
重要性に気づいていなかったか、
その理由を考えてみたところ、
自分なりの答えが見つかりました。

その理由とは、

社内向けの価値観の共有というのは
これまで別の言葉で表現されてた

ということです。

 

社員で共有したい価値観は
「企業理念」「ビジョン」「ミッション」
などと呼ばれていて、
これらであれば私もなじみがありますし、
どの会社にもあるものでしょう。

企業理念などはブランディングの一部であり
アウターブランディングとは切り離せない

という主張が、
私は斬新だと感じました。

 

この意識を持っておくだけでも、
ブランディングに対する考え方が
かなり変わってきそうです。

少なくとも、
広告をバンバン売って
自社や製品の良いイメージをユーザーに植え付けることが
ブランディングだとは思わなくなるでしょう。

 

ブランドはまず社員が共有して、
社員がブランドにのっとった行動をすることで
生まれてくるもの

そうしてできた価値観や世界観が
ユーザーや取引先にも共有されて、
本当のブランドになるのです。

この考え方は勉強になりました。

②著者がデザインと現場事情の両方を熟知している

2つ目のポイントは、
著者がデザインと現場事情の
両方を熟知している

ということです。

「ブランディング・ファースト」の
著者である宮村岳志さんは、
ブランディングのコンサルをしつつ、
自身でデザインもされるようです。

この両方をできる人は貴重で、
そんな人だからこそ書ける本になっていることが
本書の大きな魅力です。

 

著者は多くの企業の
ブランディングに関わってきた経験から、
ブランディングについて
どんな誤解をされやすいかが
よくわかっています。

それを反映して、
ブランディングというのは
ロゴマークを変えるだけの話ではないとか、
デザインというのは
単にビジュアルを作成するだけではない、

といった話が多いです。

そのうえで、
その誤解されやすい部分を
ていねいに説明してくれるので、
とてもわかりやすくなっています。

著者自身がブランディングの説明をする中で
何度も相手の無理解に苦しんだ経験
があるからこそ、
効果的な文章が書けるのでしょう。

 

 

また、著者自身が
デザインについて深く語れることで、
経営者としての視点と
デザイナーとしての視点を
両方持つことの重要性

がダイレクトに伝わってきます。

両方の視点を持った人材になることが
大事であることは
理屈ではなんとなくわかっていても、
そんな人材になれば
具体的に何ができるようになるのか、
私はいままで実感として理解できないままでした。

 

でも、「ブランディング・ファースト」を読むことで、
経営者としての視点と
デザイナーとしての視点の両方があれば
こんな思考ができるようになるのだと、
よくわかりました。

本書は大学教授にも、
デザインができない経営者にも、
経営がわからないデザイナーにも、
現場事情をよく知らないコンサルタントにも
書けない本。

これが読めたのはラッキーでした。

③中小企業の経営者が読者ターゲット

3つ目のポイントは、
中小企業の経営者が読者ターゲット
ということです。

 

「ブランディングは大企業がやるもの」
というイメージは、
多くの人が持っているものだと思います。

だいたいブランディングの成功事例として
取り上げられる企業はお決まりで、
アップル、コカ・コーラ、スターバックスコーヒー
などです。

これらの企業は本書にも登場して、
これには私は正直「またこれか」
という感じでした。

大企業の事例ばかりが登場すると、
中小企業には関係ない
という思いが強まってしまいます。

 

でも、本書はそうした定番にとどまらず
規模が大きくない企業の例も
多数取り上げていましたし、
中小企業こそブランディングが大事だ
というメッセージがはっきりしていました。

全体としてみれば優れた点が多い日本企業が
世界の中で存在感が薄いのは
ブランディングがヘタだからではないか、
という主張も印象的でした。

そのうえで、
日本の中小企業がどうすれば
ブランディングを成功させられるのか、
その方法と手順を具体的に書いてくれています。

 

その内容はよくある
「机上の空論」的なものではありません。

現場で色々な壁にぶちあたってきたからこそ書ける
細やかな注意点があったり、
理想通りにいかないところはどう妥協すればいいか
ということに言及されていたりして、
とても実用的だと感じました。

ここまで書いてもらえると、
これを読んだ中小企業の経営者も
「いっちょウチでもやってみるか!」
と思えそうです。

 

私自身も個人事業主なので
言ってみれば経営者ですし、
こうしてブログなどで発信するうえで
「自分自身がブランド」
という意識が大事だと改めて思いました。

本書を読んで
自分自身のブランディングに
役立てられる部分があったので、
これから実践していくつもりです。

まとめ

「ブランディング・ファースト」は有益な本で、ポイントは3つ
①「ブランディングの本質はインナーにある」
②著者がデザインと現場事情の両方を熟知している
③中小企業の経営者が読者ターゲット

 

ブランディングに関する本を
いままで読んだことがない、
という人にもわかりやすい本です。

中小企業の経営者が読んだ場合に
この本は最大の効果を発揮しますが、
そうでなくても勉強になり
経営者の視点を学べます。

難しすぎずサクサク読める良い本なので、
オススメです。

 

 

 

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