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サクレ・クール聖堂の前での「黒人ミサンガ事件」~パリ旅行記15~

 
サクレ・クール聖堂
この記事を書いている人 - WRITER -
梅澤 浩太郎
将棋講師。棋力はアマ四段。 インターネット上で将棋を教われるサイト、将棋マッチを開設・運営しています。 1987年12月生まれ。群馬県在住。 このブログでは自分でイラストを描きつつ情報発信中。叡王戦を支援しています。 将棋を始めたころからずっと、一番好きな棋士は藤井猛九段。 海外旅行が好きで旅行記も書いています。

サクレ・クール聖堂は白く輝く教会で、
モンマルトルの丘の上に建っています。

この美しい建物の前で
私は嫌な体験をしたのです。

私はその出来事を
「黒人ミサンガ事件」
と名付けました。

私と同じ嫌な思いをする人を
減らしたいので、
サクレ・クール聖堂に
行く予定のある人は、
ぜひ気をつけてほしいです。

 

サクレ・クール聖堂に行くなら、
こちらの記事も合わせてどうぞ↓

サクレ・クール聖堂前の広場

5月1日(メーデー)の
午前11時ごろのことでした。

地下鉄の駅を降りて少し歩き、
サクレ・クール聖堂の前の
広場に着いた私は、
聖堂に向かって歩いていました。

聖堂は丘の斜面の上にあるのですが、
そこまでまっすぐに伸びた道はなく、
広場の左右にある坂道を
登っていく必要があります。

 

その坂道を登りきったあたりで
「黒人ミサンガ事件」は起こりました。

坂道は左右対称で、
自分が坂道を登りながら
反対側の坂道を撮った写真が
こちらです↓

 

矢印のように進んでいき、
丸で囲ったあたりの位置の
こちら側の階段で坂道は起きました。

正面からの写真で
位置を示すとこのあたりです↓

「黒人ミサンガ事件」の発生

坂道を登りながら前方を見ると、
黒人の男数人が
道をふさぐように立っていて、
通る人全員に声を掛けているようでした。

見るからに怪しい。

自分の前を歩いていた二人連れも
ちょうど捕まってしまいました。

自分は一人ですので、
身軽に行動できます。

なるべく関わり合いにならないように
道の端を通って
ススっと通り抜けようとしました。

 

しかし、黒人男の一人は
進路に立ちふさがって
何やら声を掛けてきます。

私は無視して
脇を通り抜けようとしました。

 

そのとき。

 

体の大きい黒人男が
私の腕をつかんで
歩けないようにしてきたのです。

私は「No!No!」と言いながら
男の手を払おうをしたのですが、
すごい力でがっちりつかまれて
ふりほどけません。

 

こちらが力を入れるほど、
さらに強い力を込めてつかんできます。

そうしているうちに、
もう一人の黒人男の仲間も
私達の様子に気づいて
近づいてきました。

黒人男グループによるミサンガの売りつけ

大きな黒人男に
体の自由を奪われて、
私は身の危険を感じました。

やってきた仲間は
逃げようとする私の手首に
ミサンガを巻こうとしてきます。

どうやら、
ミサンガを売ったことにして
お金を請求する

つもりのようです。

 

私はミサンガに
お金を払うつもりはないので、
腕に取り付けられないように
体に力を込め続けて抵抗しました。

黒人男達は
「他の人もやっているから大丈夫」
ということを英語で言って、
隣で同じように捕まっている人を
指し示してきます。

 

何を言っているんだ。

他の人もやっている
なんて理由になるか。

お前らが片っ端から
観光客を捕まえている

だけじゃないか。

 

黒人男たちは
抵抗を続ける私をなだめようと
「どこから来たの?
中国?日本?韓国?」
ということを英語で聞いてきます。

私が「Japan」と答えると、
「こんにちは」とか
片言の日本語で
色々話しかけてきたのですが、
自分はどうこの事態を抜け出すかを
考えていたので、
よく覚えていません。

 

しかし抜け出そうにも、
ごつい黒人男に2人がかりで迫られたら、
力では突破することはできません。

仕方がないので、
おとなしくミサンガを巻かれることを
受け入れるしかありませんでした。

最初に声をかけてきた男が
私の左腕をがっちりつかんだまま、
もう一人がミサンガを
私の手首に巻いてきました。

色の着いた紐が
何本かより合わされただけの、
いかにも材料費がかかっていなさそうな
安っぽいミサンガです。

お金の支払いの断固拒否

ミサンガを巻き終わると、
最初に声を掛けてきた男は
ようやく私の腕をつかむ手を離しました。

次の客を捕獲しに行ったようです。

しかし今度は代わって、
ミサンガを巻いた男が
腕をつかんでいます。

しかも黒人男は
「金を払え」ということを
言ってきます。

 

冗談じゃない。

こんな嫌な思いをさせられて、
お金なんか絶対に払わない。

それがたとえ、1€(130円)ぐらいの
少額であったとしても。

 

私は思いっきり嫌そうな顔をしながら
ひたすら「No!No!No!」を連発しました。

金の支払いに応じる気配は一切見せず、
腕を振り払って
その場を離れようとし続けます。

すると、黒人男は
ようやく私が手に負えない奴だと認めたのか
「わかった、ミサンガを外す」
と言ってきました。

金を払わないのであれば、
せめてミサンガは回収したいようです。

 

そこで私も力を抜いておとなしくすると、
男は私の腕をつかむ手を離して
ミサンガを外し始めました。

私は男がミサンガを外し終わるまで
じっと待ちます。

そしてミサンガが手から外れると
後を振り返ることなく、
急いでその場を離れました。

楽しい気分が台無しに

ようやく自由になってからも
嫌な気分がしばらく残ったままで、
また誰かにからまれるのではないかと
落ち着かない気分でした。

せっかく美しいサクレ・クール宮殿を
眼の前にしているというのに、
とんだ災難でした。

 

観光客の中には、
ミサンガを巻かれて
お金を払う人もいるのでしょう。

私は黒人男たちを見てすぐに、
その手口がピンときました。

ミサンガを巻いた後に
「ミサンガ代として金をよこせ」と
言ってくるのだろうなと。

 

私もはじめからお金を払う気でいれば、
ミサンガをあっさり巻かせて
「わあ、きれい」などと適当な感想を言い、
数百円程度の金を払うという手もありました。

そうすれば、少なくとも
身の危険を感じるような
嫌な思いをすることは
なかったことでしょう。

 

しかし、人が通る道をふさいで
無理やり通行料のように金を取ろうとする
やり方が気に食わなかったので、
今回のような対応をしました。

おとなしく金を払う人達がいる限り、
彼らはこのやり方を続けるのだと思います。

道端でミサンガを売るよりも、
よっぽど手っ取り早く
お金を得られますからね。

最良の対策は回り道

もし、目の前に
検問所のように観光客を
片っ端がから捕まえている
黒人男集団を見つけたら、
取る行動の選択肢は下の3つです。

 

①嫌な思いをするのを覚悟して押し通る
②おとなしく金を払って通る
③回り道をする

 

私のオススメは③です。

すべての道にこうした集団が
いるわけではないので、
回り道をすれば問題ありません。

事前にこういう人達がいると
知っているだけでも、
対策がとりやすいと思います。

私も事前情報があれば、
この道を通らずに
回り道をしたでしょう。

 

サクレ・クール宮殿に行く人は、
十分に注意してください。

「黒人ミサンガ事件」の
被害者が増えないように、
私の体験を役立ててもらえれば幸いです。

似た体験:電車内での演奏

ついでにもうひとつ体験談を。

 

ヴェルサイユ宮殿に向かうため、
高速鉄道に乗ったときの話。

私が乗り込んで席に座り、
電車が発車したときのことです。

列車内で男がギターのような楽器を
かき鳴らしながら歌い始めました。

そして、ひとしきり勝手に演奏して
歌い終わると、
帽子を持って
乗客からお金を集め始めた
のです。

私はお金を集める男と
目を合わせないようにしてやり過ごして
お金は払いませんでしたが、
払っている乗客もいました。

 

「おまえの演奏と歌を聞くために
電車に乗ったわけじゃないぞ。
金なんか払うか。」
という心境。

ただ、お金を集めるやり方としては
うまいなと、感心。

 

電車に乗っている人は
演奏を聞くつもりがなくても
その場から立ち去るわけには
いきませんからね。

演奏さえすれば
確実に聞いてもらえる
わけです。

お金を集めて回っている間も、
乗客はその場に座って
待っていてくれます。

道や公園で演奏するよりも
効率がいいですね。

フランスで感じた金儲けの精神

こういうのを見ると、
なかなかたくましく
お金を稼いでいるな
と思います。

そして、
日本人とはお金を稼ぐことの感覚が
違うなとも感じます。

日本だったら、
営業の許可は得ているのかとか
すぐそういう話になるし、
「電車の中で演奏してお金を集める」
なんてことをしようとする人は
いませんからね。

 

常にお金を稼ぐ機会を
うかがっている
のがフランス流、
というか日本以外での世界標準でしょうね。

逆にフランスにいなくて日本にいるのは、
街頭で募金を呼びかける人。

これには思うところがあります。

ミサンガにしろ電車内での演奏にしろ、
いちおう与えたものの対価として
お金をもらうという形をとっています。

しかし、募金には
価値を提供しようという気がまったくなく、
ただお金をくれとだけ言う。

それは自分には理解できません。

自分にはフランスの感覚の方が
合っているなと感じました。

 

 

さて、今回は
私がサクレ・クール聖堂で体験した
「黒人ミサンガ事件」について書きました。

観光客を相手に
お金を稼ぐのは別にいいですが、
それが強制的だったり
恐怖を与えたりするのは許せません。

あの黒人男たちがやっていることは
間違っています。

 

ただ、「黒人ミサンガ事件」のようなことは
世界中のあらゆる観光地で
起こっていることでしょう。

出くわしたときに
冷静に切り抜けられるように、
心の準備はしておきたいですね。

 

 

 

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パリ旅行記の全記事は
こちらにまとめてあります↓

 

 

 

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梅澤 浩太郎
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